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今日の必ずトクする一言
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●風水別館 Annex version 2024

貴重なCO2が無駄になる炭酸水メーカーの謎(お金を捨てるだけ編)
謎のNcoreアンプとD級アンプの負帰還の謎を探る編
最後に根性を見せたシンクロSS-5100(捨てるチャンスを逸した編)
時代考証がめちゃくちゃなNHK大河ドラマ「光の君へ」編
鳴かぬなら、鳴かしてみようハト時計(敏感接点編)
終活計画ーJCOMネット接続さようなら、楽天よこんにちは編(楽天端末を自宅ルーター編)
終活計画ーAUよさようなら、楽天よこんにちは編(裏目に出たAU家族割引き止め作戦編)
結局紙が無くならないE-TAXのナゾ(令和6年度版、やっぱり紙を提出するか自宅で5年保存する編


貴重なCO2が無駄になる炭酸水メーカーの謎(お金を捨てるだけ編)

今時量販店や電気屋には炭酸水メーカーなるものを売っている。

不肖Webmasterも2種類のメーカー製品を試したことがあるのだが、1度の使用で「こりゃーだめだ、炭酸ボンベがもったいない」と思った。即座に売り払い後述の方式に乗り換えたのである。市場にある小型ボンベをつけて専用ボトルに吹き込むタイプは基本的にほぼ全部がダメである。

まず物理化学の基本からだが、炭酸水では三つの状態が同時に存在して平衡状態にある。

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二酸化炭素(ガス) ⇔ 水中の溶残二酸化炭素(ガス)⇔ 炭酸水
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二酸化炭素を水に吹き込んだ当初は、ガスと水は分かれているが、次第に水に二酸化炭素が溶けていき、さらに二酸化炭素は次第に水と化合していわゆる「炭酸」になる。我々が通常味わう炭酸水は、中央の状態と右の状態が混ざったものである。

上の3つの成分は平衡状態にあるが、放置するとすこしずつエネルギーが低い右側の割合が大きくなる。いったん炭酸水ができると、少々二酸化炭素ガスが抜けても、右の炭酸から二酸化炭素に戻り中央の状態に戻る。

炭酸水をつくるには、圧力をかけた二酸化炭素ガスを水に吹き込み、時間をかけて物理的に振って混ぜる必要がある。そこまではよい。

しかし、市販の炭酸水メーカーでは吹き込んだ後にボトルを機械から外して栓をするが、その間にせっかく圧力をかけてたまっていた二酸化炭素のガスが抜けてしまう。そうするとボトルの中のガスと炭酸水の均衡がかわり、せっかく作った炭酸水から貴重な二酸化炭素が逃げてしまう。

正しく炭酸水を作るには、二酸化炭素の圧力がかかったまま密閉しないと、高価な二酸化炭素が空中に散ってしまうのである。だから店で売っている機械は全部ダメで、高価なボトルを売る業者が儲かるだけである。 最初はWebmasterはこのインチキな仕掛けになっているとは知らなかった。細工のある栓をつけて炭酸水のボトルの圧力をかけた二酸化炭素をキープしたまま機械からはずれるものだと信じていた。しかし、そうなっている機械はひとつもなく、みんな貴重な二酸化炭素ガスが四散してしまうのだ

もちろん、世間ではこのあほらしい炭酸水メーカーを使わずに安価で強力な炭酸水を自作して楽しんでいるユーザーも多数いて、便利な装置を販売している業者もある。

今回、Webmasterがいろいろな工夫を加えた結果完成?したプラント??を公開したい。このプラントでは廃品利用の独自の山本式炭酸水振動装置があり、もはや人力でボトルを振り回す必要がない。

透明なPETボトル(サイズは750-2000ml)があり、左側が少し下げてあるので上面にたまった二酸化炭素が透見できる。ボトルは必ず炭酸水用の圧力に強いものを使用する。ボトル頭部にはワンタッチコネクターとバルブがある。これはネットで出来合いのものを購入板。実は自分でも部品をいくつか入手したが、栓に固定するバルブ部品をどうしてもみつけることができなかったからである。

バルブからは切換え弁とレギュレーターの弁を介して炭酸ガスボンベ5kgにつながっている。切換え弁からもう一本透明なチューブが出ていて、先端にタイヤのニップルと噛み合う金具がある。小容量ボトルでは何度も栓を開ける前に消費していまうので、このスタイルにしている。

使用法は、まずPETボトルに冷水を90%入れて栓をし、10%残った空気をボトルをつぶしておい出したところで弁を閉める。ボトルには圧力のかかった炭酸ガスがたまるスペースがあった方が炭酸を維持しやすいからである。

次にPETボトルの栓のワンタッチコネクターにチューブをねじ込んで固定する。次にガスボンベの元栓、次にレギュレーターの栓、分岐栓、ボトルの栓の順で勢いよく二酸化炭素が吹き込まれるが、しばらくするとガスの流れはちょろちょろと弱くなる。

そこでバイブレーターをボトルと並行に置き、強めの輪ゴムで固定し振動を与える。スイッチは弱だがそれでも振動が強すぎるので、右下にあるパワーコントローラーで加減する。どんなに強力な振動でも溶解する二酸化炭素の速度に限りがあるので、ちょうど効率が良く騒音を発生しない程度にしておく。

当初はこれを樹脂製カゴにいれていたが騒音を発生していた。そこで、図のように周囲がスポンジパッドのパソコン用バッグ入れてチャックを閉め空間にぶらさげておくとほとんど騒音を発生しない。

バイブレーターの時間は振動の強度によるがおおむね5分ないし8分である。5分で中等度の炭酸水となるが、あと3分足すと市販の強炭酸水レベルになる。しかし、炭酸の強さには各人で好みがあろうからお好みに設定していただきたい。

このワンタッチコネクターとバルブが付いたPETボトル栓は優れモノで、栓を逆さにして弁を開けると二酸化炭素の圧力でコップに注水され、しかもガスをロスしない。ただし背が高く冷蔵庫での収まりが悪いので、小容量PETボトルにタイヤ用ニップルをつけたものも併用している。 5kgの炭酸ガスボンベ(ビールサーバー用通称ミドボン)はビール業界が協業して供給しているもので、かつては大手飲料店で充填品と交換してくれたが、最近はできなくなっている。5kgボンベの消費が急に増えたので業界が調査したところ、熱帯魚ファンが大量に消費していることがわかったので一般客に売らなくなったのである。今はネットでボトル交換で購入できるが重いので送料が高いことが欠点である。

ボンベの圧力は約4MPa(40気圧)である。通常のガスボンベは100気圧なので圧力計の故障かと思ったが、室温では40気圧で液化するのでそれ以上は圧力は上がらない。ボンベは約3年経過しているがガスを無駄にしない密閉システムで使う限りは数年持つようである。

