今日の必ずトクする一言
-- TODAY'S REMARK --

Visitors since Aug,1995.(digits.com.)  ReadMe! JAPAN

Ver. Jan. 1997

Jan. 30,1997 (Thu.)
インターネットのパンク?プロバイダーの回線数を探る

Jan. 28,1997 (Tue.)
大手町にセキュリティーホールを見る

Jan. 27,1997 (Mon.)
Webの構成にWebmasterの経歴を読む

Jan. 26,1997 (Sat.)
通信カラオケ装置でインターネット?(タイトーメディアボックス)

Jan. 22,1997 (Wed.)
トヨタカローラスパシアに見るパッケージ

Jan. 21,1997 (Tue.)
エコノミストと金利

Jan. 18,1997 (Sat.)
マックな一日

Jan. 15,1997 (Wed.)
このサーバーへお越しの方々

Jan. 12,1997 (Sun.)
続スペクトラム拡散通信(CDMA)

Jan.10,1997 (Fri.)
PHSのアンテナ考

Jan.8,1997 (Wed.)
Appleの新しいロードマップ

Jan.5,1997 (Sun.)
お年玉巨編(笑) 石油ファンヒーター大研究その2(メカニズム編)

Jan.4,1997 (Sat.)
お年玉巨編(笑) 石油ファンヒーター大研究その1(費用編)

Jan.3,1997 (Wed.)
お年玉巨編(笑) 初夢(機械の中を見る夢)

Jan.1,1997 (Wed.)
スペクトラム拡散通信CDMA



Jan.30,1997 (Thu.)
インターネットのパンク?、プロバイダーの回線数を探る

NHKのニュースによると、米国最大のプロバイダーAOLの混雑がひどく、裁判ざたになっている。昨年末に月$19.95の定額制に移行してかららしい。米国では市内電話は定額制だから、つなぎっぱなしの人が多いだろう。昨年末にインターネット崩壊を予言していた人がいたが、その一部は当たったことになる。

しかしこのニュースを見て、あれ、と思った。私は仕事先ではwideを利用し、自宅ではbekkoame福岡につないでいる。なんだbekkoameの方がAOLより定額制の料金が安いじゃあないか。それにテレホーダイ(私は加入していないが)もあるし、日米でさほど条件は変わらない。ここ福岡でのbekkoameはなかなか快適である。問題は市内の有線の料金だけだ。

しかし、FAST&FIRSTのwebmasterによると、東京方面のbekkoameはたいへんな混雑らしい。福岡では、ここ1年でお話中だったのは午後11時以降に数回あっただけだ。時々認証やメイルサーバーが落ちるが、これはメインサーバーの問題だろう。こうすると、やっぱりユーザー数と設備のかねあいか。AOLが問題なのはユーザーが800万人のいることだ。

以前からプロバイダーは回線の太さと会員数を明らかにしないが、おおよそ次のように邪推している。64kbps一本回線があるとする。電話モデムは28.8kbpsだが、こちらで示したピーク速度は3kbyte/sec程度だ。コンスタントに1kbyte/sec出ていればほとんど文句は出ない。とすると、1回線で6人分。

これがどのくらい妥当な邪推かは、次のデータから立証できる。当ホームページのvisitorはIPまで追える。これによると福岡bekkoameは第一APはfko065からfko0170まで100個のIP、また第二APはfko2001からfko2046までの実績がある。合計IP約150個。お話中は福岡ではほとんど無いので約50%のIPが同時にふさがったとして75kbytes/sec。これを実現するのに必要なバンド幅は750kbps。bekkoame東京とbekkoame松山までが1.5MBPS、松山から福岡と広島に分岐するので、ちょうど計算があう。実際には専用線などもあるが、大半はPPPであろうと勝手に計算している。

問題はひとつのIPあたり何人会員を割り振るかである。IPあたり15人程度と宣伝しているプロバイダーはやけに自信ありげなので、通常それ以下であろう。かりに25人とすると150個x25=3750人。福岡市の人口が120万だから妥当なセンだ。

この計算が成り立つのは接続がモデムだからだ。28.8kbpsモデムの場合、一人のユーザーが突出する大きなデータを流すことが不可だからデータ量は平準化される。しかしINS64k同期だと上記の計算は成立しない。bekkoameがあまりINS64k同期に積極的でないように見えるのは当然であろう。

興味のある人のために、本サーバーにアクセス実績のあるbekkoameのIPデーターを公開しよう。

場所      IP
bekkoameash  77-88
bekkoamechb  67-171
bekkoamefko  65-170,2001-2046
bekkoamehnj  65-222,1040-1189
bekkoamehsm    69-90
bekkoamekbe    69-193
bekkoamemkj    68-198
bekkoamemtd    62-194
bekkoamemym    66-137
bekkoamengy    67-157,2082-2188
bekkoameosk    65-188,3082-3152
bekkoameppp2   68-119
bekkoameppp3   69-184
bekkoamesmn    66-118
bekkoamesnd    65-79
bekkoamespr    65-183,4067-4159
bekkoamesyh    59-216
bekkoametkb    116-121
bekkoametkya   1027-1148,2005-2226
bekkoametyok   33-211
bekkoametyo    65-220
bekkoameutm    67-124,4172-
bekkoameyhama  1-234,1066-1235,2012-2211
bekkoameyhm    65-208,2214-2219,3101,6166,9102-9133



アクセスの多い東京や横浜は増設に次ぐ増設を重ねていることがわかる。また地方都市ではIPは65番から192番もしくは255番までを使っていることがわかる。他のIPは専用線やメンテ、予備であろう。

bekkoameの会員数は定かでは無いが、かりに10万人とすると、約4000個のIPで間に合う。各IPに1kbyte/sec割り振ると総データ量は4Mbyte/sec=40Mbpsとなる。bekkoameも合計54MBPSであり、おおむね妥当な計算。しかし実際にはDNSやMAIl,NEWSサーバーにアクセスが集中するからもっと遅くなるかもしれない。上記のデータで福岡と比べ東京、横浜方面は人口あたりのIP割り当が明らかに少ないから混むはずだ。疑問はNSPIX2で、主要プロバイダーが45Mでつながっているはずだが?効いているのかなという気がする。bekkoameからもwideからもmeshやinfowebへは極めて遅い。

福岡で早朝や土日につなぐと実に快適であり、wideより早いくらいである。しかし午後11時すぎはテレホーダイの影響で、回線の話し中こそ無いが、めっきり遅くなる。tracerouteで回線を追うと、bekkoame東京までは早いが、その先のIIJ大手町やNSPXPで大混雑している。wideから回線をおっかけても同じだ。さらにどうかすると国内より国外が早い。

個人的には、日本のインターネット回線トポロジーが東京を中心としたハブになっていることに不安を覚える。回線効率、災害や障害に対するセキュリティーに不安を感じる。もっともこんことは障害が起こるまでだれも気づかないか、あるいは気づかない振りをしていることだろう。

最初に戻る


Jan.28,1997 (Tue.)
大手町にセキュリティーホールを見る

ひさしぶりに東京の九段から霞ヶ関まで歩いてみた。まず九段で交差点を見回すとNSS銀行の本店がある。株価は1990年には\1940であった。本日の\217前後である。マーケットに詳しい向きなら、この状況が何を意味するかは明白である。

