August 31 (Sun.)
待機電力のナゾ
August 30 (Sat.)
特報!!110000visitors番の方に粗品進呈
August 27 (Wed.)
安物オーディオ機器のナゾ
August 24 (Sun.)
トヨタラウムに見るパッケージのナゾ
August 22 (Fri.)
続続続続パーフェクTVのナゾ
August 20 (Wed.)
中年用マウンテンバイクのナゾ
August 17 (Sun.)
夏場ピーク時電力と屋根裏換気システムのナゾ
August 12 (Tue.)
冷えないカーエアコンのナゾ
August 8 (Fri.)
続々証券不祥事のナゾ(Webmaster流市場観)
August 6 (Wed.)
筒内噴射ガソリンエンジンのナゾ
August 3 (Sun.)
続証券不祥事のナゾ(投信の成績比べ)
待機電力のナゾ
ハイテクマニアだと仕事場には写真のようなACアダプターが多数転がっていると思う。仕事部屋がやけに暑いのでACアダプターに触れてみると結構熱い。どのくらいムダな電気を喰っているのだろうか。
ACの小電力を計るのは難しいので、抵抗(10〜200オーム)をシリーズにして計ってみた。機器のスイッチはOFF(待機)である。一応仕事をしている冷蔵庫、炊飯器、湯沸かし、シャワートイレとエアコン等はカウントしないことする。
まず一番でかいHPプリンター用のカタマリ10W、モデム3W、MIDI音源4W、携帯6W、デジカメ6W、ハンディー無線機6W、テレビ8Wの合計43Wとトイレの電球位か。ACアダプターの待機電力はそのサイズに比例しており、写真中一番でかいのが10W、一番小さいのが3W位である。
となりの部屋はどうだろう。以下は概算だがテレビ8W、ビデオ2台16W,ミニコンポ8W、目覚ましラジオ10Wの計42W。
台所に行くと電子レンジ10W、コードレス電話4W、ラジカセ5W、テレビ8W、意外なことにリモコン扇風機4Wの計31W。
リビングに行くとテレビ8W、ビデオ8W、衛星チューナ8W、FAX10W、コードレス親機10W、リモコン扇風機4Wの計48W。
まだある。さらに意外な洗濯機が5W、防犯灯が5Wなど計10W。全てを合計すると164Wにもなる。電気代が\28/kwhとすると 一月で約\3400にもなる。ということは我が家の電力の30%近くが待機電力というムダな消費ということになる。ビデオのように時計が付いているものは難しいが、必要のないAcアダプターは引っこ抜くに限るということになる。電力については
も参照して欲しい。
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特報! 110000visitors番の方に粗品進呈!!
先日100000visitors番目の方に粗品進呈と書きましたが、どなたからも申告がありません。そこで、110000visitorsのカウンターを当てた方に粗品(\5000相当)を進呈することにしました。
カウンターの画像ファイルをE-mailに添付してwebmasterまで住所とお名前をお送り下さい。電子メールが送れない場合は仕事先(トップページ)のヤマモトまでプリントアウトを郵送して下さい。これからも当ホームページをよろしくお願いします。
老婆心コーナー
カウンター画像をセーブするにはwindows95では右クリックで画像をセーブ適当なgif名にリネームして下さい。Macはクリックしたまましばし待ち画像をセーブするコマンドを選んで下さい。
digit.comのカウンターサービスはトラフィックにより最大数%の数え損ないがあります。また頻繁にリロードしてもカウンターは上がりませんが、他のビジターのアクセスが間に挟まるとリロードでカウンターがあがります。つまり、110000を狙って109999で待っていてリロードをかけると他人が110000を引いて自分は110001になる可能性大?。
ヒントとして、一日のビジター数は約500です。現在約106000ですからあと1週間日くらいかな?