というわけで、市販の炭酸ガスメーカーはどれも欠〇品であり、大量の二酸化炭素をロスしつつ真の強炭酸水を作ることは不可能に近く、高価なガスボトルを購入させてムダ金を使わせるシステムなので、くれぐれも騙されないようにしてほしい。


謎のNcoreアンプとD級アンプの負帰還の謎を探る編

最近のオーディオアンプといえばD級アンプが流行している。ネットでも安価で驚くほど大出力のアンプが売られている。

D級オーディオアンプの概念は数十年前から知られており大出力を要するプロ機器軍用やでディスクリートで組まれていたようだが、民生品にもちょくちょく姿を見かけていた。最近では入手したアルパイン社のスーパーウーハーSWD-1600がD級を採用しており多くのディスクリート部品で組まれていた。SWD-1600は筐体がオールアルミダイキャストという贅沢な製品でおそらくコスト割れであったと思われる。

D級にはパルス幅変調PWMとパルス密度変調PDMがあり、安価な民生品にはPWMが、高級品には舶マ調と呼ばれるPDM方式が多い。PWM変調はWebmasterの下手な絵

でわかる通り、数個のアナログICで実現可能だが、舶式はDACとの親和性が高いながらデジタル制御が複雑になるので安物ではあまり見られない。

さてD級アンプのアナログ式負帰還は古くから存在しており、

特別企画普及型D級ICアンプで山本式電流帰還!!(実践編)

のPAM8610のデータシートを見ると、

出力電流センサーからアナログ帰還がかかっていることがわかる。もともとこの回路は出力ショートに対する保護回路で音声パワーICでは一般的な回路からおそらくCRフィルターを経てPWMの前段に帰還させているようである。その効果は驚くべきもので、

このキャラメル大の安価ICでContinuous Output Power 15Wx2、THD+N=0.1%, f=1kHz, RL=4Ωと、最大定格出力15Wで歪率0.1%はこのクラスではありえないほど優れている。ただし、定格を超えると極端に歪率が高くなるのが特徴である。常時フルスイングしているD級の終段からは定格を超えるパワーはビタ一文出ないからだ。アナログICでは定格を超えても歪率の上昇がゆるややかだが、その理由は出力段に保護抵抗などがあってわずかなマージンがあるからである。

通常のアナログアンプで一番歪むのは最終段で大量のNFBをかける必要があるのだが、D級アンプでは最終段はON-OFF動作しかしないので歪が少なく、大半の歪はPWM変換で発生する。そのため、PWM変換を挟んで帰還をかけると劇的に歪を減らすことができる。Webmasterもこのことに気づいたことからPAM8610の電流帰還をトライしたのである。

真空管は歪むと言う人がいるが、真空管の素の歪率は低く、出力トランスを含んでも数%にすぎない。ただし増幅率が低いため少量のNFBしかかけられないので、一般的な半導体アンプに歪率やダンピングファクターが負けているのである。ダンピングファクタの多くはは電流帰還に依存するため、素の歪率が悪く大量のNFBをかけるのが前提の半導体アンプではダンピングファクターが高いのである。もし真空管アンプの前段を高増幅率のオペアンプを組み込み大量のNFBをかければ真空管アンプは侮りがたい。

さて、現在巷ではNcoreなるモジュールを使用したパワーアンプが人気で、その性能がものすごいといわれている。特に、D級アンプでは出力にLCフィルターが入るため内部抵抗が大きく、ダンピングファクターが低めであるところ、Ncoreではダンピングファクターが300であるという。

NcoreのNC400なるモジュールはhypex-electoronics社が業務用アンプ会社にOEMで提供しているしろものである。カタログはこちら、代表的なデータシートはこちらである。

そしてNcoreのダンピングファクターが高い秘密は終段からアナログの前段に多めの負帰還がかかっているからではないかとWebmaster推測している。その理由として、

1)Ncoreモジュールにはデジタル入力がなくアナログ入力しかない
2)基盤にはアナログアンプ用の汎用エラーレポート用以外のデバイスとI/Oがない
3)基盤にDAC様の部品がみあたらない

いかがであろうか。

さて、世の中にはフルデジタルのプリメインアンプもある。デジタルで入力を受け、あるいはアナログ入力をAD変換した後は音量からトーンコントロール等のあらゆるコントロールをデジタル演算するものである。当然PWMやPDMもデジタル演算で行うが、今までのフルデジタルアンプではなぜか出力からアナログ帰還がかかっていなかった。この問題に対し、Qualcomm社やパナソニック社などがデジタル帰還方式を提案している。

我が国でもDENON社がQualcomのDDFA方式のデジタル帰還アンプPMA-150Hを発表している。簡単にいうと、アンプで作成されたPWM信号と、演算で作成した理想的なPWM信号をデジタル的に比較して訂正することで帰還を実現している。さらに、アンプのローパスフィルター後の出力もデジタル変換して負帰還することで、ローパスフィルターの非直線性や電源電圧変動などによるわずかな歪も訂正できるとしている。

確かにデジタル帰還を実現するというのは立派な技術ではあるが、そのメリットは大きいとは言えない。というのはNcoreのようなアナログ帰還と、フルデジタル帰還の性能差がほとんど無いからである。たしかにアナログ帰還なら出力ローパスフィルターも電圧変動もすべて負帰還されるので、現実のNcoreはかなり以前から発売されているフルデジタルアンプより性能が良いからである。

もっともNcoreをOEM供給しているhypex-electoronicsにすれば、デジタルであろうがアナログであろうが高効率で良好な性能を要求している業務用アンプ各社にたくさん売れれば言い訳である。フルデジタル=偉いを標榜してきた大メーカーが手を出しにくいところで設ければいいわけで、実に賢いやり方ではある。

なおQualcomのDDFA方式のデジタル帰還アンプPMA-150Hの記事で、BTLと聞いた時は“そうくるか!”と驚くと同時に、“デノンさんだったらできるだろうな”という信頼がもうありましたね」とか寝ぼけたことを言っている。再度

をよく見てほしいのだが、キャラメル大の安物D級ワンチップアンプチップ(時価100円か)でもBTLになっている。確かにDDFA回路を4つ用意しましたという意味であろうが、D級アンプは安物から高級品までBTLが普通であり、業務用の大出力アンプはアナログ式であってもBTLが普通だ。BTLなら1電源で良いし出力が4倍になるからである。

Webmasterが変造したアルパインのSW-1600は、

車用サブウーハーのブーミーな音のナゾ(KSC-SW01とSW-1600編)
アンプはディスクリートで組まれたD級だが、発売が2004年でも最大出力は150Wもあった。現在ではD級アンプは一般的になっていて、以前は機器後面にあったアルミダイキャストとかの放熱器が消失したりしている。D級おそるべしである。