この銀行を含め\200前後の銀行を探すと、T銀、D銀、O銀などがある。TC銀に至っては\129である。以前なら整理ポスト行きだが、なぜか店晒しになっている。この銀行はその設立の経緯も興味深い。日経新聞によるとムーディーズの格付けではNSS銀、YS銀、T銀などはネガティブになったらしい。残念ながら経済に疎いので意味不明である。

さらに大手町に向かって歩くと、大手新聞社がある付近に某国際電話会社のビルがあった。米国NY市に3年住んでいたので、ずいぶん経営に貢献したし、その通話品質と信頼性にはお世話になったが、そのビルがなぜかとてもshakyな物に見えた。もし端末同志が専用線で繋がっていたら、インターネット電話で品質はともかく国際電話の通話料はタダである。音声を低い通信バンド幅で送る技術はこちらに書いた。今後はマージンが大きかった電話ビジネスよりも、通信回線ビジネスが中心になるのだろう。株価は93年には\13500をつけたが現在\7100である。

さらに歩くと東京駅前にMビルがある。M地所の所有だが近々改築されるらしい。この重厚なビルは意外なことに予想される規模の地震に対応出来ないらしい。ここの会社がロックフェラーセンターを買ったときにNYにいたので、ずいぶん米国人からイヤミを言われた。莫大な損害をともに撤退したらしい。株価は\1120と堅調である。

こうして丸の内を歩いてみると、まったくレストランや喫茶店、コンビニが無い。ビルの地下にあるらしいが、昼の弁当屋の隆盛を見るに需要と供給が釣り合っていないのだろう。NYには、ロックフェラーセンターといえども、多くのピザ屋、デリ、日本食堂がある。このあたりのいくつかのビルでは、災害に備えて非常食を備蓄していると聞いている。

こういった丸の内の大手企業、新聞社、官庁へのインターネットの経路をたどるとなぜかどれもIIJ大手町を経由する。インターネットのウリは災害に強い柔軟なルーティングだが、このあたりに障害が発生すると問題が生じるかも知れない。また、この日本一高コストな町で、従業員に充分なペイを支払うのは高く付く。

米国ではIBMもMicrosoftもCNNもHPもAppleも本社は大都会には無い。大手企業が大都市から逃げていかないかわりに優遇税制を受けている企業も多い。日本で多くの企業が大手町から離れないのは、隣町に霞ヶ関があるからだろう。このように、この付近には大きなセキュリティーホールが開いている。ノドンも狙っているかも知れない。

P.S.IBMのWebmasterのページに行くとおもしろい。ページ製作スタッフの名前の他に、ピザ屋、ダイエットコーク、エビアン、寝袋、音楽などが書いてある。IBMも変わったものだ。というか、かなり苦痛を伴う努力をしているようだ。

最初に戻る


Jan.27,1997 (Mon.)
Webの構成にWebmasterの経歴を読む

多くのホームページの構成はおおむね2通りにわけられるように思う。

企業がデザイナー会社に依頼したと思われるもの、あるいはデザイナーが作ったページの特徴がまず一発大きな絵である。それを長々と拝んだ後で、やっと選択肢が現れる。この手合いは通信速度が速い場合はいいが、せっかちなビジターはすぐパスしてしまう。その後もリストというよりは、定められた道筋で進んでいく。

もうひとつは、ホームページにアクセスしたときに、口絵よりリスト構成に重点があるもの。私のページはこれである。目標として文芸春秋誌の目次がイメージにある。私の所からリンクが張ってあるページなどもこれが多く、似ていたりして苦笑させられる。

このリストタイプのページを見ると、時にその人の書いたソフトウェア遍歴が忍ばれるのがおもしろい。WWWはビジュアルなものだが、構成としてはソフトウェアに似ている。まずタイトルがあって、処理のリストがある。それぞれがサブルーティンに飛んで最後に戻ってくるわけだ。基本的にはもっとも古い処理言語FORTRANに良く見られるメニュードリブンである。全てのページはメニューによって階層化されている。

私自身が実用ソフトを書いたのは、サル訓練装置(BASICと機械語)であった。その後PDP-11やVAX-780でのFORTRANである。その後処理がHP-UNIXとIBM-PC上のTurbo-Cに移った。そのせいか、後で他の言語に移植することを考えて

i++ と書かず

i=i+1

と書いてしまう。まあかしこいコンパイラーならそう書き換えてくれるから実害は無い。変数を10個確保するときも

i(10)

と書く。そしてi(1)からi(10)まで使う。すぐお気づきであろうが、こうすると毎回 変数やポインターを一個損するが、そうすることに決めている。そうしないと、言語が変わったときにわけがわからなくなる。そのせいか、私のページは10年以上も前に書いたFORTRANのタイトルにそっくりで笑ってしまう。

一方デザイナー系のページを見ると、あまり階層化は意識されていない。メニューに戻る、という階層化よりは全てが連続していて、ストーリー性を重視している。私には常に論理的な戻り先を探してしまうが、ずっと読み進むと最後は友人のリンクになって、それで終わっていたりする。ちょうどお化け屋敷みたいだ。理科系の教育を受けた私にはそういうものが書けない。私が書くとどうしても、メニューが入れ子になって,最後はメインページに戻ってしまう。

会社のページを見てみてもそうだ。おおむねメーカー系統はリストタイプだが、デザイン屋のはストーリー構成になっている。ただ、リスト構成の方が更新やメンテがしやすい。更新がさかんな個人ページはみんなそうなっているようだ。

最初に戻る


Jan.26,1997 (Sat.)
通信カラオケ装置でインターネット?(タイトーメディアボックス)

電気屋に行くと、アムロの看板の横に、タイトーメディアボックス X-55という通信カラオケセットがある。タイトーと京セラの合作で、ずいぶん以前から売っていた通信カラオケが、どのようにインターネット端末(ネットワークコンピューター?NC?)に変身したか興味があった。

パネルデザインはどう見てもカラオケだし、CD-ROMもフロッピーもカードスロットも無い。さらにマンガ風カタログによると、X-55の前身の機種でもインターネット可能。いったいこれはどうなっているのか。試用するチャンスがあったので解析してみた。

日経トレンディーの情報では68020CPU、RAM1MB,ROM1MB、9600bpsモデム、ビデオ256色、アプリックス社製ブラウザーというところまでしかわからない。X-55の語源は、内蔵MIDI音源がローランド社SC-55準拠ということらしい。出力は通常のNTSCビデオ信号だが、インターレースを用いてフリッカーを減らしているようだ。

この機械を試用するには入会金\1500でタイトーXDATA-NETと契約する。カラオケはダウンロードする度に課金される。他のプロバイダーは選べない。

電源を入れるとROMモニター(OS?)が立ち上がる。ここでカラオケする時にはメニューで曲番号を指定すると、X-55が自動的に電話をかけてMIDIデータをダウンロードして、しかるべき表示と演奏をしてくれるハズ(カラオケは試さなかった)。メニューには、ゲームをダウンロードする選択肢がある。これでゲーム番号を指定すると、ゲームソフトがダウンロードされ、実行可能となる。MIDIデーターとゲームソフトは電源スイッチ(実際にはソフトウェアスイッチで、押すと画面に警告が出る)を落とすまでの間は何回でも実行できるしかけ。

