November 28
使われざる第三のブラウザーJustViewのナゾ
November 24
新幹線のぞみカルテット切符のナゾ
November 19
山本式除腰痛ワッシャーおよび除腰痛ネットのススメ
November 15
山本式泡風呂装置(PAT PEND.)の製作
November 11
700000thビジターと最新顧客調査
November 7
クラッシュしたハードディスクで蛍光灯が明るくなるナゾ
November 4
ロハ式透過原稿スキャンユニットのナゾ
November 1
スロットCPUからソケットCPUへの回帰本格化のナゾ
以前F通の鬼っ子マシンMV205を調達した時に、MS-OFFICEばかりだとおもしろくないので一太郎、Lotusプレインストールモデルを選んだ。例によって一太郎はATOKしか使わないし、Lotusも他人が送ってきたデータを読むときにしか使っていない。
ブラウザーはついてきたIE4は即座に消した。Webmasterは依然としてNetscapeのver3をメインに使っているが、メニューを探るとJustViewのver3.01なるブラウザーが有ることに気付いた。
早速始動してみる。ブラウザーのデザインはNetscape3にIE3のボタンを配したようで、JustNetユーザーがダイヤルアップで使うのを前提としているが常時LAN接続でも何の問題もない。 JustViewのver1はJustのwinsockスタックに依存しておりLAN接続では使えなかった。
IEのように、ロード中もどんどん画像の枠だけ先に表示していくタイプで、スクロールも速くJPEGの解凍は極めて高速だ。バージョンを表示させるとJustView3.1と表示されるのでMozillaを検出するサイトだとうまく動かないかも知れない。他のブラウザーだと右クリックでリンクを新しい窓で開けるのだが、これでは一旦ツールボタンを押す必要がある。
基本的な動作は何ら変わることは無い。まずJavaだがライセンスはSUNとSymantec由来である。またJavaScriptはver1.2コンパチでNetscapeのコピーライトが表示される。いくつかアクセスしてみたサイトでは動作に問題無かった。
問題はプラグインで、うまく行くのとそうで無いのがある。プラグインがNetscapeとIEだけを前提にしている場合はうまくインストールされない。Netscapeのプラグインフォルダーの内容をJustViewのプラグインフォルダーにコピーすると動くモノもある。ショックウェーブやRealAudioなどはOKである。
メールツールは統合ツールFullBandか手裏剣と呼ばれるメイルツールがデフォートになっている。JustDiverなる自動巡回ツールも付いているし、省アクセスモードなるキャッシュ専用モードも付いている。安定性は良好だ。
おもしろいのは組み込まれたftpツールである。ftpはanonymous以外にUsernameも指定可能で、接続するとサイトが自動的にローカルのドライブ名(例えばQ:)に割り振られ、ブラウザーもエクスプローラーのようなシェルに変身する。従ってサイト上のファイルもローカルファイルとまったく同じように操作できる。このあたりはIE4の機能を先取りした意欲的な作品であることは理解できる。
しかし、しかしである。ブラウザーの統計を公表しているサイト(例えばFast and First のログ)でもJustViewなんて0.01%以下に過ぎない。IE4にも匹敵する高機能を持ち開発に莫大なリソースが傾けられた重装備ブラウザーは巷では全く使われていないのである。。。。。
どうしてJustViewはかくも高機能重装備でインターフェースが独自なモノなのだろうか。以下はWebmasterの独自の解析であり、その信頼性はゼロであることを予め断っておく。J$の沿革に関してはNHKが電子立国なる番組で紹介していたが、どうしたわけかM$と葛藤という重要な部分がすっぽり欠落していた。
webmasterがJ$の痕跡に初めて気付いたのは、先輩ドクターが使っていたPC98のDOS上で動くGUI風ワープロであった。漢字変換は文節変換KTISと呼ばれる独自のモノで、変換効率は当時のVJEより優れていた。さすがに8086とフロッピーではウインドー処理が重かった事を覚えている。
次の遭遇はワープロjxw太郎である。そう一太郎の前に太郎があり、そこで連文節変換可能なATOKが初めて登場する。このころM$はJ$の日本語処理技術に強い興味を持ち、その技術もしくは人間もしくは会社が欲しくなった形跡がある。
しかるにJ$、そして日の丸電気、そしてM$はそれぞれ技術とプライドを持った小宇宙を形成している。このあたりからJ$は日の丸電気の小宇宙を中間点としてM$とは常に対極に立つ姿勢を明確にする。特定のアーキテクチャーに全面的に依存する危険性に対しセンシブルな立場を取り始める。
当時はGUIはOS2が本命と思われていた。使いものにならなかったWindowsのver1もi80386の登場とともに、仮想DOSモードを備えたWindows386に進化し、M$もWindowsが国際事務機器に頼らなくても独自にイケルと思いだした時期である。J$はJustWindowなる独自のGUIを構築し始める。
JustWindowの詳細は不明だが、Win3.1とwinNTに本格的に対応した一太郎ver6.3にはその残骸を多く認める。Webmasterの妄想!?によれば、JustwindowsはWin3.1を凌ぐGUI環境とAPI群を完成していた模様である。ワープロ営業で得たリソースを潤沢に投入していたようだ。
しかし、決してデキの良くないwin3.1が世界的シェアを占めるにつれて、日の丸環境しか前提にしていないJustWindowはオクラ入りし、その独自のAPIの残骸は一太郎ver6.3の膨大なライブラリー群に垣間見るだけである。一太郎ver6.3の動作がもっさりとしており、Windowsとの間にJ$独自のレイヤーがあるように感じることがあった。例えばダイアローグボックスなどには独自の雰囲気が漂っていたのはそのせいだろう。
Win3.1はWin95と進化しネットワーク機能と安定性を改善しつつ世界中のDOSのソフト、ハードの資産の継承に成功した現在、JustWindowの出番は無いかに見えた。しかしWebmasterの妄想!?によれば、再度JustWindowの借りを返すチャンスが到来した。それはインターネットである。
インターネットにおいて、Netscapeと同様に、そしてM$がIE4で実現した如く、JustViewはJustwindwsの再来としてGUIの乗っ取りが可能だ。プロバイダー事業とワープロ事業、オフィスアプリ事業、そしてGUI乗っ取りのシネルギーを意図した形跡がある。GUI乗っ取り完成には、M$-OFFICEに匹敵するビジネスアプリも揃える必要があり、莫大なリソースを必要とした。
しかしM$は強力である。J$の兵糧である一太郎がWordのシェアに押され、M$-OFFICE軍団はJ$を翻弄し高機能重装備JustViewとJ$-OFFICEアプリは青息吐息である。ここは負け組が大同団結するしか無い。J$はNetscapeに接近し、OFFICEアプリの弱いところはLotusと連携し、さらに大和事務機器にも接近中のようである。
というのが、WebmatserのJ$に関する妄想である。このコンテクストでJ$の振る舞いを見ると趣が深い。このままではJustViewは、先の大戦で特攻に使われた超多機能豪華爆撃機”銀河”の末路を辿る可能性がある。
莫大なリソースをつぎ込んだのにJustViewの認知度はゼロである。認知度を上げるためにはまずJustViewを無料で大量に配布するのが投入されたリソースを生かす方法では無かろうか?