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最後に根性を見せたシンクロSS-5100(捨てるチャンスを逸した編)

昨年、

オシロスコープを修理するためにオシロを買う矛盾編(ミニオシロ繁殖編)

で書いたように、終活に向けてますますレゾンデートルを問われる岩通シンクロSS-5100だが、トリガーの修理に着手することにした。

現在入力2chと時間軸も校正してオシロとしては動いているが、トリガーが効かない。パネルにスイッチを多用していて、おそらくトリガー入力選択SW、信号形式選択SW、レベルVol、極性(プッシュプル)のどこかの接触不良ではないか。というか、トリガー回路自体の故障ならやっかいだ。

米国のサイトを漁っていたら上級機SS5710など数種類のオシロの回路図を見つけた。基本的に信号チャンネルからとEXTからのトリガーを切り替え、増幅してダイオードとトランジスターからなるコンパレーターを動かす仕組みである。トリガーをワンショットにしてレベルVRをいじると時々ランプが点灯して一発スイープすることからトリガー回路自体は生きているようである。

とするとコンパレーターに至る回路ということになり、信号チャンネルのセレクターが怪しい。しかしかちゃかちゃしても動作する兆しが無い。そのスイッチはパネルをはずし上の基盤をはずさないとアクセスできないところにあり、しかもスイッチは非分解構造のようで破壊的分解するか、あるいは気長にカチャカチャオンオフするかだ。

やはり捨てるべきか。といっても、ブラウン管オシロの廃棄は簡単でない。脳裏には分解して取り出したブラウン管を紙とビニールで多重に包んでトンカチで割って処分する光景が浮かんで、なぜか涙が出てきた。

分解するにしてもまず基盤の清掃を行った。特に高圧部分は丁寧にホコリを払った。このオシロもテクトロのサービスマニュアルをパクったものであろうが、やはり日本製部品の品質と組み立て精度は米国製を大きく凌いでいて45年動いてきた。普及価格帯のこの製品にもガラスエポキシ基盤に高級なボリュームやスイッチ等が使われていて、ケミコン類もひとつとして液漏れしていない。同じクラスであってもケンウッドやリード、日立、松下のものより作りがかなり良い。

流れる波形をみながら、かちゃかちゃとスイッチを数百回はオンオフしたがやっぱり止まらない。いよいよだめかと思ってさらに100回ほど押すと掃引が一度ぴたりと止まった。接点復活スプレーをかけたいところだがスイッチ内に送り込めない構造なので、さらに数百回オンオフしたところ止まるようになった。止まらないときは数回押すと止まるという様子である。このオシロは最後に根性を出して命脈を保ったのだ。

おそらく機械もUSBオシロが来た時点で一度は観念したのだろうが、最後に一目トリガーが効く所を見せたかったのかも知れない。そうして道具箱を漁っていると、もう一個怪しい測定機が出てきた。

それはSOAR社のFC-841である。キットを組んだのは昭和50年頃だと思われるが、いまでは電子テスターにおまけでついてくるFカウンターは当時のアマチュアには高嶺の花であった。ただし感度が悪くその後登場したテレビ用のビデオICをかまして使っていた。そういえば、当時の友人は一桁ニキシー管カウンターというのを自作していた。タイムベースを切り替えて複数桁計測するのである。

当時持っていた計測器といえば、高周波発振器としては自作ディップメーター、低周波発信器としては指!と1石シグナルトレーサーと自作秋月のICL8038FGキット、三田ミニブリッジの自作コピー品があったが、10回の引っ越しと留学中に散逸して、残っているのはFC-841だけである。

裏には電源端子があるが、通常と極性が逆だと注意書きが貼ってあった。そこで回復したSS-5100と怪しいカウンターの同窓会みたいな記念写真をとった。CAL信号は0.8Vの1KHzのはずだが、カウンターは3.19kHzと変な数字が出ているがこれはこのままで良いのかもしれない。

SOAR社は長野県の坂城に1974年に誕生し、デジタル計測器で先行し一時は世界第二の電子テスターメーカーとなったが円高化で1988年倒産したという。しかし一部の社員が株式会社カスタムを立ち上げて現在も計測器メーカーとして存続しているらしい。そういえばWebmasterが40年使っている電子テスターもSOAR社製だった。スイッチが接触不良になっていたが分解清掃で回復した。

Webmasterも定年で現在の役場から別の役場に移ることになった。今どきオーディオはキャラメル大のICでステレオの20Wx2が出る時代だし、実家にのこしてきた送信管807や6146Bとか二度と出番は無いだろう。手持ちの無線機に火を入れてもバンドはがら空きである。パケットコントローラーも先日すべて処分したところだ。

結晶化しつつある趣味であるが、やはり実用中のアドレスv125やNC700やプリウスにキャンピングカーなどは今後も整備しなければならないが、特に実用上必須でない趣味は捨てざるをえないだろう。当分は暇をみてバイクや車で温泉と古墳をめぐることにしたいと思っている。

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時代考証がめちゃくちゃなNHK大河ドラマ「光の君へ」編

以前から時代考証がめちゃくちゃであるとされるNHK大河ドラマであるが、今年は紫式部が主役の「光の君へ」である。

WebmasterはNHKの大河ドラマの時代考証に関しては全く信用していない。以前からおかしいとは知っていたが、その印象が決定的となったのは、2004年の「新選組!」である。あろうことか、坂本龍馬が近藤勇や土方歳三と浦賀に黒船を見物に行く段である。NHKの大河ドラマにはその当時からその後ライバルもしくは関係者とある時期で関係があったことを捏造する癖がある。

昨年の「どうする家康」での築山殿の描写はひどかった。歴史ドラマというよりは、異世界風歴史ファンタジーとでも呼ぶべきであろう。

今年の「光る君へ」だが、やっぱり異世界風歴史ファンタジーそのものであった。そう感じたのは、まず紫式部の母親が道兼に殺される事件である。もちろんまったく史実にない捏造である。また紫式部と藤原の道長が幼馴染という設定も史実にない捏造である。 それより違和感があるのが、道長たちが競う「打毬(ポロ)」を一緒に観戦したり藤原道隆が開いた「漢詩の会」で紫式部と清少納言が才を競うシーンである。

というのは、紫式部は長徳2年(996年)に越前守となった父為時に従い越前に2年間下向し、また長保1年(999年)ごろには藤原宣孝と結婚し一女(大弐三位)を得て子育てをしていた。結婚から3年ほどで夫が死去し、長保4年(1002年)頃から『源氏物語』を書き始めたとされ、寛弘2年(1005年)頃に評判を聞いた藤原道長に召し出され、その娘で、一条天皇の中宮彰子に仕える間に、藤原道長の支援のもと『源氏物語』を完成させたとされている。