さてインターネットに入るには、ゲームで#10001を指定すると、自動的に電話が繋がりWWWブラウザーがダウンロードされる。モデムが9600bpsと遅いので3分以上を要したと思う。ダウンロード最後の不審な振る舞いは、どうも圧縮データを解凍していたようだ。9600bpsだと毎秒1KB弱だから3分で180kB?として、解凍して300ないし500KB程度のソフトではなかろうか。68k用として以前出回っていたMacwebというブラウザーはたしか250kb程度(GIF可、JPEG不可)だったので、ROM内ルーチンをフルに使ってJPEGデコーダーを仕込むと妥当な大きさか。RAM1MBだから、ブラウザーのキャッシュ等に半分ぐらい残すのだろう。電源を落とさないかぎりブラウザーはメモリー上にあり、再度ダウンロードする必要はない。

ここで電話はいったん切れる。この段階でリモコンキーの割り当てが変わる。接続を指定すると電話がかかってホームページに繋がる。そこからは仮想キーボードでアルファベットをカーソルキーと決定ボタンで、URLを入力する。画面上の仮想キーボードには一応co.jpとかor.jpなどのキーも存在するが(ac.jpは無かった)、このページのアドレスを入れるのに四苦八苦。タイトーはキーボードを発売の予定らしい。コネクターが見あたらないので赤外線でつなぐのだろうか。

そして読み込みを開始すると、画像は?マークのままでキャラクターをどんどん表示していく。感じとしてはIE3に近く、この点は唯一Netscapeより良い。この間は約1分10円程度の課金。当然フレームなどには対応しておらず、機能はNetscapver1.1以下である。速度はなるほど9600bpsであり、遅いが、ひっかかったような動きはしない。

Bookmarkは10カ所指定できるが、X-55に書き込まれるのかサーバーに書き込まれるのかは不明。、画像はまあまあで、電気屋は私の写真の入ったページをみて驚いたようだが。字はフリッカーが残っているものの比較的きれいだが何しろフォントがでかいので、表示領域はせまい。ポインターはカーソルキーで操作する。

さて、この機械をどう評するべきか。まず接続は圧倒的に簡単である。ただ仮想キーボードは苦痛である。仮想キーボードは漢字変換機能もあり、電子メイルも可能らしいが使いものになるだろうか。音楽好きがインターネットをのぞき見するのにはぴったしの機械だが、小室氏のページを見てもブラウザーにMIDI再生機能が無いので音がでないのは、せっかく上等なMIDI音源をつんでいるのに手落ちだ。ただしブラウザーは更新が容易だから、そのうち実現されるかも。あるいは通信カラオケ自体がインターネットに移行する可能性も無しとしない。

私個人としては、あまり欲しいとは思わなかった。この機械は約\35000だが、4万円出すと486DX2,RAM8MB,500MBHDD,2xCD-ROM、SB16,1024x768x256,14.4kbpsモデム、一太郎orMSWord付きの型遅れ一体型DOS/Vマシンが手に入る。マックな人なら6万ほどで、LC575、LC630,LC588あたりの型遅れが手に入る。そっちならワープロや他の用途にも使えるから、私ならそっちを買うだろう。

しかし、意欲的なアイデアではある。同じようにゲーム機も、みんなインターネット端末になり得るし、すでにセガのは発売されている。ゲーム機は我が家に1台古いファミコンがあるが、それには日興証券の電子カードとモデムカートリッジがささっており、対戦相手は主に東京証券取引所である。

最初に戻る


Jan.22,1997 (Wed.)
トヨタカローラスパシオに見るパッケージ

テレビをみていると、どうもミニバン形式のカローラが出たらしい。あのサイズで3列シートがあるという。さっそくトヨタのホームページに行ってみると、なるほどおもしろい作りである。月並みなカタログ記事はやめて、安全対策を中心に考えてみたい。 まず安全装備であるが、電動式シートベルトプリテンショナー(衝突時にシートベルトを10cmくらい引き込んでたるみを取る装置)というのは珍しい。多くは火薬式、バネ式、ワイヤー式なので新開発であろう。また、シートベルトの過度な拘束力がパッセンジャーにかからない、フォースリミッターもある。通常はベルトに糸でダーツが取ってあり、荷重でそれが切れてベルトが伸びる形式や(ヒューズベルト)や、リトラクター本体に仕掛けがある物等あるが、スパシオの形式は定かではない。

ABSとデュアルエアバッグ、サイドドアビーム、全席ELR(Emergency Lock Retractor)付きシートベルト、GOA?などは当たり前だろう。3列の車種の真ん中の座席は子供用に座面が高くなるのも目を引く。

パッケージとしては、全高が高いが立体駐車場にギリギリの高さに押さえてある。パッケージングはサイズが違うがオペルビータに似ている。左右の窓はもっと立っていて欲しい。サイドウインドーグラフィックやキャラクターラインは差別性(ビータと?)を出すためか凝りすぎ。インストパネルもずばりビータのパクリ。計器はアナログの方がいいと思う。

このような車にサーキット性能を求めるのは間違いだが、重心が高くなるのでロールとダンパーの伸び側は押さえる必要があるだろう。リアサスは、パラレルリンクのストラットでカローラからの流用だが、希望を言えばカローラIIやスターレットのトーションビームリジッドに紡錘形スプリングにすれば、トランクと3列目の床下が下げられるし、ストラットタワーからスプリングが無くなるので座席幅にスペースが取れると思う。せっかくドアパネルを変えたのだからホイールベース(セダンと同じ)もあと少し欲しい。が、そうするとカローラで無くなってしまうか。イプサムはリアサスを新造したくらいだから、次のモデルではそうなっているだろう。

エンジンも手元にデータが無いが、気筒内噴射とまでいかなくても、圧縮比を上げて燃費とトルクを重視したエンジンが載っていることを期待したい。

総じて、2列目を子供用に絞ったパッケージが優れており、私の好みである。思えばトヨタもカリーナED以来の屋根の低い、ピラーとリアウインドーが寝た、Cピラーが前にでっぱって、リアパッセンジャーの頭上がガラス、という車という長い長い回り道から、やっと戻ってきたものだ。

最初に戻る


Jan.21,1997 (Tue.)
エコノミストと金利

前にマーケットのことを書いたが、その後もマーケットはかなり下げているし、円安も続いている。エコノミストは、日本の企業の業績や政府の指導性が十分でないからだ、と言う。今後も政府が規制緩和など施策を打たないともう一段の下げがあるとも言う。

しかし、みんなが揃ってもう一段の下げがある、というときは用心である。マーケットの法則として、大勢と同じように動いていると、だいたい損をつかむことが多い。金利の動向についても同じだ。

よっぽど株の売買をする人をのぞけば、通常の人が経済に関係が深いのはローンなどの金利ではなかろうか。ここ1、2年、銀行が住宅ローンなどで固定金利を勧めていた。多くのエコノミストも、この先高金利が予測されるので、固定金利がトクであると言っていた。