ここのところ新幹線での出張が多い。以前はモーバイル機器の重装備で移動していたが、最近はスポンジ状の耳栓(イヤーウィスパー)をねじ込み、山本式除腰痛ネットを持参し、ひたすら居眠りである。
新幹線でいつも感じるのが史上最低の椅子である。シートバックはともかくとして座面の前後長と後傾が不足するだけでなくアンコ前端がヘタっており長時間座るのには不適である。さらに悪いことに布地の起毛の方向が腰砕け前滑り方向であり救いがたい。
どうしたらこんな不出来な椅子になるのか、並ひかり乗車中に隣の座面をはぐってみた。座面を支持する鉄板には後傾が付けられているが前後長が短く、座面前端は全く支持されていない。座面はそれ自体に骨をもたない単なるウレタンのカタマリで、それがマジックテープで乗っているだけだ。クッション自体の剛性が無いので腰砕け必至である。
好意的に解釈すると、小柄軽量なパッセンジャーを想定したとも考えられるが、周りを見渡した範囲では小柄な女性も座面前滑り姿勢を取っておりあまり快適そうで無い。前端の支持を改良し座面をもっと硬くする必要がある。もっとも今回は除腰痛ネットを持参したのでなんとか快適に過ごすことができた。
脱線した。今回有能な秘書が用意してくれたのは、のぞみカルテット切符だった。リンクで解るとおり、4枚つづりの切符で福岡ー新大阪間が一回\12800とお安くなっている。
その切符でのぞみ500系で福岡を発ち岡山でひかりに乗り換え新神戸に着く予定だったのが、途中で車掌にダメだと言われた。そのままだと新神戸下車時に岡山ー新神戸間の乗車特急券相当額を支払うことになると言う。
切符にはそうは書いてない。良く読むと途中下車できませんと書いて有るがこれが新幹線を下車できないという意味ではなく、のぞみを途中下車できない意味らしい。通常の途中下車前途無効が新幹線全体をさすのとは意味が違うらしいが、そうは読めない。
車掌は親切な方で、車掌室まで連れていって書類を見せてくれた。それには確かに岡山ー新神戸間の料金を徴収するが、なるべく新大阪まで行き別の新幹線で戻って貰うようにススメよ、と書いて合った。この際、のぞみ500系の車掌室の内部がどうなっているかもたっぷり観察しておいた。
車掌に料金を尋ねると、乗車券自体は新大阪からでは無くJRの言う大阪の範囲の最も神戸よりの駅より計算するので、トータルでも\1000円少々ですむし、のぞみはひかりより早いので新大阪まで行って戻っても15分程度のロスにしかならないと言うので、オススメに従うことにした。
車掌はこの切符の存在に困った様子である。連中としても規則は規則だが、何より客が機嫌を損ねてトラブルになるのを恐れているようだ。”切符にそう書いてないでは無いか”と言うと”おっしゃる通りなんですが、運用規則に書いて有るので困っている”と言う。あとで調べたがJR西日本のホームページには、(以下ママ)
3)きっぷの内容 ○1冊4枚つづりの回数券です。1枚ずつでもご利用いただけます。 ○有効期間は、購入された月の翌月1箇月間(毎月1日〜月末)です。 ○のぞみ号」の普通車指定席をご利用いただけます。 ○のぞみ号」のほか、「ひかり号」「こだま号」に、それぞれご利用いただけます。 ○のぞみ号」は全車指定席です。「のぞみ号カルテットきっぷ」をお持ちの場合でも、 あらかじめみどりの窓口」で座席の指定を受けてください。
と書いて有る。特にのぞみ号」のほか、「ひかり号」「こだま号」に、それぞれご利用いただけます。とあるのは、通常の客はまず100%間違って解釈すると思う。もちろん駅のポスターにも制約は明記してない。
しかし、新大阪から新神戸の間に遭遇した車掌は程度が低く、乗車券を計算し間違えた。JRの大阪の範囲で最も新神戸寄りの駅から算出しなければならないのに、新大阪から算出したのである。これはJRではもっともポピュラーな運賃間違いなので覚えておいてソンは無い。
個人的には値段が安い代わりに制約がつくのは当たり前だと考えるが、切符やポスターには制約を明記しておかないと不当表示に当たると思う。米国だとこのような切符の宣伝にはテレビやラジオであってもRestriction Applyと言うし、また明記されている。客が解らないような字体や印刷で書かれている場合は無効ともされている。