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安物オーディオ機器のナゾ
先日近くのディスカウントショップにCDラジカセを買いに出かけた。予算は1〜2万である。とするとAイワのミニコンポXG-V210を\19800で売っているでは無いか。安物買いの癖が出てつい買ってしまった。あとで聞くと友人は同じ物を\17800で入手したらしい。
もののスペックはCD(3枚)チェンジャー、FMステレオ/AMステレオ、ダブルカセット(単方向)、出力30W、2way12cmスピーカー、リモコン付きというもの。
早速CDを聞いてみるとなぜか歪みっぽい。サシスセソの行が濁っている。そこで中を開けてみた。まずCDチェンジャー”CDざんまい”はこのメーカーの高価なモデルと共通の代物なのでこれが原因では無いようだ。
それではアンプであろうか。意外にもメインアンプはICでは無くディスクリート素子で組んであった。30W位だとディスクリートの方が安いのだろう。電源は30W相当でCD起動時のノイズが少ないところから(CDは起動時にかなりの電気を喰う)意外や余裕があるようだ。
サ行のノイズが多いのはデジタル蛍光表示あたりからノイズを引く事が多く高価なコンポでもノイズっぽい物が結構あるが、これはデジタル回路とアナログ回路は注意深く別基板になっていて配線もシールドされていてこれも意外であった。とりあえずCDの電源と制御ラインをツイストしておく。電線をツイストするのはノイズ対策に結構効果があるのだ。
次に疑ったのは電子ボリュームである。電子ボリュームはFET(電界効果トランジスター)を用いるが小音量でS/Nが悪い。このため高級オーディオでは抵抗式ボリュームをモーターで回したりするのである。しかし電子ボリュームで歪んでいるのでは無いようだ。
そこでヘッドホン端子を試す。ヘッドホンで聞くとなおさら電子ボリュームの悪いS/Nが目立つが歪んでいないので、これはスピーカーが悪いことになる。試しに我が家の基準器であるオーラトーン(どこの音楽スタジオには必ず置いてあるプロ用モニター)を繋いでみると歪んでない。スピーカーが悪いかったのだ。そこでスピーカーをバラしてみた。
スピーカーはツインダクトのバスレフと書いてあるが、本格的な設計ではなくバッフルに小さな孔が2個開いているだけだ。この方法はバスレフ臭くない低音を出すのにはわりと良い方法で、開口部の断面積の合計をコーン紙の1/10以下にするのがミソである。
そこで見つけたのがセラミックツィーターであるがツィーターというよりはまんま圧電ブザーで、へこみに嵌めてあるだけ。これが斜めに歪んで押し込んであったのが歪みの原因だった。無くても聴感上大差無いので両方ともカットした。ウーハーはコーン紙やエッジがまずまずだし口径12cmということで敢えてツィーターは不要である。
というわけでこの安物スピーカーはパソコンに繋いで、ミニコンポにはオーラトーンを繋いである。さらにヤマハのスーパーウーハーを繋いでミニコンポの低音増強を殺して電源の負担を軽くしてやるとかなりまともな音になった(そりゃそうだ。どんな安物コンポでもプロ用スタジオモニターをつなげばまともな音はするだろう)。そこでスピーカーマトリックスによるリアスピーカーを繋いで楽しんでいる。
感心したのは、技術の進んだ今ではどんな安物にもまともなCDチェンジャーやアンプ、チューナー、磁石でない消去ヘッドなどが付いてきてしまう事だ。値段の差はスピーカー、アンプ出力や電源あたりだ。他はどんなに安く作ってもほどほどの性能が出てしまうのが現代の悲しいところで、現代のラジオ少年は不幸である。私が子供のころは自作オーディオの方が上等だったのだが。
次の安物はまたもやスーパーウーハーである。トラ技を読んでいたら秋月通商でスーパーウーハーを\2800(送料込み)で宣伝していたので早速注文した。秋月のホームページがあるとは知らなかったが、WWWでデータシートが読めるようになると雑誌の衰退も早いかもしれない。
トラ技もかなり結晶化している。巷ではエンジニアのアナログ音痴が問題になっているためであろうか、特集は2石FMワイヤレスマイクであった。マイクアンプ1石でコルピッツ発振回路1石にバリキャップでFM変調を掛ける設計がまじめすぎて悲しい。FMなら1石のコルピッツ発振回路のベースに直接オーディオを入れればマイクアンプもバリキャップも不要なのだ。コイルも市販品を指定してあるが、こんなの手帳用鉛筆に数回錫メッキ線を巻けばよいのだ。
脱線した。物はフナイ電気のミニコンポに繋ぐ代物で、入力はスピーカーにパラに繋ぐだけで音量調節は無い。ウーハーは12cmで後ろ向きについていて前にはダクトが覗いている。重量5kgでパワーは10W程度だが通常の音量ではあまり歪まない。
さて音質であるが、foは60〜70Hz程度に設定されていて、あまり下まで無理して引っ張っていない。比較的余裕のあるエンクロージャーで\2800としては拾い物だ。そこでヤマハのAST方式のスーパーウーハー(定価\20000、売り値\13800)と比べてみるとやはり差はある。