これが私にはひっかかる。なぜかというと、固定金利の場合、金利が上昇すると銀行は莫大な損害を被る。従って銀行は以前から固定金利でなく通常変動金利を勧めるのが普通であった。しかしなぜか固定金利を強く勧めていた。

その後の経済は低成長期がつづき、さらに昨今の不景気で当分低金利は続きそうである。どうも銀行は長期的な低金利を予測していて、すこしでも変動金利より金利の高い固定金利で利益を確定しようとしていた、とも読める。

こうかくと、ただの経済のヨタ話であるが、じゃあ固定金利なら、絶対に金利が変わらないのだろうか。実は固定金利でも金利が変更されることがあり得る。というのは契約書をよく読むと、”経済状況の激変があったばあいは、金利を改定することがある”と書いてあると思う。つまり、絶対的な固定金利は無いのだ。

最初に戻る


Jan.18,1997 (Sat.)
マックな一日

このページを読んだ人は、おそらく私がマック嫌いと思うであろう。マック自体がきらいなのではなく、官僚的アップルとエバンゲリスト嫌いというべきであろう。私はMacPlus以来のヘビーユーザーで、それが証拠にマックプラスもある。このマックの上面左を見て欲しい。プラスティックグリルがアルミのパンチングになっており、前方には液晶温度計が貼ってある。これは冷却を必要とする変造を受けた名残が、いまはオリジナルに戻している。

脱線してしまった。ここのところページが更新出来なかったのは、学会準備で尻に火がついたからである。当然スライドはマックで作るのだが、これがトラブルの連続。

まずスキャナーが動かない。同じSCSIのスライドスキャナーやMOは動く。ほんの2,3日まで動いていたのだ。SCSIプローブも認識する。そこでスキャナーのドライバーを再度インストールすると治った。昨日ユーザーがOSをUpdateしたのが原因であった。この途中でファイルにキズがついたのか、あるいはSCSIドライバーが更新された(高速化)ためにハンドシェイクのマージンが不足したのであろう。

次に画像をプレゼンテーション用の*ersuationに張り込む。マックのアプリは一般にバグが多く、指定したパーツ(オブジェクト)を取りこぼしてしまう。線の色の指定が効かなくなる。さらに途中でMOにあるファイルを開く度にクラッシュするようになった。調べると、ファイルがクロスリンクしている。さっきNetscapeを開いたときに壊れたのだ。2時間ほどの仕事がパーになった。マックではファイルを頻繁に保存するのが鉄則だが、時に保存にも失敗する。ファイル名を変えながら作業を進めないと危険だ。同僚に聞くと”いつもそうですよ、だましだまし使うんです。”という。

次にこの出力をスライドプリンターを使ってフィルムに焼く。私は用心のため2種類のプリンターを使っている。一つは写嬢(シャガール)という機械で、モニターのビデオ信号を内蔵のマルチシンク4インチ白黒CRTに投影し、色フィルターが自動的にかかってフィルムに撮影する。この機械の利点はパソコンを選ばないことで、PC98,DOS/V,マック、UNIXともケーブルさえあれば繋がるし、ソフトのトラブルが一切無く撮影も早い。欠点はやや画像が甘いことか。モニターと同じ解像度だから、見栄えを良くするにはパソコンが1024x768x3万色以上の表示能力が必要だ。

問題はMacRasqalというスライドプリンターだ。これはMacにSCSIでつながっていてソフト的にはプリンターとして動作する。セレクタでプリンターの代わりに選び、ページ設定を行って、印刷を指定すると 画像がファイルに落ちる。画像は公称4000ドットで実際は2000弱だが、写嬢より画質が良い。またパソコンのモニターの解像度が低くてもかまわない。

ところがプリンター扱いだから、印刷可能範囲、フォント代替、ソフトのコンフリクトなどのトラブルがある。特定のフォントだけが落ちていたり、画面の構成が勝手に変わっていたりするのだ。せっかくのマックなのにフォントが選べないのだ。さらにマックの事だから、印刷中に良く止まる。

最後にファイルからスライドプリンターに画像をダウンロードしようとすると、何度やってもタイプ*エラーでハングする。これもさっきのマックと同じで昨日OSをUpdateしたのが原因らしい。機能拡張を全部無効にすると、撮影が始まった。ああ。なんと24コマ撮影するのに30分以上かかるのだ。これでもまだ安心出来ない。前に画像が全部変だったことがある。従って、撮影している間に用心として写嬢でもう一本取っておく。

若い同僚に”あいかわずマックはトラブルが多いなあ”というと、 ”いつものことだから”とマックのユーザーは打たれ強い。こういった情報はアップルも販売店も把握していないから、結局経験と口コミが頼りだ。

ただ、原因は察しが付いている。おそらくOSのUpdateでSCSI関係のドライバーが変更になったのだろう。ファイルアクセスの高速化を狙ったが、機器やケーブルによってはハンドシェークのマージンが不足し、SCSIのトラブルを起こす。スキャナーならまだいいが、HDDやMOがクラッシュするとえらいことだ。

また、印刷や通信をバックグラウンドで行うとトラブルが多い。これはタスク間でリソース配分がうまくいかなくて、途中でデータがこぼれたり、タイムアウトになるからだ。アップルがOpenTransportとして通信を統合化したのは、この中で通信のスケジュールを一元的に管理してハングを回避するためだろう。しかしこういったことは、真のプリエンプティブなマルチタスクのOSが出来るまでは解決しない

最初に戻る


Jan.15,1997 (Wed.)
このサーバーに来られた方々

このサーバーに来られた方々のドメインを集計してみた。まず、アクセスが多い時刻は13時から19時の間で、ピークは16時である。またボトムは朝5時である。曜日としては火曜と木曜にピークがあり、日曜が一番少ない。このことから、このサーバーは個人ユーザーより企業や研究機関からのアクセスが多いことによる。英語のページが少ない割に外国からのアクセスも多く、約50カ国を数える。

次に、comすなわち米国企業を見ると、golやaolのようなプロバイダーを除くと、dec、ibm、sun、ti,microsoft、hp、lotus、unysisなどの大手がから来て頂いている。

edu、つまり教育機関から見ると、筆頭のピッツバーグ、バークレー、ワシントン、uclaをはじめ、mayo、salkなどの名前も見える。たいへん光栄である。

ここには何となく怖いのでわざと書かなかったがMIL(米国軍)からもアクセスがあった。逆引きしてMILにつなぐと、”あなたは監視されている”という表示があり、ビビってしまった。gov、つまり米国政府機関では、NIH,NOAA,NASAなどの名前が見える。

JP.AC、つまり日本の研究機関ではその大学のインターネット整備状況が伺われる。医学部とコンピューター関係の部門が多いようだ。

JP.CO、つまり日本企業はJP.ACの次にアクセスが多い。多い方から、富士通、NEC、シャープ、東芝、IBM、三菱、ソニー、デンソー、エプソン、日経などと並んでいる。やはりコンピューター企業、出版、マスコミ関係が多い。意外に建設会社も多い。企業がどの程度電子化がすすんでいるかが見えてくる。