おおむね、机に座っていて現場を知らない官僚が考え出した切符の制約事項だろうが、乗車というのは契約であると言う観念が全く無いのが問題だ。制約を知らされていない客だけでなく、毎日毎日客から文句を言われる車掌と駅員が最大の被害者かも知れない。
今日のネタは、一日中椅子に座ってコード書きやお絵かきの合間に本ページをご覧になっているあなたへ、日頃のご愛顧に感謝して捧げたい。
世の中には腰痛の治る椅子というのがあるが、中にはトンでも無いシロモノがある。もう10年近く前のハナシだが、あるドクターがひどい腰痛に悩んでいた。ありがちだが痔も悪くて呻吟しながら座業をなさっておられた。
そのドクターが大枚をはたいて米国で新開発された最終兵器”腰痛の治る椅子”を購入された。どんな腰痛でもピタリと治るという触れ込みだった。まず座面がかなり急な前下がりになっており、ずり落ちそうな体は横棒にヒザを当てて支持し、上体を直立させるスタイルだ。最近はスタれたが見かけた方もあるだろう(東急ハンズにはまだ売っているようだ)。
で腰痛がどうなったかというと予想通りますますひどくなり、椅子は3日でポイされた。そもそもこの椅子では長時間の座業はムリで、悪くなるのは当然の結果である。それを見てひらめいたのが秘技、山本式除腰痛ワッシャー(PAT PEND.)である。彼のバーテブラ風椅子にちょっと細工したところ腰痛はすぐに軽快した。
椅子にはいろいろな考え方がある。椅子の歴史の古い欧州では比較的水平な座面にシートバックが直立した椅子が好まれる。いわゆる西洋的椅子学によれば、椅子は背骨(胸椎、後ろに凸)と骨盤と腰椎(前に凸)の生理的なS字カーブを保持する事が良いとされる。西洋的椅子学の王道を行くレカロの「腰痛の科学」はこちらにあるが、椅子に深く腰掛け、腰を軽く前に押し出すランバーサポートを西洋椅子学では重視している。
ところが日本人はシートバックを寝かせた椅子がお好みのようで、自動車のシートも同じである。腹筋と背筋の弱ったオジサンが椅子に座ると運動不足によるオナカのでっぱりがジャマになる。そこでシートバックを後ろに倒して腰を前に滑らすOAなまけ姿勢になる。この状態だと腰椎が後ろに凸になって骨盤諸筋に緊張が溜まり腰痛の原因となる。
しかしWebmasterの考えによると、なまけ姿勢による腰痛は単にランバーサポートの問題だけでは無く座面の不適切な角度にも大きな問題があると思う。つまりランバーサポートを効かせ、軽くリクライニングした状態で座面が水平だと、次第に腰が前方に滑って腰砕けな後方凸の姿勢になる。腰砕けを防止するためには、座面の前方が若干高く後傾していなければならない。
しかるに、一般的な事務机を見るとランバーサポートは効いているが、座面が水平に近く、腰砕けを予防する効果が乏しい。この座面は机で筆記する古典的な座業に適した角度で、その場合は机の上においた腕とで状態を支持するワケだが、現代OA社会で比較的高い位置にあるパソコンモニターを凝視し、手はタイピングのため体重を支えない姿勢には前下がり過ぎると考える。
このため、前滑りを防ごうと骨盤や下肢に過緊張が続いて腰痛となり得る。これが山本理論による”OAなまけ姿勢座面前滑り現象による腰痛”である。いままでの椅子の理論は背骨の生理的湾曲をメインとしたスタティックなものであった。しかるに新理論はOAなまけ姿勢のダイナミックな?座面前滑りにかかわる座面の角度を重視する。
一見安楽な姿勢がいかに体と椅子にストレスがかかるかについて、おもしろいハナシがある。自動車の椅子は衝突しても壊れないほど頑丈だが、なぜか簡単に壊れる事があるという。メーカーが調査したところ、筋肉質の男性がシートバックを倒し気味にしたままズボンの後ろポケットの財布をとろうと腰を浮かせて上体をシートバックに載せただけで設計を遥かに越えるストレスが加わり壊れたとか。
さて、山本式除腰痛ワッシャーだが、座面の前方を数ミリ挙げて座面を僅かに後傾させ、体が前方に滑るのを防止することによって腰と下肢のストレスを緩和するものだ。細工は座面前方とフレームの間にワッシャー(@¥1)を好みに応じて数枚挟むだけだ。
写真で前方(左)が僅かに浮いているのがわかるだろうか。わずか5ミリの浮かし代で座面が約2度後傾し座り心地が激変するのがわかるだろう。僅かなリソースで腰砕けが防止され、骨盤諸筋の過緊張が取れるため痔にも環境にもやさしい?