ヤマハのはfoのピークを殺して比較的フラットに40Hz以下まで引っ張る設計のようである。しかしスーパーウーハー無しよりははるかに良い。まだ在庫があるようなので、安物買いがお好きな向きには超おすすめである。なんせ\2800(送料込み)は安い。
オーディオに関しては
趣味の雑誌の寿命のナゾ
スーパーウーハーとスピーカーマトリックスのナゾ
オーディオアンプとヘルムホルツの共鳴器のナゾ
カーステレオのナゾ
も参照して欲しい。
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トヨタラウムに見るパッケージのナゾ
トヨタからラウムという車が出たらしい。見ると大変パッケージングは工夫されている。
ベースはコルサ/ターセルらしいが、ホイールベースと全高が伸びている。着座位置を上げて姿勢を立ち気味にした上に、車室を大幅に拡大する手法である。開発に時間をかけたのだろうか、細部に至るまでトヨタらしい作りだが、ラウム(スペースの意味)を名乗るには大事な点が抜けているようだ。それはトランクスペースの出っ張りである。
トランクスペースを見ると、左右のタイヤハウス内側に大きなでっぱりがある。サスはトーションビームだから出っぱりが無いはずと思ったがさにあらず、この部にスプリングがあるのだ。
つまり車輪のハブから上にストラットが伸び、その頂点付近にスプリングがあり、これが出っ張っているのである。これををバスケットで隠しているのが実はトヨタが気にしている証拠である。これは
でも触れたようにスパシオにも見られた欠点で実に惜しい。この部のでっぱりが無ければ使い勝手が良く、さらに後席は水平近くまでリクライニングするはずであった。
この点で非常に良くできているのはオペルのアストラやビータである。写真はオペルアストラであるがタイヤハウスのでっぱりが小さく感動的でもある。ラウムとよーーく見比べて欲しい。
いったいタイヤハウスとサスはどこに行ったのであろうか。タイヤを車体外側ぎりぎりまで追い出しているのだ。その内側にはごく小さなダンパーの出っ張りだ。
でスプリングはトランクスペースと車軸の間に挟まっている。スプリングの直径は中央より上下が小さい紡錘形になっていて、フルバンプしたときにスプリングが蚊取り線香のように重なり合って上下長が限界まで縮むようになっている。おまけにその形状のため、非線形バネ(プログレッシブレイト、つまり最初はやわらかく、最後は堅く)になっている。この写真はいま車の下にもぐって撮ってきたものだが、このスプリングにはずいぶん感心した。
サイズに余裕のあるベクトラワゴンやオメガワゴンでも、コイルスプリングを車室下に押し込んでいる。これを見ると、やっぱりトヨタのサスのツメは大いに甘いということが一目瞭然だ。狭い日本の狭い車なのに、大陸の車にスペースユーティリティーで負けているのは情けない。
オペルの車は結構内装から音が出たりして内装の作り込みはトヨタには及ばないが、車体、車室、荷室、サスとかの大事なところではちゃんと仕事をしている。トヨタもバスケットで隠している所を見るとこの問題を認識しているようだがら、次回はちゃんと作って欲しい物だ。注意!この項の写真はビータのサス以外はトヨタとオペルのホームページへのリンクであり、本サーバー上の画像ではありません。
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続続続続パーフェクTVのナゾ
パーフェクTVに加入して9ヶ月ほどたった。契約チャンネルに加えサービス期間のプレミアムチャンネル、ペイバイビューなどで試し契約を2回変更した結果、やっと様子が分かってきた。
まず契約当初は、その80%がパーフェクトパック(全ベーシック26チャンネル\3500)を契約するそうだが、個人的には全くのムダであると思う。
多チャンネル衛星TVに望まれるものは何だろうか。おそらく46時中流れる国内外ニュース、天気予報、映画、スポーツであろう。これらについてはまずまずである。しかし食事や旅行、バラエティーやショッピング番組にはジャンクが多い。もともとこういった番組は地上波テレビの方がはるかにデキが良いのでわざわざ見る理由に乏しい。
ベーシックプランの中から選ぶと、ニュースならCNN(257ch)と日経サテライトニュース(251ch)、天気予報はウェーザーシャワー(254ch)、映画はシネフィルイマジカ(260ch)とチャンネルNECO(261ch)とシアターTV(262ch)、エンターテインメントでは子供を黙らせるのい効果あるアニメのキッズステーション(276ch)、MusicTV(270ch)、スポーツはダイエーをやっている地球の声(278ch)とスカイA(285ch)位だろうか。あとはカラオケが二三ある。
不思議な事に、見ごたえありと思ったのはチャンネル単価が高いものばかりである。従ってパーフェクトパック\3500を選ぶよりはパーフェクト12チャンネル\1900を選んでその差額\1600でプレミアムチャンネルを買った方がよっぽどマシと思う。特にSoundWitchTV(\200)なんかには1円も払う気がしない。そう、所詮ジャンクはいくら束ねてもジャンクなのである。