JP.GO、つまり日本政府関係は、ひととおり来て頂いており、ありがたいことである。意外なのは農水省関係が多いのと、意外に少ないところがある。予算の問題だろうか。ドメイン名ではどこかわかりにくいが、はっきり書くと差し障りがあるので、逆引きしてほしい。頭にwwwをつけて、ここにある順番と逆の順番にならべて、頭にhttp://を付ければよい。例えば

jp.go..monbu

だったら、http://www.monbu.go.jp という具合。

まあいくらなんでも、これぐらいはどこの省庁かぐらいはわかると思う。

最後にJP.OR、つまりプロバイダー関係であるが、bekkoame,asahi-net,iij,msn,infowebの順である。meshはJP.ADにあるようだ。驚きなのは比較的最近参入したMSN、つまりマイクロソフトネットワークの浸透である。

いままでおおむね35000visitorsがあった。このログはおもなページの一部に一個ずつMacサーバーを参照するgifを埋めてあるので、すべてのファイル数を反映していない。Win95サーバーのログから見ると、ファイル数はこの10倍以上である。

当サーバーへのアクセスは、インターネット上でヒット数が多い新聞社やコンピューター会社などの100分の1程度であるが、平均的な企業よりははるかに多い。そのメインサーバーが時代遅れのPC9821BS(80486DX2-66MHz、32MB,170MBHDD)だからお笑いである。スーパーSPARCサーバー(10GB+5inchMOx50枚)がサブだから、さらに笑ってしまう。サーバーを入れ替えるつもりであったが、SPARCのIPに依存するシステムがあるので、そのままになっている。このサーバーより明らかにレスポンスが劣る一流コンピューター企業のサーバーがあるが、いったいどういうサーバーをどんな回線につないでいるのだろう。

最初に戻る


Jan.12,1997 (Sun.)
続スペクトラム拡散通信(CDMA)

最近のみかかドコモのデジタルのシェアは圧倒的らしい。そのためか回線不足を生じているようだ。いままで基地局の増設、周波数帯域の半減(25KHz -> 12.5KHz), 通信スピードの半減(Half Rate)、アナログ電話帯域の使用(Dual Band)などの対策をしているが、それでも最近の報道(日経トレンディー)によると、発呼、着呼とも繁華街では80-90%程度。 みかかがスペクトラム拡散通信(CDMA)への取り組みを遅ればせながら始めたのもこれが原因であろう。また、これがすでに出遅れであることも書いた。すでに主要端末メーカーは対応すみである。

しかし根が深い問題だ。まずみかかと他の業者NCCとでは最初から条件が違う。みかかは公社時代に多くの基地局を確保していた。すでに確保した基地局に設備増強をするのは簡単であるが、新興NCCの基地局は大変だ。ビルにしても鉄塔にしても、めぼしい場所は押さえられている。新たに確保すると言っても、みかかは旧公社だが、新興NCCは民間企業である。おのずとビル所有者の印象も異なる。

それにNCCは公衆網との接続で必ずみかかに料金を払う仕掛けになる。国際的に高価な有線公衆網を持ち、リソースの金額を有線に転嫁できる。それに対して例えばいDOなどは、みかか、TACS、デジタルと3方式の基地局を作るという、世界にもまれな重荷を政策的に背負わされている。勝負にならない。

さらにみかかはブランドである。私も自己負担はセルラーだが、仕事先はみかかである。もし電話で問題があったとき、業者がみかかならみかかの責任、もし業者がみかか以外なら担当者の責任になる。また初めてのユーザーは、みかかを選ぶ確率が高い。というわけで、みかかはますますシェアを伸ばし、その一方でどんどん自分の首を絞めているわけである。

みかかは、どうやらCDMAでも独自方式を狙っている。これにもいろいろな考え方がある。独自の方式を持たないと、技術的に属国になるという考え方。逆に国際的な規格に準拠しないと、孤立するという考え方。もし日本が輸入超過の国なら前者もいいが、輸出超過なので考えるところだ。

欧米人の見方は違う。みかかはまた同じ事をやっているな、という感じ。それと、そんなにシェアをあつめて自分で自分の首を絞めてどうするつもりだろう、と考える。さらに日本人が劣悪な労働、住居の上に、さらに携帯が輻輳するほどの過密の都会で生活すること自体がクレージーと考える。

米国で地方都市に行くと、都市郊外にきれいな住宅地がある。殆どの住宅にはプールもあるし、充分な庭と駐車スペースがあるが、平均給与は数万ドルである。戸籍もなければ住民票も無い。ハンコも無い。社会保障番号があるだけである。当然源泉徴収という税制もない。また銀行から電気、ガス、水道代引き落としも無い。現金書留も当然ない。不思議であるが、それで国が成り立っているし、そういう物があるのは、先進国の中で日本ぐらいである。なぜって、大事な税金を人任せにするとか、人が勝手に自分の銀行口座から金を引き落とすのが危ないからである。

源泉徴収のおかげで税をいくら払っているかが実感できない。銀行口座引き落としのため、高い電気、ガス、水道に気づきにくいからである。

日本から多くの外国企業が逃げていくのも無理がない。しかし日本人には他に行くところが無いのである。

最初に戻る


Jan.10,1997 (Fri.)
PHSのアンテナ考

PHS端末のアンテナによってどのように感度がかわるのだろうか。写真のような変なものを作ってみた。

最初は4分の1型である。で、静止状態で計るとオリジナルと殆どゲインが変わらない。欲目にみてもせいぜい1dBである。

次は4分の1の2段である。つくりは雑だが許してくれ。ゲインはこれも欲目に見て2,3dBであった。数字がばらつくのは、周囲の状態で電界強度がめまぐるしく変わるからだ。近くを車が通るだけで変化する。何、どうして途中が曲がっているかって?加工がまずいからじゃあないか。

ただし長い方は、たしかに御利益がある。CSに対して頭をはさんで逆にもっていくと5dBちかく違う。従ってPHS端末のアンテナが引き出し式の物のメリットは、アンテナの先が頭を越えて、すこしでもCSにたいして見通しをかせぐことにある。

最初に戻る


Jan.8,1997 (Wed.)
Appleの新しいロードマップ
AppleのOSの新しいロードマップが発表された。いくつか驚きがある。

1.新しいOS、Rhapsodyではカーネルの上にNext互換のYellowBoxがあって この中にJavaVM(仮想マシン)、MacAPIそれとQuickTimeがある。つまりQuicktimeはNextの方に引っ越すわけだ。

その上にDisplayPostscriptがあって、その上に AcvancedMacLookandFeelGUIが来る。これで一見 MacOSと同じような見かけになる。いうことはQuicktimeはデータレベル互換性はあるがドライバー類はまったく新しく なることになる。QuickTimeが安定して動作する新しいOSを作ることに最大の重点がある。

つまり、RhapsodyはDTPやノンリニア 画像システムなどのマルチメディアマシン (例えばもっと汎用性のあるIndyのような) を目指していることが明白で、MacOS7.X との互換は二の次である。

2.それに並んで、カーネルとPostscrpitの間 にBlueBoxと称するMacOS7.x互換環境 がある。 これは困難な構造だ。なぜかというとMacはQuickDraw に深く依存しており、その出力をいちいちPostScriptに翻訳することかなり遅く なるだろう。BlueBoxの提供はYellowBoxより後になるらしい