ただでさえ設計の悪い日本車のシートだが、アンコがヘタるとますます座面が前下が気味になって体が前に滑り出して具合が悪い。シートレールがボディーに水平に固定されているなら、前方に除腰痛ワッシャーを施せばよい。ボディーの垂直面にネジ止めされているときは、レールのネジアナをヤスリで削り、後方を下げてやれば同じ効果が得られる。
今回は、日頃のご愛顧に感謝しオマケとして今回に限り必殺山本式除腰痛ネット(PAT PEND.)も紹介する。まずDIY店に行って、絨毯の滑り止めのネットを入手して欲しい。モノは荒い編み目にゴムがコーティングされ滑り止めになっている。これを椅子の上に敷いてその上に腰掛けるだけだ。
西洋椅子学では背骨の生理的湾曲を重視する割に座面の材質による前滑りの議論が欠落している。除腰痛ネットは腰の前方への滑りを抑え、前滑りを防ごうとして腰や下肢にかかる余計なストレスを緩和し、またランバーサポートの効きを良くすることにより背骨と骨盤の生理的湾曲を維持する。また西洋椅子学で望ましくないなまけ姿勢においても、滑りを防止することにより骨盤諸筋のストレスをミニマムに抑える事ができる。
除腰痛ネットは置くだけで効果があり畳めばハンディーなので、自動車のシートのみならず新幹線や飛行機でも使える。飛行機の椅子はかなりまともだが、新幹線の椅子は代々座面の後傾角度が不足する上に前後長も短くアンコ前端がヘタった前滑りしやすい最悪なシロモノだ。持ち運びにはグレーのしゃれた30cm四方のネット(@\300)が東急ハンズにある。
安価なネットながら、カオス理論?によるオシリの接地圧分散化効果と皮膚マッサージ効果に加え、形成される空気層による保温効果もあり、これまた痔と環境にも極めてやさしい?仕上がりとなる。編み目はやや荒い方がより効果的だ。
もし国内外のあらゆる腰痛グッヅを試したが治らなかったと言う方や、人知れずお寺の病気で悩んでいる方には、ぜひ除腰痛ワッシャーと除腰痛ネットの併用をお勧めしたい。ペアでお使いいただくとますます効果的!?だ。腰痛が治ったというレポートを楽しみにしている。
先日、
に書いたように、風呂の残り湯を洗濯に使う普通の家庭では24時間風呂の御利益は少ない。しかし、噴水孔から出る泡につつまれての入浴は気持ちが良い。ならば別に濾過装置など不要で、泡発生装置だけあればよいのではないか?
というわけで、当研究所では省資源、省エネルギーな泡風呂装置ができないものか、日夜研究に邁進してきた。その成果の一部を今日発表できるのは望外の喜びである。
当初はエアポンプで空気を送ることを考えた。多くのホームセンターの金魚売場でエアポンプを物色したが、この用途に適した製品は見つからなかった。こういう時は足もとを見つめるに限る。あった、あった。洗濯用水ポンプが。
計画を変更してベンチュリー方式にする。流体に絞りを入れると流速が高まりベルヌーイの法則により負圧を生じる。ここに適切なノズルでエアを注入してやれば良い。洗濯ポンプは強力な方が泡の発生量も多く、水流によるマッサージ効果も強い。
問題はベンチュリー部の細工である。まあ、下の答えを見てしまえば”なーーんだ”と思われるかも知れないが、この細工を考え出すのにWebmasterの頭脳はPENTIUM-IIの450MHzの数百時間分に匹敵するほど働いたので、随分おなかが減った。
まず洗濯ポンプだが注意を要するのは漏電である。この手のポンプは、漏電を避けるために直流12Vに減圧しており、これで感電したとは聞いたことが無いが用心をするに越したことはない。
図のように、電源コードパッキンの周辺にはボンドを盛って防水を強化しておくのが良いだろう。また配電盤に漏電ブレーカーが有ることを確認して欲しい。
問題のベンチュリー部の細工だが、金魚売場でポリエチレン製?と思われるエア配管の継ぎ手(¥20)とエア配管(50cmで約\100)を探してきて欲しい。継ぎ手は、長さ2.5cm、外形4.8mm、内径2mmであった。
コレを図のようにカッターで加工する。片方を約1/3程カッターナイフで削り取る。ここの細工は非常に微妙で、モノ作りのセンスが問われる所である。いくつか試作した中で、図のようなモノが一番効果的だった。この場合、継ぎ手自体がベンチュリーの絞りを形成する。
そしてポンプの排水パイプに直径4.5mmのアナを開け、ノズルを図のようにセットする。当然継ぎ手のカット面が川下に向かう。ノズルのパイプ内への出っ張りで空気量を調節できる。ベンチュリーの細工はコレだけで、接着剤すら使用しないエコロジーでエレガントな仕上がり?である。
さて試運転である。見えにくいかも知れないが、大量の泡を含んだ強力な水流が体を包み込む。泡が消失するときに超音波を発生し、これが皮膚に心地よい刺激となる。
負圧は強力で水深40cmの風呂の底でも十分な泡を発生するところから、40cmH2Oすなわち約0.04気圧以上であることが知れる。1気圧は76cm水銀柱=1000cm水柱に相当する。水流の強さは24時間風呂に負けているが、発生する泡の量は互角であった。今回使用したポンプは消費電力約15Wだが、もっと強力なヤツが良いかも知れない。なおデューティーは約30分である。
手持ちの洗濯ポンプを流用したために総工費は\200円以下というエコロジーな仕上がりとなった。ポンプを洗濯に使うときには、ノズルを引き抜きホースをかぶせるとそのまま使えるので、ムダになるリソースはまったく無い。
このままでも十分に使いモノにはなるが、エレガントな泡風呂装置に仕上げるのは、ユーザーのみなさまのために取っておこう。老婆心ながら、くれぐれも防水処理の強化と漏電ブレーカーの存在だけは確認して置いて欲しい。
先日本ページは700000番目のビジターの方をお迎えしました。下記の3名の方から申告をいただきましたので、住所が判明次第記念品を発送いたします。
700000th 菅原さま 仙台市
700001st 前田さま 某電算機会社お勤め
700002nd 増井さま 某電算機会社お勤め
米国に存在する外部カウンターなので、トラフィックによって数字が飛んだり戻ったりするようです。毎日3000近くアップするなかで当選されたのは偉業とも申せましょう。どうもありがとうございました。
記念品は2:1:1の山分けとしましたので、現世的金銭価値は若干低下していますが、風水学的パソコン安全、バグ障害退散を念じて置きました??実は二つの某電算機会社は同じ系列です。。。。。
さて恒例のアクセス解析(Jul 16 1998 to Oct 24)を行った。この間30万人のビジターに来ていただいた。時間帯では午前零時、正午、午後5時にピークがあり、曜日としては月曜と木曜日にピークがある。
各国からのアクセス(ビジター数)は、