本当はベーシックプランの中からチャンネルを厳選したいところだが、CNNと日経サテライトとキッズチャンネルの3つだけでベーシック12chの料金を超えてしまうので、ベーシック12chをベースにするしか無い。他に12chの内にBBCなどいくつか収まるであろう。
さてベーシックで節約した差額の\1600円で何を買うかは趣味の問題であろう。個人的に単価が割安と思ったのはCSNムービーch(312ch)の\300円である。映画が好きな向きには、衛星劇場(310ch、\1800)とパワームービー(311ch,\1600)の単品かそれらのセット\2580なら見ごたえがあるだろう。これにちょっと高いがスターチャンネル(313ch,\2500)を加えれば完璧であろう。
もし洋画中心にパーフェクトパックの\3500と同じ金を払うなら、ベーシック12ch(\1900)とパワームービー(311ch,\1600)の合計\3500の方が満足度ははるかに高いと断言できる。
しかし有料プログラム誌”月間パーフェクTV”の出来はひどい。構成が非論理的で番組を探すのに苦労する。その上有名映画の解説が欠落していたりする。
例えばCSNムービーchでライザミネリ主演のキャバレーをやっていたが、1972年のアカデミー賞を総なめ(監督賞、撮影賞、美術監督賞、サウンド賞、編集賞、編曲賞受賞、主演女優賞、助演男優賞)したこの作品の解説が全く無いことなどは映画ファンには許されざる落ち度であろう。このあたりはどこかの編集部からヘッドハンティングして抜本的な改革が必要。
パーフェクTVはやっと契約が30万世帯程度に達したが伸びが悪いそうだ。パラボラとチューナーセット(実売\45000)を売るためにかなりの出血サービスしているようだ。この手のビジネスは出だしが肝心だそうで、WOWOWもチューナー類補助のために大出血サービスで始め大出血のまま現在にいたっている。おかげでどちらも機器メーカーはそれなりに儲けたらしい。
WOWOWは大出血のままかなり番組にお金をかけているので内容は結構楽しめる。従ってすでにWOWOWと契約している人がどのくらい衛星デジタルに流れてくるかは番組の魅力度にかかっている。ジャンクでプログラムを埋めてもダメである。
このままだと今後放送が始るJskyBとDirecTVはかなり厳しい商売になりそうだ。すでにパーフェクTVと相乗りで一部放送を始めていて機器も共用できるJskyBはともかく、機器の系統が異なる(詳細は不明、将来は共通化するとも言う)DirecTVは機器普及のための当初は大出血が必要か。
パーフェクTVや関係リンクについては
パーフェクTV
続パーフェクTV
続続パーフェクTV
続続続パーフェクTVのナゾ
も参照されたい。
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中年用マウンテンバイクのナゾ
数年前の事であるが健康のためにマウンテンバイク(MTB)を購入した。この手のものは安物を買うと努力が続かないが高い物の方が惜しくて使うのが人情である。
で乗り心地がよろしくない。車重は11kgと軽いので乗り心地が良いはずだというのは間違った思い込みであった。その理由を考えてみた。
通常の軽快車と称する物は車体が20kgほどあるので、車体はタイヤの弾力に対してバネ上荷重として働き路面の凹凸を吸収する。ところがMTBは車体が軽いので、車体自体がバネ下荷重として路面の凹凸を拾ってしまう。
おまけに丈夫なフレーム、幅広高圧のタイヤや固いサドルも凹凸を良く拾う。従って車体と人体との間のヒザ、コシ、足首、手首とヒジがサスペンションとして働く必要がある。結構振動が各関節に響くので、かえって健康に悪いかもしれない。
自転車の達人に聞くと、”本来サドルから腰を浮かして漕ぐもので、サドルに乗るものではない”とつれない返事であった。そこで対策。
まず入手したのがステアリングダンパーである。これはゴムの圧縮で緩衝する輸入品で\6000とちと高いが健康には代え難い。効果は絶大で歩道の段差などで手首に来る振動は緩和された。友人のフロントサス付きバイクと乗り比べたが悪くない。
もっとも当時はフロントサスはレース用以外入手難だったのでステアリングダンパーにしたが、今ならフロントサス付きバイクがいろいろあるので、中年にはソレを勧めたい。バイクの値踏み方法はこちらに書いてある。
これでかなり振動は緩和されたがまだ腰に響く。そこでサドルポストのダンパーを探したがバイク屋も”見たことがない”と入手難。そこで目をつけたのがママチャリ用のバネ付きサドルである。値段は\800と激安で、サドルレールを多少加工するとぴったり収まった。
で効果は抜群である。走行しながらサドルのサス?に手を当てると細かくストロークして振動を吸収しているのがわかる。かくして我が家の軽快車よりはるかに乗り心地の良い中年用MTBが完成した。MTBについての解説は日本マウンテンバイク協会が詳しい。また典型的製品カタログはこちら。
おまけ