つまりRhapsodyではMacOS7.X互換は二の次。もしこのシステムが気にいらない場合は、あと数年MacOS7.Xの改良型の方を 使って下さい、ということ。

3.しかし一番の驚きは、カーネルのところに(Machあるいは その他)とある。無責任な話だ。結局1月7日 の時点で、カーネルをどれにするか決まってないのだ。これはもうひと波乱ある。あるいはBeOSがもう一度出てくるかもしれない。結局何も進んでないことが明らかだ。Appleにはあまり時間が残されていない。

最初に戻る


Jan.5,1997 (Sun.)
石油ファンヒーター大研究その2(メカニズム編)

というわけで石油ファンヒーターの研究第2弾。毎年進歩する石油ファンヒーターだが、その進歩を簡単にみわけるキーワードは次の3つ。

1.能力の可変域が広がった。
以前は2500kcalクラスの最小能力は800kcal程度であった。このため狭い部屋ではどんどん設定温度より温度があがり、そのため着火、消火をくりかえし灯油のにおいを感じる事があった。現在では最小は500kcal以下であり、室温が設定温度を越えても"とろ火"対処できるので着火、消火が無く、においも低下している。とろ火の実現には、丸形バーナーが増えたことが関係しているようだ。

2.着火時、消火時のにおいが減った。
石油の宿命として、ガス化しなければ着火しない。着火時の工夫として、能力を絞った状態で着火し、やや間が合って送風ファンを回し始める。消火時には能力を絞って消火する。その瞬間に送風ファンを止めて、残った未燃ガスはヒーターの周囲の保炎リングで燃やす。においが減ったころ送風ファンを回して、バーナーを冷やす。一部のメーカーでは可動ルーバー(方向板)を締めて未燃ガスを筐体に閉じこめる。また燃焼用ファンの空気取り入れ口に活性炭を置いているメーカーもあるが、効果は??である。

3.石油タンクが大型化した。
以前は4L程度のタンクは5L以上となっている。以前よりバーナーの最小能力が絞れるので、とろ火ではかなり灯油が長持ちする。工夫としてはまわさなくて開くコロナの補給栓(よごれま栓)がダントツにすぐれている。

構造編
石油ファンヒーターには各社あるが、性能を追求すると次第に似たところに落ち着く。最近の流行は丸形バーナーであり、以前は列型バーナーを使用していたメーカーも丸形バーナーになっている。ここでは構造が非常に似通っている三菱、サンヨー、コロナの製品を製品を中心に研究してみよう。

バーナー
ストーブはバーナーが命である。左の写真では、上方にバーナーシュラウド、雲母ののぞき窓がある。その下方に見える白線はバーナーの温度を検知するサーミスター、右側の茶色の管はオイル配管で、右下のサブタンクの燃料ポンプにつながっている。その右の黒い線は着火用の火花をとばす高圧用配線である。写真では見えにくいが、その右に炎検知用のフレームロッドの配線がある。写真では見えないが裏に着火時にバーナーを加熱する気化用ヒーターがある。

つぎにバーナー下部の丸い形はサンヨー独自のバーナー一体型燃焼ファンである。その前の緑色の基板は、燃焼ファンの回転数センサーである。下部の青い線は燃焼ファン用配線である。底板右側の黒いものは振動センサーである。

バーナーの中には写真に写っていないが灯油を吹き出すベンチュリー管、灯油を燃やすバーナーグリル本体、炎を安定化させ消火時のにおいを低下させる保炎リング、点火のための高圧点火装置もしくはセラミックヒーター、炎を監視するフレームロッドなどがある。サンヨーは燃焼ファンがバーナーと合体していて見事な構造だが、他社はたいてい分離している。燃焼ファンが小型になるとサブタンクの配置が楽になり、ついでにタンクを大型することができる。

点火のプロセスはこうである。まずバーナーグリルの下に円形に電気ヒーターがあり、これに通電する。この時最大600Wの電力を消費する。耳をすますとチリチリ金属のきしむ音がする時期である。一部のメーカーではこのヒーターを余熱しておいて加熱時間を短縮する工夫があるが、電力を浪費する。マイコンで日々の着火時刻を予想し、余熱時刻を制御する機種もある。

次に燃焼ファンがまわり始める。このファンはフォトカプラー付きトライアックで電力制御され、回転数はセンサーによってマイコンに伝えられている。バーナーが加熱されると燃料ポンプが作動し、燃焼ファンからバーナーにかけて送風路が絞られた部位(ベンチュリー、車のキャブレターと同じ原理)に灯油が噴出される。と同時に高圧点火装置が作動して点火する。通常このときにかなり甲高いジーという音がするが、これを嫌って赤熱する小型セラミックヒーターを使用しているメーカーもある。

もし着火に成功すれば、フレームロッドが炎を検知する。フレームロッドはタダの金属棒が立っているだけだが、炎は導電性があることを利用している。着火しなければ以上のシークエンスを2,3度繰り返し、失敗したらエラー表示を出して止まるようになっている。

芸が細かいのは保炎リングの働きである。いったん着火すると保炎リングは灼熱し、その熱をバーナーグリル支持部に伝える。この部にバーナーサーミスターがあり、温度が上昇すればバーナー加熱ヒーターはoffになり、燃焼中は送風ファンの他は電力を喰わない仕組みである。メカとしてはサンヨーと三菱が美しいが、コロナは着火スピードが早く実用性能が良い。

この構造の対極に立つメーカーがダイニチである。ここの製品は燃焼ファンと送風ファンが兼用になっている。またバーナーと完全に独立した専用の気化器を使用し、ボックス構造の中の列型バーナーに吹き込む。全体的に簡素な作りながら着火、消火がすばやくにおいが少ない。筐体も小型で安価で売れているようだ。ただ能力の絞り方が不足気味で、気化器の音がし、燃焼時も気化器が電力を喰うようだ(約60W)。

東芝や松下の丸形バーナーはそれらの中間に位置する。バーナー本体は良く似ているが、ベンチュリーが無く、電気ヒーターによる燃料の気化器を持っている。利点はガス化制御が細かいことと着火が早いことだが、欠点は燃焼時もある程度気化器が電気を喰うことである。上記の丸形バーナーでは燃焼中は電気ヒーターが不要で電力を節約するが、気化器を使う物は燃焼時にも50W程度消費する。またシューとガスの噴出音がし、灯油の質やゴミに弱いらしい。

もうひとつシャープも気化器を使用し、正方形バーナーに白金コーティングして消火時のにおい消しをはかっている。他のメーカーと形が違うのがシャープらしいが効果はどうだろう。あと東芝には親子型列型バーナーにクロスフロー送風ファンというのがあったが、新型からは丸形バーナーに代替しつつあるようだ。列型は前後長が小さいが、能力をしぼった時の安定性は丸形バーナーにメリットがあるようだ。

他にに構造が少し変わったものがトヨのレーザーバーナー。バーナー下部にヒーターとメッシュがあり、そこに灯油を垂らすだけで、特にベンチュリーは見あたらない。簡素な作りで灯油の質を問わないらしい。昨年まで能力を絞るのに若干難があったが、今年は改良が進んで遜色が無くなっている。シンプルイズベストか。