------------------------------------------------------------------------------- Japan 231651 [unresolved] 36972 US Commercial 6259 Network 3382 US Educational 593 US Organization 172 Adv. Proj. Research 155 Netherlands 118 Australia 101 United States of America89 Germany 83 Sweden 76 United Kingdom 74 Korea, Republic of 73 Canada 65 Singapore 49 US Military 49 Italy 45 Thailand 38 New Zealand 35 Finland 34 US Government 30 Denmark 28 Brazil 21 Taiwan, Province of China21 Malaysia 20 Andorra 19 France 17 Soviet Union 17 Lithuania 16 Niue 15 Tonga 15 Austria 14 Mexico 12 International 11 Israel 11 Spain 11 Belgium 10 Switzerland 10 他29カ国 -------------------------------------------------------------------------------
おおむね順当な順序だが、意外な国の商社や領事館などから耳鼻科関係の切実なお問い合わせをいただく事がある。このようなお問い合わせには必ず対応できるように、またサーバーがすべて落ちることが無いように、4台のサーバーはすべて異なるOSアーキテクチャーのものを異なる部屋に分散し、メインサーバーにはUPSを組んでいる。また即座にスイッチできるサブも複数用意している。
現代におけるサーバーは機動部隊での空母に相当する。間違っても大阪の”みかか専用線”のようなバックアップが無かった、なんて事は避けなければならない。そのためには、空母を時空間的に分散配置し、かつそれを補佐する護衛空母に相当するサブサーバーを準備する必要がある。
つぎにドメインのヴィジター数だが、今回は細かく分けずに混ぜてみた。上位のビジターは、
------------------------------------------------------------------------- jp.or.infoweb.ppp 8602 jp.ad.odn.ppp 8245 jp.co.nec.gate 4853 jp.ne.kcom 3226 jp.or.bekkoame 2977 jp.or.din 2688 jp.or.infosphere 2509 jp.ac.kyushu-u.med 2371 jp.or.highway 2121 jp.or.asahi-net 2080 jp.or.plala.ap 1901 jp.ne.3web.tky 1890 jp.co.melco 1787 jp.co.corona 1779 jp.co.hitachi 1721 jp.co.sony 1570 jp.ne.highway 1337 jp.ne.3web.osk 1324 jp.ne.seikyou 1313 jp.ne.dti 1219 jp.or.fsinet 1195 jp.ne.cds 1144 jp.co.sharp 1137 jp.ac.u-tokyo.c 1061 jp.ne.mtci 1059 jp.co.toshiba 1017 jp.ne.airnet 1005 jp.or.raidway 960 jp.or.mmtr 943 jp.ne.infoweb.ppp 916 jp.ne.teleway 911 jp.ad.mesh.kng 909 jp.co.fujitsu 874 jp.ne.justnet.ppp 872 jp.ac.uec.cas.sw 854 jp.ad.mesh.tk1 838 jp.co.oec-o 821 jp.co.mei 811 jp.ne.so-net 802 jp.ne.hi-ho 757 jp.or.wbs 688 jp.ac.ims 682 jp.ad.mesh.osk 671 jp.or.coara 667 jp.or.mbn.tokyo 641 jp.or.interq 636 jp.co.quest 606 jp.ac.nagaokaut 602 jp.or.iij4u 601 jp.co.sanyo 571 jp.ne.urban 570 jp.ne.xaxon.os 558 jp.ne.wbs 555 jp.or.infoaomori 538 jp.co.ykkap 535 jp.ac.waseda.ppp.tokyo 532 jp.co.dec-j 525 jp.co.oki 524 jp.co.ricoh.notes 520 jp.or.imasy 517 jp.co.canon.in 496 jp.kanagawa.fujisawa.city 488 jp.ad.mesh.kyt 480 jp.or.alles.suwa 480 jp.or.msn 476 jp.or.biwa 475 jp.co.fujixerox 473 jp.ne.tiki 469 jp.co.ihi 452 jp.ne.nttpc.m 446 jp.go.etl 443 jp.ne.icc.seaple 440 jp.co.jri 439 jp.ne.mahoroba 433 jp.co.epson 432 jp.or.alles.telecom 429 jp.or.kyoto-inet 420 jp.ne.mirai 419 jp.ne.odn 418 jp.or.sun-inet 411 jp.ne.catv.tokyu-net 409 jp.ad.mesh.stm 407 jp.or.nnc 402 jp.co.takenaka 400 jp.co.casio 391 jp.ac.kyushu-u.nams 388 jp.or.netwave 385 jp.co.nttdata 378 jp.co.yokogawa 369 com.aol.proxy 363 jp.co.ibm.yamato 359 jp.ne.246 356 jp.ne.dti.kawagoe 355 jp.or.mbn.osaka 351 jp.co.ntt.noc 349 jp.or.mbn.yokohama 349 jp.ne.portnet 347 jp.or.mediawars 344 