後ろのタイヤのサイドウォールが裂けてしまった。見たらMAXXISブランドの割と上等な代物だが、サイドウォールはカーカスが露出した軽量構造で、この部分が日光で劣化したようだ。買ってきたタイヤ(26x1.95の\1980)を見ると奇しくも同じメーカーの普及品で安物MTBに付いている代物だ。
比べると、トレッドパターンも違うが、サイドウオールがトレッドと連続したゴムで厚みがあり重い。車のタイヤと同じで、タイヤは上等になるほど繊細で長持ちしない物だと再確認した。
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夏場ピーク電力消費と屋根裏換気システムのナゾ
8月16日N経によると、夏場のピーク時電力消費緩和のために需要家と電力会社が結ぶ需給調整契約による消費電力節約率が4.7%に達したと言う。需給調整契約は年間を通して消費を夜間にシフトする年間調整、夏場の使用量を減らす計画調整、蓄熱システムを使って空調の電力を夜間にシフトする蓄熱調整がある。
夏季電力消費のピークはお盆前後の昼間に国民がエアコンをかけて某国民的恒例スポーツ大会をテレビ観戦する時らしい。電力会社はこれに対応するために発電所を作るが、夏季以外は発電施設は遊んでいて年間平均稼動率は60%以下である。これが日本の電気料金が高い一因であると電力会社は主張している。もちろんそれだけではない。
夜間電力を使う年間調整は以前から存在したが、最近の重点は計画調整と蓄熱調整らしい。計画調整とは、ひらたく言うと某国民的恒例スポーツ大会期間にオフィスや工場を半強制的に休んでもらうということらしい。
ということで、半ば強制的に某国民的恒例スポーツ大会会期中に仕事は分散してお休みになる。おかげで盆の交通ラッシュも分散されてありがたいことである。つまり日本の場合気温とお盆休みと電力と某国民的恒例スポーツ大会とは密接にリンクしている
というわけで、我が家も電力会社の方針に協力?して山本式屋根裏換気システムを開発し、エアコン電力削減に成功した。総工費\5000の大事業であった。材料は換気扇とすきまテープ、工具は回し引き1本でねじ回しすら不要なので、失敗する方が難しい。
最近の家は断熱性が向上しているので、なるほど1階のエアコンは効きが良い。しかし2階はエアコンの効きが悪い。屋根も最近は瓦でなく軽くて雨漏りしないスレート材が多いが、これは屋根地に密着するので瓦より屋根裏に熱を多く伝える。さらに最近の家では軒下も耐火材で覆われている。もちろん通気穴は開いてはいるが風向に平行であり有効性が低い。
さらにこの付近は台風が多いせいか風雨に強い寄棟の屋根が多い。切妻だと屋根の無い面に通気孔を置けるが寄棟だと屋根裏の空気が抜けにくいのである。プレハブ製品には寄棟の頂上に換気孔を置いたものもあるが、在来工法の家ではあまりない。というわけで、天井や壁面の温度は高く、これらが熱を輻射するので5cm程度の断熱材では熱を伝えてしまうのであろう。
そこで工夫である。2階の日陰側の軒板の通風孔を回し引きで繋げて方形に抜き、設置面に振動対策とすきまふさぎのためすきまテープを張った家庭用換気扇を置き、屋根裏の空気を換気する。換気扇周囲のみ通風孔を断熱材を置いて塞ぐ。配線は屋根裏から2階トイレ室内に引いて、トイレ換気扇用のコンセントに差してある。
構想5年施工30分の大事業の効果だが、炎天下では室内を空調で27度の時に屋根裏は50度以上だが、換気扇を入れると35度位まで低下しエアコンの効きががぜん良い。予想以上に家の躯体から室内に熱が伝わっているようだ。さらに効果的なのは夜間で、換気扇を作動させると躯体全体の温度が下がり過ごしやすい。日没後2時間ほど運転すれば十分である。
おかげでこの2年間、2階では夜間は扇風機のみで風邪もひかない。電気代もトータルで月\10000をかなり下回るので、このサイズの家では平均を下回っていると思う。興味のある方はぜひ試してみて欲しい。
実は換気扇からの熱気がすごいので、ここにKカー用ラジエータを置いて風呂水を加熱する事も考えたが、景観を害するとのことで家族から直ちに却下された。本当は私のエネルギーに関するポリシー?からぜひ太陽光発電にしたいとたくらんでいる(何度かクジに申し込んだがはずれた)。太陽光発電は太陽光発電関係リンクのページがすばらしい。家の前に発電所と看板を立てた人もいるらしく、非常にうらやましい。
また電力については
お年玉巨編(笑) 石油ファンヒーター大研究その1(費用編)
電力会社とガス会社の関係のナゾ
電力料金のナゾ
も合せて読んで貰うとおもしろいかもしれない。
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冷えないカーエアコンのナゾ
車によってカーエアコンの効きは様々である。カーエアコンの能力は小型車でも大型車でも大差無く 2500〜3000Calだから、家庭用の10畳用に相当しかなり強力なはずだが、渋滞では効きが悪いものがある。エアコンの効きの悪い車は概してラジエーター回りの設計もボロで困ったものである。もちろん、ここではガスが抜けてるとか花粉フィルターが詰まっているとかのトラブルは除外する。たった\150の出費でエアコンの抜本的改良を試みる。(ムリか?)