このように、けっこういろいろなメカニズムがあるが、おおむね能力は拮抗しているのがおもしろい。また某重工製品のようにOEMもけっこうある。

制御部
制御はマイコン制御である。まず設定温度に対して、後面ファン付近にあるルームサーミスターで室温を検知する。その差が大きければ燃焼能力を上げ、設定温度を超えれば能力を絞る。その反応にはかなりのヒステリシスを持たしてある。つまり最初は少々設定温度を超えても多めに焚く。設定温度を越える時間がかなり長くなると、今度は少々室温が低下してもなかなか能力を上げない。つまりいったん部屋があたたまると少々戸の開け閉めがあっても余熱があるから、あまり能力を上げないのである。ファジーとかニューロとかいうのは、そのあたりの工夫である。

感心させられるのは、能力を可変するときに、燃料ポンプ、燃焼ファン、送風ファンがみごとに連動して制御されるさまである。また着火時、消火時に各コンポーネントが各センサーの情報を元に時系列的に見事に制御されており、極めて日本的なハイテク製品である。

あとはタイマーがある。大きく分けて24時間式で現在時刻を記憶する物と、残り時間設定型がある。24時間型が便利だが、コンセントを抜くと現在時刻を忘れる。機種によっては短時間のバックアップ電源をもつので、部屋を移動させる場合はバックアップの有無を確かめたほうが良い。

あとは筐体上部に過熱センサー、バーナー下部にバーナー温センサー、下部に振動センサー、サブタンクに油面センサーを配置している。かなりフェイルセイフな作りである。

筐体
石油ファンヒーターの筐体はおおむね似たようなモノである。ただ一点だけ注意する必要があるのは、送風ファンの配置である。送風ファンにはかなりのゴミが付くので、送風ファンが筐体から簡単に分離してファンやバーナーを後部から掃除しやすいものが良い。中には後面をフラットに仕上げるのに執着して、ファンの掃除がしにくい機種があるが危険な感じがする。あとファンにネットがかかっていて掃除しやすい機種もある。。

結論
石油ファンヒーターは正確には開放形、気化形、強制通気形、強制対流形と呼ぶらしい。当然換気を必要とし、3時間で自己消火するようにできているハズだが、燃焼延長スイッチがあったりして、その制御も位置づけも、きわねてファージーで日本的なシロモノである。たかがストーブであるが、その制御の細かさは尊敬に値する。これほど高度な機械を2万円以下で大量に供給する技術がある国なのに、どうして原子炉の温度センサーからナトリウムが漏れるのが不思議である。あのロシアでは原潜などに多数ナトリウム冷却炉の実績があるらしいので、その技術と石油ファンヒーターの技術と交換したら良いかも。

最初に戻る


Jan.4,1997 (Sat.)
石油ファンヒーター大研究その1(費用編)

日本特有の製品に石油ファンヒーターがある。実は石油ストーブ嫌いだったので使っていなかった。家中にインバーターエアコンを配置していたのだが、どうも貯金の減りが大きい。そこで大規制産業電力会社のツケを調べると、冬に月4万円くらいもっていかれていることがわかった。これは大変である。

電気代は累進課金制になっている。使えば使うほど高くなる所得税と同じ。例えば従量電灯契約Bでは最初の120kwHまで17円45銭、120Kwh超280Kwhまで23円10銭、280KwH超では25円40銭になる。さらに10Aにつき270円の基本料金がかかるから、自宅の場合基本料金だけで1350円、使用量は280Kwhを遥かに越え、1300Kwh程度にまで達していた。多量に使うと懲罰的に高い

事業者向けの低圧電力は基本料金は50Aだと\4600と高いが、電力は1KwHあたり14円となり、殆ど半値になる。そこでQ州電力に低圧電力にできるかと聞くとダメとのこと。この累進課金が納得行かないので、暖房の電力依存をやめることにした。

この料金システムは産業優先政策のあらわれだろうか。電灯をつましく(120kwh以下)使う分には高くない。大半の家庭は実は懲罰的な料金を払っているが気付いていないと思う。

かりに1000kwh使用すると電気代は1kwhあたり約27円と算出される。1.16Kwh=1000Kcalだから1000kcalあたり約30円とする。同時期の灯油使用量が多めに見積もって月8缶(18Lx8)=約6000円=18000x8x9kcal=1296000kcalとなる。とすると灯油は1000kcalあたり約5円。電気代は石油から換算すると(1296000/1000)x30=38888円となるはずだが、実際の電気代の内の暖房費は\30000程度である。これはエアコンがヒートポンプだから純粋の電熱器より能率がよいからだ。

通常ヒートポンプは電熱器の2倍から3倍の効率のはずで、冷房に関してはそれは事実である。しかし暖房すると室外機に霜がつく。そこでエアコンは暖房を冷房に変えて、室内の熱で室外機の霜を溶かす。再び暖房運転をするが、またすぐに室外機に霜がつく。そういった状況では能率も能力も1.3倍と劇的に低下する。比較的温暖な福岡でも、ちょっと冷え込むとエアコンはしょっちゅうプシューとバルブ音がして霜取り運転ばかりしているのだ。

エアコンを石油ファンヒーターに変えると、月\24000程度浮く計算になる。この計算は正解で、石油ファンヒーターにしてからはエアコンを補助的に使いながら厳寒時でも電気代は\16000程度に低下した。

石油ファンヒーターのカタログを見ると、1000kcalあたりで石油5円、都市ガス11.45円、電気26.74円と書いてある。石油と電気(電熱)に関しては、実際の計算とほぼ合う。しかし都市ガス11.45円というのが計算に合わない。ガス契約は電気と違い逆累進的に安くなるが、1立米あたり90円ほどである。熱量は4500kcal/立米なので、1000kcalあたり20円とかなり高い。LPガスが1000Kcalあたり22.1円なので、福岡のガス料金はLPガス並に高い。ヒートポンプが30/1.3=23円であるので、ガスとエアコンは殆ど同じコストになるが、これは福岡の人も殆ど気付いていないと思う。

もっともガスにはガスの良さがある。まず灯油と違っていくらでも使える。予熱やガス化が要らないので、すぐ着火しあたたかい。欠点としてはガス管がはずれるリスクはあるが、ヒューズつきガス栓マイコンガスメーターでリスクはかなり低下する。あとはガスの配管が無い部屋では使えないことか。その点、石油ファンヒーターは簡単に移動できる。そのかわり石油の補給が面倒で手が汚れる。

ただ毎月\24000の差は大きい。というのは通常の石油ファンヒーターは2500kcalクラスが2万円前後だから、毎月1台買ってもまだお釣りが来る。明日は各メーカーの石油ファンヒーターのメカニズムを研究してみよう。

最初に戻る


Jan.3,1997 (Wed.)
初夢(機械の中を見る夢)
最近、
FAST&FIRSTというページを読むと、いろいろ過激なことが書いてある。その影響だろうか、変な夢を見てしまった。何でも怪しげな廃人が夢にでてきて、私に機械のばらし方を教えてくれるという。