例の関白だった藤原道隆が開いたとの設定の「漢詩の会」は花山天皇の時代で寛和の変より前で藤原?子の死後(985年ごろ)なので紫式部は10才くらいで藤原為時と共に参加した可能性は無い。

清少納言が中宮定子に使えたのは正暦4年(993年)ごろから定子が没する(長保2年)1001年である。985年ごろには橘則光と結婚中で982年に生まれた子の則長を養育中であり、まだ幼い定子も参内していないので「漢詩の会」に参加できない。中宮定子が死去した後は再婚相手と藤原棟世の任国摂津に下ったとされているので、紫式部との直接面識はなかった。

そもそも、両者が宮中で活躍した時期に10年以上の差があり、清少納言が朝廷を辞して5年たって紫式部が宮中に参内しているので、両者が同時期に宮廷には存在しなかった。何より、「光の君へ」ではなぜか幼い中宮定子がドラマに登場する前に清少納言が登場するのはおかしい。

古くから清少納言と紫式部はライバルとされるが、清少納言が宮中で枕草子を書いた頃には紫式部のことは知らなかった。なのに紫式部は直接合ったこともない清少納言のことを伝聞や和歌等を根拠にして「紫式部日記」で異様なほどけちょんけちょんに批判しているが、紫式部を清少納言はライバルとして意識せざるを得なかった。それは、「異様にキャラが被っている」からだろう。、

1)どちらも出自が受領クラスの貴族で、父親が国司として任官される受領階級である。紫式部は藤原北家良門流の越後守・藤原為時の娘で、母は摂津守・藤原為信女であり、一門には有名な歌人が多い。清少納言の父清原元輔も受領であり、『万葉集』の読解と『後撰和歌集』の選者(梨壺の五人)を務めた著名歌人として知られていた。曽祖父は『古今和歌集』の代表的歌人である清原深養父で一門に雅楽頭為成・太宰少監致信、花山院殿上法師戒秀、藤原理能(道綱母の兄弟)室となった女性がおり、藤原定家の血も引くとされている。当時の有名歌人は宮中で文才をもって身分以上に遇されていて、皇族のさまざまな催し物に参加することがあった。

2)受領として一家で地方に下った経験がある。紫式部の父為時が(996年)に越前守となった父為時に従い越前に2年間下向していた。清少納言の父清原元輔は(974年)に周防守として下向していた。そのため、宮中だけでなく旅行の経験があり、また地方の文物に接する機会があった。

3)いずれも受領クラスの貴族と結婚して子をなしている。紫式部は999年に藤原宣孝と結婚し一女(大弐三位)を得ている。清少納言は981年頃に藤原斉信の家司橘則光と結婚し子をなしている。定子が死亡した後は摂津守・藤原棟世と再婚して任地に行娘・小馬命婦をもうけた。

4)両者とも娘が歌人として有名である。紫式部の娘の大弐三位も有名だが、清少納言の娘上東門院小馬命婦も歌人として有名で、「紫式部日記」に若く髪の美しく歌が巧みな「左衛門左道順が女」として登場している。因縁深いことに、いずれも彰子に使えており、紫式部の娘の大弐三位の子である高階為家は、清少納言の娘の小馬命婦の娘と関係があった。

『後拾遺和歌集』908番は、為家が最近来れなくてごめんねと小馬命婦の娘に文を書いたところ、母の小馬命婦がなによ今頃プンプンと代返した句である。つまり紫式部と清少納言は孫の代でつながる。当時は貴族は似たレベルの貴族としか関係を持てないのである。ちなみに高階家は在原業平の由来とも言われ、さらなる因縁の深さが感じられる。

5)紫式部は一条天皇の中宮彰子の教育役として、また清少納言も一条天皇の中宮定子の教育役として参内した。ただし時代にには彰子の参内は定子より約10年遅い。彰子と定子はライバル関係にあったが、彰子が活躍した時期には定子はすでに没していたので、皇子継承の戦いがあった。

6)紫式部も清少納言も和歌だけでなく漢詩漢籍の教養があり、特に白氏文集を得意としてた。清少納言は「香炉峰の雪」で有名だが、紫式部も父が男子だったらと言うほど漢詩漢籍に精通していた。当時の和歌はいわゆる漢詩漢籍の本歌取りが多く、深い理解には漢詩の素養が欠かせなかったからである。

7)清少納言は藤原行成や藤原実方を始め多くの貴人から誘われる程度の容色で口から首のラインがかわいかったらしいが、髪の毛が当時流行の輝く直毛でなく天然パーマだったことを気にしていた。紫式部も道長から口説かれたらしいが、容貌よりその才能を評価されたものであろう。

源氏物語「末摘花」の話からおそらく紫式部は鼻かどこかにコンプレックスがあったのであろうが、残された絵は両者とも下膨れで目が細くオチョボ口で白い典型的な平安顔である。おそらく両者とも器量は宮中では並ながら溢れんばかりの才能で魅力のある女性だったのだろう。当時の貴族の男女は直接顔を見ることが少なく、顔を見るのは長々と和歌をかわして合うことに同意が得られた後である。だから「末摘花」のようなことになるのである。

というわけで、紫式部にとって清少納言は自分と身分や境遇が近く、ライバルの定子の教育役であっただけでなく娘の小命婦が黒髪が美しい歌人として活躍しているなど、意識せざるを得なかった。当時黒髪が美しいというのは最上級の美人のたとえだったらしい。

源氏物語に関してWebmasterは数十年にわたって研究?しているが、個人的には「伊勢物語」の影響が強いと感じている、というか、源氏物語の大事件はほとんどが伊勢物語のオマージュというかパクリだと認識している。

例えば、伊勢物語における在原業平〈通名:在五中将〉と光源氏の血筋の件、清和天皇女御でのちに二条后となった藤原高子と密通する話と藤壺の件、皇女で身を清浄に保ち世俗から距離を置いて天照大神に仕えるべき伊勢斎宮と密通した話と朧月夜の件、また二条后との密通の後に謹慎して東下がりした話と須磨への退去の件など、あまりにも無視できない近似性がある。

モデルとなった在原業平は皇族で官位は従四位上・蔵人頭・右近衛権中将でありながら美男で歌人としても有名でさまざまな高貴な女性と浮名を流した。母方では桓武天皇の皇女・伊都内親王で、父方では平城天皇の孫・桓武天皇の曾孫と非常に高貴な身分だが、薬子の変により皇統が嵯峨天皇の子孫へ移ったこともあり、天長3年(826年)に臣籍降下して在原朝臣姓を名乗った。この経緯は光源氏が皇族ながら臣籍降下したことと類似している。

伊勢物語では各段の多くが「むかし、男ありけり」から始まっているのに対し、源氏物語も「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり」と伝聞調の「ありけり」で始まっている点も類似している。