jp.or.iijnet.po 337 jp.or.netspace 336 jp.or.netlaputa 335 jp.ne.dion 333 jp.ne.dti.tokyo-ap5 333 jp.co.ebara 332 jp.or.egg.tnis.tokyo2 331 net.nisiq 330 jp.or.iij4u.p088 327 jp.co.nttcom 325 jp.ne.saganet 324 jp.ac.chiba-u.c 322 jp.or.mbn.soka 322 jp.ne.dti.tokyo-ins2 320 jp.or.nsknet.kanazawa 315 jp.ne.urban.ymg 314 jp.or.index 311 jp.ne.dti.sagami 309 jp.or.nsknet.toyama 309 jp.ac.kobe-u.eedept 307 jp.co.mei.kme 303 jp.or.niji 301 jp.or.rim.kt 298 com.sun 293 jp.or.respo 291 jp.ad.mesh.tk2 290 jp.ne.dti.tama-ap3 290 jp.co.kdd 287 jp.ne.justnet 283 jp.ad.mesh.chb 281 jp.ne.goo 281 jp.or.alpha-web 274 jp.co.olympus 273 jp.ne.jah 273 jp.co.ando 269 jp.co.shimadzu 269 jp.or.iij4u.p049 269 jp.or.mwnet 269 jp.or.sainet 269 jp.or.harenet 265 jp.co.sord 260 jp.or.alles.omiya 260 jp.or.luice 260 jp.ac.ritsumei 259 jp.ne.so-net.ap.sng5 259 jp.ne.enjoy 258 jp.ne.so-net.ap.kgc2 257 jp.ne.so-net.ap.ngya 254 com.lycos 252 jp.co.denso 252 jp.ne.dti.tokyo-ap3 251 jp.ne.dti.matsudo-ap3 250 jp.or.inforyoma 250 jp.co.fujitsu.proxy 249 jp.ne.so-net.ap.fch5 249 jp.or.mbn.kokubunji 249 jp.or.xaxon-net.kyoto 249 jp.or.marinet 248 jp.co.ctc-g 247 jp.or.alphatec 245 jp.ac.jaist 244 jp.ne.att 243 jp.ne.dti.matsudo-ap2 243 jp.or.rim.t3 243 jp.or.egg.tnis.tokyo3 242 jp.or.shonan-inet 240 jp.ne.dti.yamato-ap2 239 jp.or.copernicus.ppp 239 com.lotus 238 jp.ac.kyushu-u.hosp 238 jp.co.nikon 238 jp.co.nttdata-kansai-sms 237 jp.or.mbn.mito 236 com.dec.pa-x 235 com.hp.cns 233 jp.or.iij4u.p111 233 jp.co.mainichi.ped 232 jp.or.tokyoweb 232 jp.or.ask 229 jp.or.egg.tnis.hirosima 228 jp.ad.mesh.hyg 226 jp.or.mbn.kawasaki 225 com.lsil 224 jp.or.i-kyushu 223 jp.or.kcn 219 jp.co.m-kagaku 217 jp.ne.ocn.tokyo 217 jp.go.nasda.tksc 216 jp.co.mew 215 jp.ne.ocn.aichi 215 jp.ad.ip-kyoto 214 jp.co.melcoinc 213 jp.or.sunfield 211 jp.ne.airnet.tokyo 210 jp.ne.twin 210 jp.co.yoshitomi 209 jp.co.graphicproducts 208 jp.co.fjb 207 jp.ad.mesh.aic 205 jp.ne.aitai 203 com.ti 202 com.intel.fm 201 jp.go.aist 201 jp.co.tctv 200 com.microsoft 199 jp.ne.netjoy 199 jp.ne.valley 199 jp.ne.ocn.hokkaido 196 jp.ne.so-net.ap.tksm 196 jp.or.incl 196 jp.ne.syscom.atsu 195 jp.or.iij4u.p112 195 jp.or.j-plaza 194 jp.or.across 192 jp.or.cc-net 192 jp.or.interwave 189 jp.co.kandenis 186 jp.or.alles.niigata 186 jp.go.riken 185 com.atext 184 jp.ad.itjit 184 jp.or.iij4u.p008 184 jp.ne.ocn.hyogo 183 jp.or.mbn.hachioji 183 jp.ne.dti.kawasaki 182 jp.or.alpha-net 182 jp.ne.so-net.ap.sng4 181 jp.ac.kyoto-u.kais 180 jp.ne.so-net.ap.osak 180 jp.ac.sut.kagu.ed 179 jp.ac.u-tokyo.nc 178 jp.co.mainichi.tec 177 jp.ne.dti.nagoya 177 jp.or.med.hokkaido 177 jp.or.win 177 jp.co.cosel 176 jp.ne.webnik 176 jp.or.rim.yk 176 jp.ad.mesh.fko 175 jp.ne.cnet-ta 175 jp.go.eanet 173 jp.co.nsc.ei 172 jp.ne.ocn.fukuoka 172 jp.or.kumagaya 172 jp.or.picky 172 jp.or.snowman 172 jp.co.otsuka-shokai 171 jp.co.rtn.si 171 jp.ne.itjit 171 jp.or.bremen 171 jp.co.hitachi-sk 