まずFR車の場合冷却ファンはエンジンに直結なので、渋滞時にはエンジンは1000rpm以下でファンもコンプレッサーもあまり効いていない。
特にしょぼい車の場合ファンが枚数が少ない。エンジンとファンをつなぐ流体継ぎ手がしょぼい。
ファンのカバー(シュラウド)の設計がまずく、隙間があいている。ラジエーターとエアコンのコンデンサー(ラジエータのようなもの。凝縮機)の間の上面が開いており、ラジエーターはコンデンサーを経由した風を吸わず、かわりにエンジンルームの熱風を吸っている。おまけにコンデンサーに電動ファンが付いていない。
発熱量の多いFR車(ターボ車とかロータリー車)はどう対策しているのだろうか。まずファンの枚数が多く低回転でも風量を稼ぐ。流体継ぎ手が上等で、低速ではファンはほぼ直結同様に回るが、回転数が上がる騒音と馬力ロスを防ぐためわざとスリップする。さらに気温があがると流体継ぎ手のスリップ率が減るようになっている。
さらにファンのシュラウドの設計が良く風をロスしない。ラジエーターとコンデンサーの間はエンジンルームの熱風を再循環しないように丁寧にシールされている。コンデンサーに電動ファンが付いている。ラジエータを吊っているメンバーとボンネットの間にもゴムのシールがあり、エンジンルームの熱気が吸気グリル側に再循環しないようになっている。
じゃあできの悪いFR車の対策はどうするか。まずラジエーターとコンデンサーの間に注目する。もしここに隙間があったらすきまテープ(スポンジテープ)で塞ぐ(図中(1))。すきまテープの高さが足らないときは2段に張ると良い。特にコンデンサーに電動ファンが付いていない場合、すき間があると渋滞時にコンデンサーの通気量が激減しエアコンが効かない。
これでかなり冷房の効きが良くなるハズである。まだ効きが充分で無いときは、コンデンサーの吸気側とエンジンルームとのスキマも塞ぐ(図中(2))。とにかくエンジンルームの熱風が再循環せずに外気がより多くコンデンサーとラジエーターを通過するようにするのがミソだ。
FF車の場合はラジエーターやコンデンサーに電動ファンが付いている可能性が高く有利だが、やはり設計の悪いものはラジエーターやコンデンサー間にすきまがある。従って対策は同じである。写真事例はKカーCロルとOペルのB太である。ただラジエーターとコンデンサーの間を完全に塞ぐ必要は無く、上面中心で良いようだ。
さらにこれでも冷房の効きが悪い場合は、メンバーとボンネットの間のシール(図中(3))も必要かも知れない。この場合エンジンルームに直接流入する空気が減るので、エンジンは冷え冷えでもエンジンルームの温度が上昇して補器に影響が出てくる可能性がある。通常は図中(1),(2)の対策で充分である。
手を加えたら炎天下でオーバーヒートしないことを確かめておく。エンジンルームの熱風が循環しなくなった分だだけオーバーヒートのマージンが増えるはずだが、良く効くようになったコンデンサーの発熱量が増えるからである。
すきまテープ一本(\150)でこれでウソの様に冷える車に変身する。え、こんな簡単な問題が日本車に存在するはずが無い?ところが実際あるのですよ、実際。もし冷えない車があったらこのあたりをチェックしてみてほしい。あっと驚くほどプアな設計に驚く事であろう。欧州車はこのあたりがヘタであるが、その点Tヨタはこういったところが実にうまい。
老婆心コーナー
この改造で、エアコンの効き目とエンジンのオーバーヒートのマージンは必ず改善するが、図中(3)を追加するとエンジンルームの通気がやや悪くなる場合がある。通常は図中(1),(2)のシール追加だけで充分な効果が上がる。図中(3)のシールを追加した場合は、エンジンルームの温度に注意する必要がある。
目安として、炎天下でエアコンを入れてアイドリングさせてみて、ラジエーターファンが作動する間隔が伸びて、作動時間自体も短くなるようであれば理想的である。
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続々証券不祥事のナゾ(Webmaster流市場観)
続証券不祥事のナゾに対してwebmaster流の株の買い方を書けというリクエストがあったので、思うところを書くことにする。
マーケットでの基本的姿勢としては徹底的に逆張りで行くべきであるが日本人には難しい。日本は歴史が古く律令国家が成立してから13世紀、戦争が終わって50年の実に閉塞した状態であることを自覚できるかどうかである。
かりにあなたが米国の会社員としよう。多くの知的労働職は年俸制であり年収は1000万に遠く及ばない。年収が業績によって大きく変わり、不景気ではすぐレイオフされるが一定の所得保障はある。電気ガス水道の銀行引き落としというのは無く、請求書に応じて小切手で払うのでコストに関心が深い。医療費は一旦自分で立て替えて、後で書類を書いて医療保険から払い戻しを受けるのでコストを意識させられる。
税金は勤め人でも全員が自己申告なので税金への関心も深い。住民票や戸籍は無く、社会保障番号のみが個人を特定する手段であり、当然はんこは無い。財産は貯金、投資、保険、不動産や貴金属に時間的空間的に分配するのが普通で、全てを貯金に回す日本とはずいぶん違う。