さらに、「伊勢物語」でで伊勢の斎宮との間に生まれた子供は伊勢権守で斎宮頭だった高階峯緒の子、茂範の養子とされ、それが後の高階師尚であるということが、古来流布されている。後の藤原行成の権記によると、行成は一条天皇から立太子について、定子皇后腹の敦康親王と彰子中宮腹の敦成親王のどちらにすべきかについて意見を聞かれた時、「高氏ノ先ハ斎宮ノ事ニ依リ其ノ後胤為ル者ハ皆以テ和セザル也」と、中宮定子の母の高階貴子が在原業平の係累である高階氏出身ということを理由に敦成親王を立太子すべきと奏上したとある。

ということは、単なる架空のお話と思われている「伊勢物語」の斎宮の事件が、紫式部が参内している時期の皇統決定に影響した「某宮中重大事件」だったことになる。とすれば、源氏物語は光源氏との柏木のタブーの連鎖など、宮中の人間がかたずを飲んだ読んだ「週間文春」もしくは「フライデー」のようなもので、皇統に関するタブーは発禁物で貴人のなかでがこそこそと読まれていたと思われる。「伊勢物語」も「あの伊勢の秘密のお話....」としてこそこそと膾炙していたのと同じであろう。

私が高校の時には、習ったのは在原業平の東北への東下りのカキツバタの話で、なぜ伊勢物語と名前がついているかは習わなかった。当時はネットもなく参考書以外に知識源がなかったが、もし斎宮事件について知っていたら、古典をもっと興味深く勉強できてたのに、と思っている。それは源氏物語についても同じだ。今回ここに書かれている文章に似た文章をみかけたら、それはWebmaster由来かもしれない。

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鳴かぬなら、鳴かしてみようハト時計(敏感接点編)

我が家には安物のハト時計がある。設計が悪いのか鳴く回数がすぐ狂ってしまうが、それなりにハトの鳴き声で怠惰な時間を終わって仕事でも始めようか、とのきっかけになっている。そういえば、ここ3ヶ月ほど鳴いていないようだ。

ものはクオーツの壁掛けだが、分解してみると3つの部分になる。まず時計メカ、振り子メカ、ハトが出て鳴く電子音を出すユニットで、これらは独立しているのだ。

電池は単2三本で、左2本がハト鳴きユニットへ、右の一本が時計メカと振り子メカに繋がっている。振り子メカは結構電池を食うようで、右の1本は1年弱で交換の必要がある。

で備忘録的に書くと、後ろの蓋にリセットボタンとアジャストボタンと音量ボリュームがあり、ネジ4個で本体に止まっている。リセットボタンを押すとハトが鳴くが時計の針を回しても鳴かないのである。

後ろ蓋からは音量ボリュームとハト鳴きユニットと振り子メカに2組の電線がでているので、振り子メカとつながっている方のコネクターをはずす。ハト鳴きユニットの配線をはずす必要はない。ハト鳴きユニットはダイアル面に開く窓を本体に固定しているネジ2個をはずし、扉を開く針金をはずしておくと後ろに抜ける。

次に振り子メカのネジ2個をはずすと時計メカと分離するが、長い配線があり振り子と接触しないように支柱にまかれているので注意である。

次にダイアル面から針をはずし、大きなナットと座金をはずすとダイアルと時計メカを本体からはずすことができる。配線を見ると、どうやら時計メカから1時間に1回信号が送られてハトが鳴くようで、ハトが無く回数等はハト鳴きユニットが管理していて、時計メカは単なる接点のようである。まあこのように役割を分担することで、さまざまな種類のシカケ時計が作れるようだ。

さて時計メカだが透けて見える歯車群の写真をとっておく。時計メカの裏ぶたは左右2個の爪と電池ケースの2個の爪でとまっているが、いきなり開けると歯車や部品がパーンと四散して一巻の終わりになる。一つの爪をはずしたらテープで隙間を固定し、次の爪をはずす感じで穏やかに開けるのがコツだ。なくなりそうな微細なパーツがある時はビニール袋の中で作業するのも一つの方法である。作業中には頻繁に写真をとり、歯車にマジックで点などの印をつけておくのも良い。

時計メカは2階建てになっていて、中央のクオーツ基盤の裏側(時計学的には表)に駆動歯車が並び、クオーツ回路のダイヤル側(時計学的には裏)に時針と分針と歯車1個と主導的に時間を合わせる歯車が噛み合う。ただし裏側は振り子ユニットで覆われてアクセスできなくなるので、時間は直接分針を指で回して合わせるのである。

そうすると分針の歯車が開閉するリン青銅製の接点があるが、その片方が折れて落ちていた。メカの蓋にもヒビがあるところをみると、Webmasterが無線ルーターの作業のときに時計を落としたような気もするが定かでない。

いろいろためすと、どうやらこの接点は普段はOFFであり、分針のでっぱりが引っ掛けて曲がり、それが開放されて戻る時の勢いで短時間ONとなりハトが鳴く様子である。

リン青銅はマイクロスイッチやリレーなどの接点で使われているが、適切な厚みと長さのものを切り出さないといけないのが面倒である。そこで、元々の接点をごく薄くハンダで接続し、ポリイミドテープ(カプトン)で挟んで補強することにした。針で接点の間隔を調整することで、普段は微妙にoffでありながら、弾かれて戻る時に短時間ONになるように追い込んだ。

最近の接点は電子化により流れる電流が小さいので酸化で容易に接触不良になりやすい。したがってクオーツの目覚まし時計などではやはりカムで接点を持ち上げて落とすようなシカケが多い。そのときの微細なショックで酸化被膜を突破するためである。この時計もときどき鳴き損なって鳴く回数が狂っていたが、おそらく輸送時のショックなどで調節がわずかに狂っていたのだろう。

というわけで完成だが、元はといえばおそらくWebmasterが落とした?のが原因のようである。そのお詫びに、プラモデルの汚し塗装のようにスポンジで黒を塗って風格を出してみた。欲目にみえれば安物がなんとなく少し高そうに見えてきたので良しとした

いずれにせよ、この手のカラクリ時計にはショックを与えないように注意が必要である。

追加

修理した接点では保持力が弱いようで時々鳴くのをサボるようになったので、マイクロスイッチの電極を切り取ったものに交換してみた。このほうが安定して鳴いてくれるようである。 最初に戻る


終活計画ーJCOMネット接続さようなら、楽天よこんにちは編(楽天端末を自宅ルーターに編)

さて、我が家がある町内は独自のCATV網を持っていて、中心部に集約したアンテナと機器からケーブルに配信して地上波とBSを視聴できるシステムになっていた。町内では電気、電話、CATVはすべて地下配線のために町内に電柱は一本も無い。

しかし運の悪いことに中心部のアンテナと機器が落雷により損傷し回復に多額を要した。そこでJCOM社に回線と権利を譲渡し、そのかわり通常より安い価格で電話やCATVやネット接続を供給する契約を結んでいる。