170 jp.co.mazda 169 jp.go.jst.hap 168 jp.ne.ocn.niigata 168 jp.ac.titech.noc 167 jp.ne.dti.himeji 167 jp.co.nyc 166 jp.ne.ocn.kumamoto 166 jp.co.nikkeibp 165 jp.or.interbroad 165 jp.or.wombat 165 jp.saitama.pref 165 jp.or.netlaputa.cg 164 jp.ne.dti.hamamatsu 163 jp.co.tepco 162 jp.ne.so-net.ap.kws2 162 jp.or.cyborg 162 jp.or.try-net 162 jp.or.mbn.kawagoe 161 jp.ne.dti.yokohama-ap3 159 jp.or.mbn.omiya 158 jp.ac.aist-nara 157 jp.ac.musashi-tech.ee.mc 157 jp.or.alles.nagaoka 157 jp.or.big 157 jp.ne.dti.omiya 156 jp.ac.osaka-u.es.ics 155 jp.ac.sut.kagu.me 155 jp.co.comlink 155 jp.ne.ii-okinawa 155 jp.ne.omn 155 jp.co.fdk 154 jp.co.kenwood.noc 154 jp.co.ntts.ics 154 jp.co.ysl 154 jp.ne.dti.fujisawa-ap2 154 jp.or.netlaputa.kw 154 jp.ne.infoweb.cab 153 jp.ac.tohoku.med 152 jp.co.lotus 152 --------------------------------------------------------------------------コレを見るとプロバイダーの順位が見えてくる。会社関係のインターネット整備は着々と進んでいるが、個人ユーザーの伸びは一段落しているように思う。不況が関係しているかも知れないし、パソ通ユーザーなど潜在的なユーザーの殆どが既にインターネットに移行したのかも知れない。規模が小さくても製品に勢いがある会社の名前を多く見かけるように思う。
ネットには有形無形のproxyが多数存在するため、サーバーから見たログとユーザーから見たアクセスとは一致しない傾向がでてきているが、データで見る限り会社関係第一位は日の丸電気、大学関係はu-tokyo、プロバイダーはinfowebがトップだった。gooやlycosの検索エンジンも日に数回巡回している。
以前当ページへリンクしている某ページに、”このページはハマって電話代がかさむので要注意”と書いてあり、たいへんうれしく感じた。Webmasterは、雑誌”子供の科学”ならぬ”おとなの科学”を目指している。ネタは何よりもオリジナルで実践を重視し、変造にもエコロジーを心がけ、画像データサイズ、部品点数や消費電力、リソースを極限まで削減するポリシーである。
このためネタの仕込みは困難を極めているが、それ以上に更新する時間が逼迫している。ページの表示にも懲りたいところだが、トラフィックにやさしいコンテンツを心がけているため(怠け者なだけ?)、多に例を見ない変なメニューになっているが、しばらくこのまましばし不便をお許し願いたい。
今後もお越しいただいたレベルの高いユーザーの方に、十分くつろいでハマっていただけるようなコンテンツにしたいと考えている。子供の時に本を読んでいてハマってしまい、気づいたら夕方になっていた、といったような経験をおとなに再現するページにしたいと考えている。
今後も多くのレスポンスやタレ込みをよろしくお願いします。
先日Q社のハードディスクがクラッシュした。再フォーマットを掛けてもバッドセクターがすごい勢いで増えていく。おそらくヘッドにキズが付いたかダストが舞ったかで、これが本当のクラッシュと言う物だろう。 ハラが立つので、当然バラすが、使える物は2つしか無い。ひとつはピカピカひかるプラッターで、CDと同じく庭につっておくと野良猫よけに良い。ネコはピカピカ光る物が嫌いなようだ。もうひとつはヘッドアクチュエーターにある磁石だ。
この磁石はめちゃくちゃ強力で、鉄板に張り付くと素手ではずせない程である。しかし、これを使ってどっかのメーターの進みを遅くしたら必ず手が後ろに回ってしまう。かといって、健康のために腕時計に貼って置いたら、さわるフロッピーがすべてパーになってしまう。これは蛍光灯を明るくするのに使うのが無難だ。
磁石で蛍光灯が明るくなる?チラツキが減って長持ちする?ウソでしょう?Webmasterは人体から出る磁力の研究を長年やっており、ウソを言うハズが無い??
論より証拠で写真を見て欲しい。強力な磁石を蛍光灯の端から次第に動かすと、蛍光灯全体が明るくチラツキが減少するツボがある。写真左はツボに磁石が来た場合で、右はツボからハズレた状態だ。同じ露出だが、端だけでなく全体まで明るくなっているのが解るだろうか。。
ツボは、蛍光灯の端からの距離だけでなく、フィラメントの張ってあるムキでも微妙に異なる。磁石を動かすと安定器のウナリ音が高い澄んだ音に変わるツボがあり、そこではさらに明るく、チラツキが減る。そのあたりに磁石を張っておけばOKである。温度が上がると磁石がボケる可能性があるので、管球と磁石は僅かに距離が空いているのが理想的である。
磁石で蛍光灯が明るくなり、チラツキが減りしかも寿命が伸びることは随分昔から知られており、Webmasterも中学生の時には知っていた。しかし特許が成立しFL素子として実用化されたのは比較的最近らしい。知っていると言うことと特許が成立する、ということは別の事なのである。
原理であるが、蛍光灯は基本的に水銀を封入した放電管である。水銀粒子に電子が衝突して発生した紫外線が、管壁に塗ってある蛍光物質にあたり光に変換される。その能率は約30%で白熱電球の約3倍である。
磁石があると、電子流の流れが曲がり管壁に衝突し、その付近での水銀粒子の電離と紫外線への変換が玉突きのように効率化されると言われているが、それが本当かどうかは不明である。しかしその効果は簡単に実感できる。ところで蛍光灯の効率と寿命は温度に反比例するので、通風を良くすると長持ちする。
(追補)何となく良く解らない原理だが、gooで検索するともっと使ってあげよう蛍光灯というページに説明があったが、残念ながらWebmasterの知能では良く解らなかった。ツボの位置がけっこうクリチカルなところを見ると、何か共鳴のような事が起きているような気がする。