家を買うと、ローン金利は控除され年金積み立ても控除できる。大都市をのぞけば近郊に土地500平米でプール付きの建坪200平米の家が2000万ないし3000万で買える。家を買い換えた場合、前の家の売却代金には課税されない、不動産の流通性が高い。税金の自己申告に要したパソコンとソフトは控除される。投資の大半は証券や株式の投資信託である。一方物価は約2/3であり、インフラのコストも安い。
こういった国の人々と比べると、ガス水道電気すべてがハイコストだが銀行が自動的に引き落とししてくれて、源泉徴収のためコスト意識が薄く、基本的に右に倣えで、マーケットのディスクロージャーが乏しく、インサイダー情報を握る大手が市場をコントロールしている国では、そもそも個人が株の売買で利益を上げることが難しい。
もちろん低成長下のマーケットでも常に拾い物はあるが、利益を上げるには自分の信念に従って逆張りする哲学が必要な上、チョイスが厳しくハイリスクローリターンである。大手が勧めたり雑誌や本で銘柄が取り上げられる段階ではその筋はすでに仕込み済みであり、結局はめ込まれて損をかぶるのが関の山である。
では投資の本職が運用する株式投資信託はどうだろう。新聞にはオープン式株式投資信託の基準価格が載っているが、国内株運用ではその大半が10000円を大きく下回っている。中には利益分配後のものもあるが大半は低迷している。
なによりも設定された投資信託の種類が多すぎる。投資信託ではある程度大きな資金を戦略的に運用する必要があるのに、ひとつの会社がこんなに総花的に多くの投資信託を設定して良い成績を生むのだろうか。国外の投資専門会社の投資信託の種類は意外と少ない。
それに国内株の株式投資信託の成績は外資系企業よりも常に悪いクセがある。つまり積極的にマイナスに運用する何らかの要因があるのでは無いかという疑問がつきまとう。というわけで評判の悪い国内株の投資信託には手が出ない。
じゃあ国内公社債投信はどうかというと、成績は貯金と大差無い上に手数料がかさんで元本保証が無い。運用成績も今一つの上に運用の詳細も不透明のため、大手企業H製作所からも500億も引き上げを食らう始末である。
報道によると、某大手証券会社およびその投信会社が1994年に長期国債ファンドの大量解約による運用成績低下を補うため、ユーロ円債券を外国証券に高く買い取ってもらい解約資金を捻出した。一方この見返りとして同外国証券から別のユーロ円債を高く買い取りMMFと短期公社債投信にはめ込んだことが発覚した。つまり損を長期国債ファンドの客からMMFと短期公社債投信の客に付け替えたのである。このため1997年6月にMOFから新規投信設定停止の行政処分を受け社長が辞任している。
というわけで、ハイリスクハイリターンを求める向きには国外の株式信託が考えられる。特に中国や米国方面のファンドは驚くほどの好成績である。不思議な事に国内証券会社も国内株対象の投資信託の成績は悪いのに、外国株対象の投資信託は結構成績が良い。これはノウハウを青い目の会社から導入しているからであろう。もちろんリスクは極めて高く元本も全く保証されないが、そもそもマーケットとはそういうものだし、同じ高いリスクならリターンも高い可能性がある。
株式投資信託と言っただけで機嫌の悪くなる人が多い。多くが今までとんでもない運用成績でうんざりしているからだ。しかし個人的には諸外国で主流のように投資信託を自己責任で撰ぶ時代に来ていると思う。インターネットでこのページを見た人は社団法人日本投資信託協会のリンクを見つけたことで運が開けると良いが。
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筒内噴射ガソリンエンジンのナゾ
M菱自動車の筒内噴射ガソリンエンジン(GDI)が評判だ。これはシリンダー内にガソリンを直接噴射するものだ。
点火プラグ付近にガソリンを集めて点火し、それが他のガソリンの薄い部分にも火を付ける。インテークポートをシリンダ直上から回して、強い縦方向のスワールを発生させる。これらで燃費を改善する。
点火プラグ周辺はノッキングの巣でもある。ここにガソリンを直接噴射しノッキングの巣を冷やす。これで物理的にノッキングし難くなる(メカニカルオクタン価が高い)。従って圧縮比を12と高く設定できるので、トルクや出力が向上する。
アニマルバーを乱発し、デザインのえぐい点で個人的にはあまり好みで無い(ランエボを除く)メーカーなので、今回は素直に驚いたし、高く評価したい。特にインテークポートの形が美しいし、排気量を4気筒で理想的な1.8Lとしたのは見事である。3.5LのV6では各気筒が約600mlとなるためか、圧縮費は10.5と今ひとつである。しかし、しかしカタログに偽りあり!!。
というのは”M菱自動車工業(株)では、昨年8月に「ディーゼルエンジンを凌駕する画期的な超低燃費」と「従来エンジンを超える高出力」を両立した筒内噴射ガソリンエンジン「GDI(*2)」を世界で初めて実用化(ママ)”というが、少なくとも世界初の実用化とかディーゼルを凌駕というのは??である。
というのは第二次世界大戦時のドイツ空軍のエンジンの数多くが気筒内直接噴射ガソリンエンジンだった。例えばメッサーシュミットBf109のエンジンダイムラーベンツDB601系やハインケルHe111爆撃機のエンジンユンカースJumo211は液冷倒立V12であるが、倒立したバンク間に収まった燃料噴射ポンプによってガソリンは気筒内に直接噴射されていた。