まず道具としてはこんな変な星形のモノを用意するらしい。星形は星形だが、真ん中がへっこんでいる。うーーん、いったいどこに行ったらこんなモノを売っているのだろう。これで廃人はネジのようなモノをはずしている。もうひとつ変な平たい道具が見えてきた。ステンレス板の先は、極薄になっている。まえに時計屋のオヤジが腕時計の電池を替えるときに使っているのをみたような気がする。オヤジはコジリとか言っていたような気がする。廃人によるとこの類は東急ハンズに各種売っているらしい。

さらに場面が進む。その廃人はアンテナのついた変な機械をあけてみせると言う。まずプラスティックの継ぎ目を光線を替えながら観察している。どうも、内部のプラスティックのツメを観察しているようだ。そのツメを見つけると、廃人はコジリとかいう道具を隙間に差した。

廃人が言うには、コジリという道具ではあるが、こじってはならず、優しく押すのだという。なるほど簡単にプラスティックが開いてしまった。しかも、表面には傷も無い。すかさず廃人はツマヨウジを差した。一度開いたところが閉じないようにするらしい。

廃人はツメをはずす度に、ツマヨウジを差し込んでいる。以前私も同じ様な方法で機械を明けようとしたが、ひとつのツメをあける間にほかのツメがしまって困った。ツマヨウジだと柔らかいので、ケースや中身にもキズがつかないわけだ。

同じ事をするうちに、簡単にはずれてしまった。しかもキズひとつついていない。まあ夢の中の廃人だから当然か。その廃人は中を観察始めた。しかし夢というのはいいものである。何でも可能になる。いくら登録されていない機械でも、とてもマジではできない行為だ。廃人は何でも機械の中身を教えてくれるらしい。

廃人が中の基盤を取り出した。どうも高周波をあつかう基板らしい。右側に穴があいたシールド板が見える。その右にはどうもアンテナ端子のようなものが見える。

廃人が言うには、シールド板の中には右から高周波増幅段があるようだ。アンテナの切り替え回路は裏のようだ。それからやや上にピンクのバンドパスフィルター、その上にMIXER、その左にSAWフィルター、その左に第2MIXER、左に中間周波回路、その下に検波器などが入っているらしい。

その裏が見えてきた。右側はさっきより厳重なシールド板に囲まれている。一部シールド板に穴があり、そこに白い部品が見え、一部ネジがある。思わず回してみたいところだが、廃人が言うにはヘタにいじると周波数がズレてその機械が二度と使えなくなるTCXOという部品らしい。

何でもこのシールドの中にはVCOという周波数を作るシロモノと、電波を送信する回路があるらしく、ここから電波が漏れると都合が悪いらしい。そういえば右下のアンテナ近所に半固定の抵抗があるが、廃人が言うにはここも絶対にいじってはいけないとか。理由は教えてくれなかったが、これをいじるとたいへん便利で役に立つが、とってもいけないことになるらしい。

その左側にかなり大きめの四角いシロモノがある。廃人はこの機械の頭脳であるCPUであろう、と思ったがどうもモデムらしい。モデムとはデジタル信号を電波に乗せたり、あるいは電波に乗っている信号からデジタル信号に戻すものらしい。

またOK?で書いてあるのは、なんでもこの機械にその名前を書き込むために他の機械と通信するためらしい。らしいとは、なんだ廃人でもわからないことがあるわけだ。

そうこうするうちに、表示板の裏にたどり着いた。右側の黒い四角いモノは、どうもCPUのようだ。型番がZ80ではなくてuPD780とよく似ているが違う。Zじゃなくて7になっているのがミソらしい。下のシロモノは廃人にもよくわからないが、音声をデジタルデータに変えるADPCMというシロモノらしい。

最後に丸いものが見えてきた。廃人が言うには、これは電話がかかった時にぶるぶるとふるえるシロモノらしい。かなり小さいので驚いてしまった。これをはがしてバイブの無い私の携帯にはりつけたくなってきた。

そうこうするうちに、目が覚めた。目の前にある登録されていない機械にはキズ一つ無い。ということは、いまのはやっぱり夢でたったのだろうか。どうもFAXT&FIRSTで何でもばらすページの読み過ぎで、うなされたらしい。いけない、いけない。明日はインターネットは休むことにしよう。

最初に戻る


Jan.1,1997 (Wed.)
スペクトラム拡散通信CDMA

本日の日経朝刊によると、みかかはCDMA方式の新しい携帯電話の開発に成功したとある。この解説として、日本は日本独自のデジタル携帯規格(PDC)に固執しため、世界に比べ携帯端末機器が高価になり、また規格として孤立してしまった。このため将来のデジタル携帯規格でイニシティアブをとって世界共通の規格としてのスペクトラム拡散通信方法をもちいたCDMA(code division multiple access,符号分割多重アクセス)方式の新規格を提唱し世界に普及させる。またこの規格では現在の倍の加入者にサービスできる。また伝送速度は2MBを達成した、とのこと。

スペクトラム拡散通信というのは、こちらにもすでに書いたが、従来の狭い周波数をスポット的に使って情報を詰め込むのではなくて、非常に広帯域(数MHz)の範囲に電波をばらまく方式である。帯域が広いから極めて大量のデータを送ることができる。またその帯域に少々のノイズや混信があっても、うすく広くばらまいた電波を拾うために殆ど影響を受けない。

もちろん、あまりに多くの混信があれば別だが、ある程度複数の送信局の電波が重なってもデーターを復調することができる。個々のユーザーは、その膨大なデータ量のなかから自分に関係した電波だけをひろいだす。それが符号分割多重アクセスの語源である。さらに基地局の切り替えがスムーズだという利点がある。

ただしこの日経の記事にはウソが2つある。

1.確かにデジタル規格PDCは日本独自のものであるが、それが携帯端末機器が高価であった原因ではない。現に日本規格に合わせたノキアやモトローラのデジタル端末がある。また逆に日本から米国や欧州の規格に合わせたデジタル端末を多数輸出している。これらの機器の主要ハードは殆ど同一で、ソフトや最小の設計変更でいろいろな規格に対応するようにできているからである。

2.この記事を見ると、みかかがCDMAのデジタル携帯の研究で世界をリードしているかのようにかいてあるが、実は世界ではとっくにクアルコム方式のCDMAのデジタル携帯が普及している。1992年にはTelecommunications Industry Association (TIA)に認定され、J-STD-008規格はすでにAmerican National Standards Institute (ANSI)に収載されている。

近くは香港や韓国で実用が開始されておりすでに40万人のユーザーがいる。すでに出遅れていて、とても世界をリードできる状態ではない。また、動画などの高速データ通信が可能、というのはこのCDMAを少数の端末に割り振った場合で、多数の端末に割り振った場合は、現状の端末と大差ない。

世界のデジタル携帯の規格に関してはhttp://www.teletechnics.com/cellular_differences.htmlに詳しいが、実用化されているのはCDMA(IS-95)で、周波数800MHz帯、スペクトラム拡散通信、チャンネル間隔1.25MHz、単一波あたりの端末は25ないし64、個々の端末伝送速度は8or13kbps、QPSK変調方式、音声コードQCELPなどとなっている。上記の規格の意味はこちらを参照して欲しい。

規制産業みかかは毎回国際規格になるような規格を提案するのだが、その体質がわざわいして孤立してきた。今度も何かねらっているようだが、すでに出遅れたという説がある。

最初に戻る



Return to Home Page ホームページに戻る