たしかに市場価格より安い料金だったのだが、その後のネット接続の変化により必ずしも安価では無い状態になっていた。たとえば自宅の場合、

【パック料金】
 NETパック 5,380 円
   320Mコース 
   PHONE プラス 
【テレビ】
 スタンダード 2,480 円(CATV、BSを含む)
【固定電話】
 発信番号表示 400 円
 ユニバーサルサービス料 2 円
 電話リレーサービス料 1 円
 通話料金(国内) 553 円
 auまとめトーク割引 -449 円
【その他】
 その他特別割引 -1,400 円
 消費税等 697 円

合計 7,664 円
個人的には黒電話の通話料、CATVはそれほど高くはないが、NETパック5380円は高いように思う。CATVも放送でなくオンデマンドのAMAZON PRIMEやNHK+を見ることが増えていた。

そこで、電話はそのまま、テレビはCATV部分は解約、またネットも解約したらどうなるか見積もりをとった。その結果、電話はそのまま、テレビは地上波BSに加え少数チャンネルのCATV、そしてネット解約の工事費に2万以上を要するという。これはセットトップボックスやネットモデム等が撤去となるからだという。

今どき家にネットを引かず、携帯スマホと同じ電波を利用した家庭用ルーターを使う客もいるし、有線電話やテレビが不要の客もいるだろうから、こんな工事費を請求するようなら今後JCOMの商売は厳しいのではないか、と話したところ、JCOMのそのことを危惧していて、工事費については一つ提案がある、と言う。

それは、電話はそのまま、テレビはCATVとBSに加えオンデマンド機能をもったセットボックスとの交換を含んだ場合、工事費は格安?の5000円となる。なおオンデマンド聴取は自宅テレビやPCだけでなくスマホ等でも複数のユーザーが同時聴取が可能である、と言う。

説明を見るとPCやスマホでAmazon Prime等と似たようなホームページでオンデマン信を選べるようである。機能や番組はAmazonPrimeを始め多くのオンデマンド商売と被るが、AmazonPrimeは他にもいろいろなリットがあるので被るのも許容範囲かと思った。いずれにせよ工事費に2万以上払う気にはなれない。そこで、

【テレビ】
 J:COM LINK利用料 0 円
 シン・スタンダード 2,660 円
【固定電話】
 PHONE プラス 1,330 円
 迷惑電話自動ブロック 300 円
 迷惑電話自動ブロック300円×6ヶ月 -300 円
 発信番号表示 400 円
 ユニバーサルサービス料 2 円
 電話リレーサービス料 0 円
 通話料金(国内) 16 円
消費税等(消費税率10%) 440 円
合計金額(消費税率10%) 4,848 円

というわけで、7664-4848=2816円安くなった。ネット接続を外した割にはあまり安くなっていないが、CATVが新しいセットトップボックスでCATVの放送だけでなくオンデマンド聴取対応になったことで180円高くなったためである。

これでネット接続に2816+180円=2996円使えるわけだが、いろいろ変わったわりには楽天最強プラン2880円(税込み3168円)と大差無い。

JCOMに言わせると、大差なく見えるのは町内の施設を継承した特殊事情でシン・スタンダードTV通常月額 5,522円(税込6,074円)を 2,660 円に大幅割引しているせいである。本来のNETパック 5,380 円からすれば楽天モバイルはかなり安いと思う、と言っていた。担当は本業のCATV事業が今後どうなるかは本当に見えず不安だと言っていた。

さて、Webmasterは手持ちのPOVOからMNPで楽天モバイルと契約し、端末は1円Hand5Gが売り切れなので、格安のシャープsensus6契約とした。到着したSIMは、WiMAX2+のルーターにつかっていたHuwaeiのSpeed NEXT W05を使った。

これはWiMax2+対応だがエリア外ではAUの4GLTEエリアを使う。実際に自宅で、5G対応のSense6やRdomiNote11、4GLTE対応のSense3、ArrowRX、SIMフリー化したAndroid-ONEとDIGNOE、元々シムフリーのASUSLaser2、そして NEXT W05でも回線速度を計測してみたところ、5G端末は端末の位置や角度、時刻によって100Mbpsを大きく超えるものの、通常は4G端末と変わらず平均して30-50Mbps程度だった。それと楽天が販売しているモバイルルーターは現状4G対応なのである。

しかしスマホをルータ専用にするのは勿体ないので、もともとルーターのNEXT W05を使うことにした。これは出力がスマホより強いこと、またルーター以外の機能が無いので消費電力が少ないこと、放熱が良く長時間での放熱に耐えることがある。

しかし、問題は現状のルーターTP-linkのarcher-c6に比べ家の隅々では弱いこと、また最大接続が10台に限られる。そこで手持ちの機械を総動員して、 NEXT W05  -->5GHzwifi--> MZK300N2 -->100BASAE-T--> ルーターArcher 6c -->2.4 & 5GHz Wifi

のセットアップとした、W05の5GHzwifiをMZK300N2(白い箱)で受けて有線の10BASE-Tに変換してルーターArcher-6Cに接続し、家の隅々まで多くの端末に対応するようにした。wiki子機からは5GHzのW05と2.4GHz & 5GHzのArcherC6の3つのアクセスポイントが見えることになる。W05とMZK300N2を5GHzで接続しているのは、近くに電子レンジがあることと、ご近所まで電波が届かないからである。

なお、W05は充電しっぱなしになるので、我が家のAC-USBアダプターで最低の電圧4.95Vで0.5A出力のアダプターに接続しており、これだと長時間接続しても過充電にならない。

以前仕事場では楽天モバイルの電波が弱く、テザリングに使うArrowRSを窓際に置いて常時この4.95Vのアダプターで2年間使用したが、ArrowXの電池は殆消耗していなかった。普通は使いにくい電圧が低いアダプターにも使い道があるということだ。もちろん、このアダプターだと最新でバッテリーが大きいのRedomiNote11やSense6は満充電に至らず、頻用すればむしろバッテリー残量が減るくらいであった。

NEXT W05は信頼性が高く、いままで3ヶ月使った範囲では長時間動作しても勝手に落ちることは無い。また、アクセスポイントとして3つ見えるので信頼性が高く、またトラブルの切り分けも簡単である。

以前のJCOMでは理由は不明ながら数分間接続が切れることがあった。すぐに回復するので待てばよいのだが、機器を点検してもなんの問題が無かった。楽天もごく稀に短時間接続が切れることがある。これは、10秒でも接続が切れるアプリがエラーを知らせてくれるのでわかったのだが、現時点では楽天のほうがJCOMより短時間の不通は少ないようで、家族からのクレームも減ったようである。