当時ドイツに渡った日本人エンジニアは、日本で製造に手間取り信頼性に問題があった液冷倒立V12エンジンが、占領下の工場で整然と量産されているのに驚いたそうである。ドイツの飛行機や車両などの多くのエンジンはベアリングを多用した凝った作りだったため、ベアリング工場が空襲の標的となった。さらにはジェット戦闘機やロケット戦闘機、V1号、V2号とおそるべき技術力であった。ただ一つ溜飲が下がるのは、ドイツで実用化できなかったロータリーエンジンが日本で改良されルマンで優勝したことだろうか。
だからダイムラーベンツのV12には信念と怨念がこもっているのかも。V12を作るのは自動車会社でプレスティッジらしく、TヨタもG型2掛けでがんばっているが、過去には信頼性低く失敗してV12中古車が激安の有名自動車会社もある。
M菱はすばらしい技術者集団だが、ネーミングに剽窃があったり、アニマルバーに凝るところを見ると、いまひとつ歴史やエコロジー方面の視野が狭いようにも思える。
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続証券不祥事のナゾ(投信の成績比べ)
先日の証券不祥事のナゾの投資信託には、若干の反応があったので第二弾を書きたい。株式のクロウトには日本の証券会社の株式投資信託は外資系の会社より成績が悪いという噂があるが、本当だろうか。
そもそも投資信託(投信)とは、投信運用会社が株や債券を運用する。単位型(ユニット型)と言って運用期間が決まっているものと、オープン型と言っていつでも参加可能なタイプがある。
株なり債券を客が選択して買う場合は損した場合は自分が悪いと納得できる。しかし投信の場合は会社が上手に運用して利益を出すのを信じるしかない。
しかし会社がまじめに運用しているだろうか。ひょっとして運用が会社の他の部門の都合?でちゃんと行われていないのではないか、手数料稼ぎに使われているのではないか、と考える人もけっこう多い。そういう疑り深い人のために(では無いが)日経255種に連動する成績を目指すインデックス連動型というのもある。さてほんとに国内投信会社の成績が悪いのだろうか。
こういう議論ではプロ野球と同じで何よりも成績が全てである。幸い社団法人日本投資信託協会のホームページでは投資信託の成績が載っている。
まずインデックス型がある。これは日経225採用銘柄を主に組み込んで日経平均株価に連動した成績を目指すもので、どの会社も同じ程度の成績かと思ったが株価が厳しく押した過去1年間の成績を見ると、△7%から△17%位までとずいぶん差がある。
これは255種すべてを組み込む訳では無いし、組み込み量や時期に差があるからである。従って成績に差が出る。で日本最大のノルマ証券のインデックスオープン日経255の運用はドベクラスだ。過去1年間のみではない。過去6カ月、3年、5年ともドベである。
銘柄選択にあまり工夫できない日経255インデックス銘柄の中間(14位)の成績が△9%位だから、これより成績の悪い投信はよっぽど運用がひどいと考えて良い。では証券会社がそのノウハウの全てをつぎ込んで開発したマルチファクターモデルをスーパーコンピューターを駆使して運用したハイテク看板銘柄の成績はどうだろうか。
まずノルマ証券であるが、その”「株式αモデル」をベースに、個別銘柄の計量的な各種投資尺度を総合的に評価し、流動性などを勘案(ママ)”したハイテク銘柄ノルマエクスパートは過去1年で△6.2%とたいしたことなく、過去6カ月5.1%は日経255インデックス平均よりも悪くこれもドベクラス。それどころかノルマ証券の大半は△で過去1年間で成績順位も芳しくない。
さらにノルマ証券で一番設定金額の大きい(800億)主力銘柄スーパートレンドオープンは各△19.3%と0.5%で、日経インデックス型に遠く及ばず完全ドベクラスである。
日光証券の誇る”独自開発のマルチファクター・モデル「FAME」は、一定期間を遡及して分析することにより有効と判断される複数のファクターをもとに、東証一部上場の個別銘柄についてTOPIXに対するそれぞれの期待超過収益率を算出するモデル(ママ)”を用いたハイテク銘柄日光フォーサイトの成績は過去1年で△19.7%、過去6カ月で0.1%とどちらもドベクラスである。
ところで外資系証券会社の成績はどうだろうか。Mーキュリー、Sュローダー、MルガンS、Fィデリティー、Bアリングなどは成績が良く、全体の上位を付けている。
データは冷酷である。日本の株式投信の成績は外資より劣るという噂は事実であった。国内証券会社の国内株式投信は、対象が日本国内の株だからもっとも得意とするところのハズだが、外資系より成績が悪いのはどうしたことだろうか。自己売買部門の損を投信にかぶせているという噂が以前から有る。日本の一流企業がまさかそんなことをしていないと信じているが。
この先貯金の目減りは避けられないところから投信のニーズは強いし、欧米では個人の投資の中心となっているのだが、国内の会社の成績を見てみると相変わらずである。最後に証券会社の名誉のため加えておくと、国内株対象投信は外資系より成績が悪いが、外国株対象投信の成績は外資系企業と遜色無い銘柄もけっこうある。
ご注意。文中の数字は記載時点のもので、変化している可能性があります。
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