数年前までの高級勉強用蛍光灯には、このFL素子がチラツキ予防に付いていたが、最近のはインバーター点灯になったので廃れたようだ。ハードディスクの磁石は非常に強力なので、出来合いのFL素子より遙かに効果が高い。
最近はインバーター点灯装置が使い捨て蛍光球に使われているほどだが、蛍光灯の製品となるとなぜか高価である。そこでZランプに使い捨て蛍光球を仕込むと安い上にチラツキが無くて良好である。古い蛍光灯はハードディスクの磁石変造でチラツキを減らそう。チラツキが減ると、仕事の能率もあがるカモ。
先生が走るのは師走だが、ドクターが走るのは出張の多い今頃である。おまけにデッドラインを迎えたが3編の仕事、そのうちひとつは1編ではなくて実は1冊である。どうしたものか、と途方に暮れながらも手は材料をスキャンしている。と、スキャナーの透過原稿ユニットが壊れてしまった。こんな時に限って、である。
手元にEプソンの透過原稿ユニットが2台あるが、どちらも新品の時から時々ストライキを起こす。なぜかイニシャライズに失敗するのだが、ついに一台は止まってしまった。
そこで、昔の方法でスキャンをかけてみる。この方法は、昔から貧乏ドクターがX線フィルムをスキャンする秘技として関西から伝わった方法なので、ここではロハ式と呼んでおく。
構成は写真を見てしまえば解るだろう。原法は蛍光スタンドを使っていたが、Webmaterは距離で露出が調節できるZライトを使っている。透過原稿の上には白い紙を一枚置いておくのがミソだ。光源をある程度離しておけば露出のムラはまったく無い。カラー原稿の場合はインバーターを使用した使い捨ての蛍光電球が良い。
ロハ式の性能は侮りがたい。透過原稿ユニットのスキャンはなぜか通常スキャンの倍以上時間がかかる。白黒でも3色光源がせわしく動きまわる割に画像はなんとなくボケている。おそらく透過原稿ユニットでは焦点面の位置が定まらないからだと邪推している。それに比べ、ロハ式はスキャンがサクサク進む上に焦点面が定まるせいか極めてシャープな画像が得られる。きれいなスキャンのためガラスはピカピカに磨いておこう。
というわけで、緊急避難的なハズのロハ式透過原稿スキャンユニットは、当然という顔をして住み着いてしまった。時々透過原稿を使うユーザーなら4万以上もする透過原稿ユニットを買う必要は無いと思う。そのお金で、ジャンクを買わずに温泉に行く方が良い。
再三本ページが予言?しているように、インテルCPUのスロット構造からソケット構造への回帰は本格化したようである。
回帰第一号は、
スロットCPUは21世紀の夢を見るか?(Pen-PRO-ODPのCPUゲタ疑惑編)
で論じたPen-PRO-ODPである。この構造に関して本ページの予想はズバリ的中したと思う。スロット構造よりソケット構造の方が、信号や電源ラインが等長化、短縮化され、高速化や電源レギュレーションが有利であることは論を待たない。
Xeonの4way、8wayマシンは難航しているらしく、供給が本格化した様子が無い。Pen-PRO-ODPはXeon戦略が蹉跌した場合の保険の役割もあるのだろう。
回帰第二号は、ソケット7規格P55CMMX(300Mhz以上?)とチップセット430TX の再発売だ。インテルはこれを組み込み専用と強弁しているがノート用K6対策に違いない。これも予想通りである。
インテルはノートにもPen-IIをプッシュしてきたが、メーカーには迷惑だった。ソケット7ベースだとCPUが選べるし、CPUと液晶パネルを更新していけばモデル寿命を長く保て開発費用が安くつく。しかしPen-IIベースにすると電気は喰うし汎用性が無くなる。ノートパソコンが雪崩をうってK6を採用しているのもムリはない。
メーカーも高性能ノートパソコンはデスクトップより利幅が取れて寿命が短いので更新も頻繁で儲かるので積極的なフリをしているが、不景気になってパッタリ売れなくなると頻繁なモデル更新のコストですぐにペイしなくなる。
Webmasterは、可搬性と電池寿命というネックがあるノートパソコンに、デスクトップ並みの性能が必要かどうか疑問を持っている。ノートパソコンにフルスペックを要求するのは、オフィスのスペース環境がプアな事を示しているとも言える。あるいは、キャンプに正装してキャデラックで乗り付けるようなミエあるいは違和感が拭いきれない。Webmasterも最近ノートパソコンは持ち運ばず、移動中はひたすら居眠りに徹している。
回帰第三号は、近日登場するソケット版セレロンだろう。セレロンはスロット1構造と言っても基板にBGA版CPUコアが載っているだけだ。スロット1基板は信号線が長く不等長化し電源レギュレーションを悪化させるだけの効果しかない。
まだ詳細は発表されていないが、ソケット版セレロンは基板上にのっているBGA版CPUがPGAになって出てくるだけではないか、というのがWebmasterの予想である。その信号線はソケット8と殆ど同じハズで、小型ソケット8とでも言うべきか。
インテルは立場上ノートパソコンや安物パソコン用と言っているが、これまたメーカーには迷惑かもしれない。インテルが言うままにモバイルPen-II基板を作ったと思ったらP55CMMXが復活し、ミニスロット1基板(440EX)を作ったと思ったら今度は規格が違うセレロン用ソケットを出すと言う。さらにスロット2は出るは、ソケット8はPen-PRO-ODPで復活するは、で目が回るだろう。BIOS屋もさぞ忙しかろうと思う。
回帰第4号はまだ見ぬMercedである。Microprocessor Forum98で発表されたMercedの内部構造は、PC Watch 後藤弘茂のWeekly海外ニュースにちょっと見えているが、以前報道されたスロット構造は放棄され、Pen-PRO-ODPと類似したソケットCPUゲタ構造に変更された。
大ざっぱな絵だが、信号線はゲタ基板から下方にソケット構造で伝えられるようだ。電源はゲタ端のコネクターから供給されるようだ。この構造が、本ページが再三指摘しているスロット構造の問題点(信号や電源線が不等長で長く、高速化と電源レギュレーションに問題がある点。このページの読者の耳にはタコができたカモ?)を回避するためだろう。この記事にもあるように、今後のロードマップは収集がつかない状態のようだ。
それにしても解せないのが、AMDがK-7でスロット構造を採用すると発表している点だ。ということは、まだスロット構造の問題点に直面するほど開発が具体化していないと考えて間違いなかろう。対するCyrixはスロット構造は放棄するらしい。大容量キャッシュがCPUダイに実装できる現在、スロット構造のメリットは皆無である。
といわけで、後世の電算機考古学(PAT)では、スロット構造、特にスロット2は戦艦大和の46サンチ砲と同じように貴重な考古学的遺物として長く人々の記憶にとどめ置かれることになるだろう。