さらに楽天モバイルはパケット代が安いので、実家のwifiが不調のときは個人個人のスマホのテザリングで対応するように教育してあるが、そういうことはまだ起こっていないようである。この事例が参考になれば幸いである。

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終活計画ーAUよさようなら、楽天よこんにちは編(裏目に出たAU家族割引き止め作戦編)

最近の携帯事情については、

終活に向けてのスマホ整理のナゾ(簡単には行かないワンストップWNP編)

で紹介したことがある。最初の端末は有名なモトローラーHP-10M(1995年)だった。それ以後デジタル2代、京セラCDMMA-one2代、東芝スマホIS-04、シャープSHL25、SHV45(sense3)、楽天RdomiN11と変遷しているが電話番号は初代から20年以上変わっていない。これは主に病院関係の連絡につかっていたからである。なお、端末故障や電池交換は経験していない。それは充電をパソコンのUSB端子に限り低電流で満充電にならないように心がけたからで、上記のスマホはすべて現状でも動作可能である。

サブ兼ルーターの歴史はアステルA171、DDIポケットPS-501、WSIMカード32kbps、Willcom03(WS020SH)、XPLATE+DELL Streak 001DLセット、007z、PORTUS WX02S、フリービットPandaA、シャープS0034 Crystal、Ymobile 京セラDignoE、シャープAndroid-one S3-SH、旧楽天AsusLaser2、Wimax2+ NextW05、ZeusuクラウドSIMルーター、と変遷した。これ以外にso-netの0simやDTI SIM等の格安MVNO数社がある。 メインの楽天化についてはすでに紹介したが、端末は1円の楽天Hand5Gとし、E-SIMを物理SIMと交換してシャープSense3に挿し、Hand5Gはpovo契約とした。ルーターは、ZeusuクラウドSIMルーターを新楽天の富士通ArrowRXに更新、2年後に一旦解約後、メイン楽天回線からの紹介でXiamiRedomiNote11を新規契約してサブとしている。さらにPovo契約したAndroid-oneからMNPでシャープSense6を契約しルーターとしている。

メインをAUからMNPで楽天化したときに、AUの担当から念を押されたのが、家族割が減って高くなるというお知らせというか警告?だった。これには一瞬悩んだが、それならいっそのこと家族全員のスマホADUからMNPで楽天に脱藩すれば、AUの家族割に拘泥する必要がなくなる

AU等キャリアは家族割を始め多くの割引でユーザーを縛っている、、、つもりである。家族に脱藩者がでると残りのメンバーの料金が高くなるのでさらなる脱藩を防げるという論理である。

しかし、楽天への脱藩者からすれば、家族割等のいろいろな割引のすべてを考慮してもやはり楽天のほうが安い。何より楽天リンクで通話し放題というのは特に会話の多い若者や女性陣には有利だし、何より料金システムが単純でわかりやすい。さらに契約料など見えにくい出費がないし、端末の値段も安く設定される。ならば、全員が脱藩すれば家族割はなんの関係もなくなる、という論理が成り立つ。

しかもMNPで引っ越せば楽天ポイントがもらえるし、1円でHand5Gが入手できる。MNP後は今までのAU端末はテザリングで使い、その後Hand5GのE-SIMを物理SIMに料金ゼロで交換可能(現状では有料)して元のAU端末に挿せば今までのアプリや設定を変える必要も無い

余ったHand5GはPOVO契約しサブとして使う。楽天リンクを使えば通話は無料で話し放題となる。電波についても自宅から400mに楽天5G基地局があり30-100Mbpsの速度が常時安定している。

これにより3人分の端末購入はHand5G3台で合計3円、AU時代に比べ月約2万円の節約になった。また自宅で30-100Mbpsで安定してパケットがつながるので、自宅のJCOMのネット接続も解約することとした

さて楽天については経営不安があるのは事実である。しかし、楽天で大赤字なのはモバイルだけで、他の市場や銀行、証券は膨大な黒字で増収が続いているので潰れることは無いであろうという読みである。それは、

1。政府が携帯料金を下げるために楽天を推しており、楽天モバイルが傾けば何らかの救済策をうつであろう。
2。日本郵政が楽天ホールディングの6%の大株主であり、先行きの無い郵便事業の代わりに増資に応じるか、あるいは獲得する可能性がある。郵貯として出資した以上はその膨大な資産により倒産させることはありえない。
3。AUにとって楽天からのローミング収入が無視できない金額になっていて、現状でもローミング維持を楽天に申し入れた経緯がある。楽天モバイルが傾けば何らかの援助をするであろう。
4。Jホン買収で財政が傾き毎日潰れる潰れると言われたソフトバンクが現状高収入企業になっているという事実。

なお楽天はシンフォニーという概念で基地局の費用を抑えている。シンフォニーは理解が難しいが、パソコンでいえば、昔の有線モデムがソフトウェアモデムへの進化したのと似ている。あるいはワンセグ用のスティック状のアダプターがすべての周波数でデジタルテレビ、アナログテレビ、FM、AM、SSB、データ通信、気象FAX等の受信機になるというのも似た概念である。

以前の有線モデムは専用ハードウェアに特殊なファームウェアが必要だった。その後のソフトウェアモデムではADコンバータとDAコンバーターとDSPを用意し、論理的な変調復調およびプロトコール解釈をすべてソフトウェアで行う。そうすればモデムは有線接続部分のハードさえ用意すればあとはすべてソフトウェア処理で可能となる。

楽天の場合は電波接続のノキア社製ハードとDSP等を用意し、変調復調やプロトコール解釈実行はすべてソフトウェア化する。したがってGSMであろうが3Gであろうが4Gであろうが5Gであろうがすべてソフトウェアで処理できる。またネットワーク接続や位置、課金サーバー等もすべて自前のソフトウェアで処理するというものだ。これにより、過去基地局で高い価格で儲けていた企業は没落するという仕組みである。このシステムの外販もすでに無視できない利潤を産んでいるようだ。

次回は家族全員AUから脱走した結果、JCOM契約をどうするかについてお話したい。

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格安ルーター楽天モバイルのナゾ(ユーザーを選ぶ編)
  ●結局紙が無くならないE-TAXのナゾ(令和6年度版、やっぱり紙を提出するか自宅で5年保存する編)

今年も確定申告の季節である。昨年も紹介した

□Feb. 5:Y2K自己申告対策スクリプトのナゾ(Win9X起動ログ編)

がwin11で動作しない問題については、

に □Windowsでパソコンの起動終了時刻を自動的に記録するツールver.2023のご紹介

を作成したので、一応責任は果たしたと思う。

さて、令和5年は、スマホとマイナンバーカードでe-Tax!添付文書が不要とか書いてあるが、小さな字で※一部の書類は省きますとあった。

令和6年も、スマホとマイナンバーカードでe-Tax!添付文書が不要ながら、小さな字で※一部の書類は省きますとあるのは変わりない。正確には添付文書は保存の義務があり、マイナ紐づけやXMLファイルが無いものは、旧来通り手入力なのである。

しかも、マイナに紐づけされている公的文書のリストはR5年とかわりなく、一番大事な「給与所得の源泉徴収票」は、「お勤め先(給与等の支払者)が税務署にe-Taxで給与所得の源泉徴収票を提出していることが必要です(「年間の給与等の支払金額が500万円を超えるもの」」との但し書きは同じで、進化していないようだ。

なおパソコンで電子的に申告するには、カードリーダー、ドライバー、アプリと機能拡張なの手間がかかるが、パソコン提出でもスマホのNFC機能でマイナカードが読めるように改良されたようである。

さて、国税庁のこのページには、相変わらず具体的にどの証明書が電子的に提出可能なのか、どれがやっぱり物理的に提出しなければいけないのかなどの説明やリンクが無いのに呆れる。

マイナに紐づけされていて提出不要の証明書のリスト(令和6年1月現在)も令和5年版と殆ど不変のようである。

残念ながら、現在金融庁管轄の生命保険会社は42社あるが、紐づけされているのは22社と約半分にすぎない。驚くべきことに、結構メジャーだと思うアクサ生保、アクサダイレクト生保、オリックス生保、チューリッヒ生保、メット生保、ライフネット生保とかが入っていない。

損保も国内の金融庁管轄だけで33社あるが、マイナ紐づけは11社と1/3に過ぎない。大手でもアクサ損保、アメリカンホーム損保、イーデザイン損保、明治安田損保、au損保、三井ダイレクト損保、とかが対応していない。というか、対応していない会社のほうが多いのだ。

金融庁管轄の証券会社(金融商品取引業者名)は383社あるが、マイナ紐づけは39社と約1割にすぎない。たとえば大手でもみずほ証券、大和証券、松井証券、マネックス証券、日興アセット証券などが含まれていない。

手入力した証明書は税務署に送付しなくてもよい。次に掲げる第三者作成書類については、その記載内容を入力して送信することにより、これらの書類の税務署への提出又は提示を省略することができます、とある。

例によってこのページへのリンクとか親切なシカケはない。その内容も令和5年版と比べ殆んど変化していない。

 給与所得者の特定支出の控除の特例に係る支出の証明書
 個人の外国税額控除に係る証明書
 雑損控除の証明書始
 医療費通知(医療費のお知らせ)(注1)
 医療費に係る使用証明書等(おむつ証明書など)
 セルフメディケーション税制に係る一定の取組を行ったことを明らかにする書類(注2)
 社会保険料控除の証明書
 小規模企業共済等掛金控除の証明書
 生命保険料控除の証明書
 地震保険料控除の証明書
 寄附金控除の証明書
 勤労学生控除の証明書
 住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
 特定増改築等住宅借入金等特別控除(バリアフリー改修工事)に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
 特定増改築等住宅借入金等特別控除(省エネ改修工事等)に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
 特定増改築等住宅借入金等特別控除(多世帯同居改修工事)に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
 政党等寄附金特別控除の証明書
 認定NPO法人寄附金特別控除の証明書
 公益社団法人等寄附金特別控除の証明書
 特定震災指定寄附金特別控除の証明書
(注1)令和3年分以降の所得税より、「医療費控除の明細書」に入力して送信することにより、税務署への提出又は提示を省略することができます。
(注2)平成29年分から令和2年分の所得税において、「セルフメディケーション税制の明細書」に入力して送信することにより、税務署への提出又は提示を省略することができます。
(注3)平成31年4月1日以後、次の書類については、申告書の提出の際に提出又は提示が不要となりました。

そして、

入力内容を確認するため、必要があるときは、原則として法定申告期限から5年間、税務署等からこれらの書類の提示又は提出を求められることがあります。この求めに応じなかった場合は、これらの書類については、確定申告書に添付又は提示がなかったものとして取り扱われます。

ようするに、税務署の書類保存の手間は減るが納税者は証明書管理の管理の手間が増えるのである。紙の提出は減るが、自宅のゴミ紙が増えるのを電子政府化と言うのであろうか。もし証明書を無くすと税金がかかりますよという親切な注意(恫喝とも言う)もかわらない。

以上をみると、E-TAXに関してはここ1年ほどんど制度上の進化は無いようで、電子政府は程遠い様子である。特に証券会社や生損保の取り組みが遅れているが、これはおそらく利用者がマイナナンバーを会社に報告するのを渋っているからだろう。過去のグリーンカードや種々の施策の失敗、また個人情報保護意識の向上により、おそらく富裕層からのマイナナンバーの登録が進んでいないからだろう。

そこで、富裕層であっても健康保険証は使うであろうから、というわけで、マイナ普及を健康保険と絡める策が取られているのだろう。

令和5年からのなんの進歩のない、ということで、今年も確定申告は「申告書作成コーナー」で制作し、各種証明書とともに使い古しの封筒で税務署にポストしておいた。あとでいろいろトラブルの原因になるのはいやなので、証明書等一式すべて封筒につめたので、ゴミも手元から消えていい感じである。今年は過去のコロナ不況による損失が繰り延べされているので、かなりの返還が期待できそうである。例年2月上旬には提出しているが、国税庁の作成コーナーで作った申告書の場合は早々に返還通知が来ることが多い。

なお、老婆心ながら書いておくと、証券の特別口座で源泉徴収された株式の損益通算は簡単であるが、配当にかかる税金の損益通算と返還については別途「源泉分離課税用」の書類が必要である。

というのは、株式の損益は源泉分離課税されるが、配当についてはもともと企業の税金納付後の利益から出るので、そのままでは政府が税金の二重取りをすることになる。配当を総合課税にすると、他の所得と合算されて無条件の源泉分離課税を回避できるかわりに、累進課税にかかるので高額所得者には必ずしも得策では無い。

そこで、特定口座でも配当のみは源泉分離を選択すると損益通算が可能になる。当然、確定申告書付表(上場株式等に係る譲渡損失の損益通算よび繰越控除用)に「本年分の損益通算前の分離課税配当所得金額等」の記載が必要となる

これについては、確定申告書作成コーナーの初期に配当について分離課税を選択しておかないと、株式売買益しか損益通算されなくなるので注意が必要である。

なお65歳を超えて定年延長になっても、介護保険料は別途都道府県に収める必要があるのでこれの控除も必要になる。また65歳をこえると配偶者は自動的に第三号の資格を失ない国民年金加入となるのでその納入額も控除の対象となる。とかく高齢者になるといろいろ年金や健保等の扱いが複雑になる。e-taxでは社会保険(国民年金、国民年金基金等)もマイナ紐づけされると書かれているが、所得額によっては適応されていない可能性もあるので、自分の眼で確認しておく必要があるだろう。

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