Old cars --私の車歴

Old cars --私の車歴


昭和50年頃に乗っていたロータリクーペGS

エンジンは10Aで、コスモスポーツの10Bをデチューンして量産化したものです。出力は100psで最高速は約180km/hでした。前はスタビライザーとテンションアームを兼用にしたマクファーソンストラット(今でもカムリに使われている物)で、ロアアームは鍛造です。後ろはリーフリジッドです。内装はとても贅沢にできていました。

むかしの軽量なファミリアにロータリーを積んでいたので、とにかく直線だけはとんでもなく早い車でした。高速でははげしくリフトし、雲をつかむようなハンドリングです。コーナリングでも何度か怖い目にあいましたが、大破せずに円満廃車となりました。


昭和54年頃にのっていた、トヨタスターレット

エンジンは1300ccOHVと大したものではありませんが、軽量小型のため最高速は160km/hを超えました。サスは前は30カローラと同じマクファーソンソトラット、後ろは5リンクリジッドで、操縦性は古典的FR車でまずまずでした。軽量ハイギアードのため燃費も良く、家計に貢献しました。基本的にカローラ30を短縮した車体で後輪荷重が軽く、ドリフトの練習にぴったしでした。


昭和57年頃に乗っていた初代RX-7

12Aのサーマルリアクター仕様で公称130psでした。今の標準からするとかなり軽量な車体です。サスは前はマクファーソンストラットですが、ストラット長を短くするために変形コイルスプリングとなっていました。 後ろは4リンクとワッツリンクを組み合わせた物で、横剛性が優れていますが後輪荷重は軽くかなりのオーバーステアです。エンジン、サスとも軽くチューンして快適な車でした。できれば廃車になるまで乗りたかったのですが、留学のために義理の弟にゆずりました。

隣は当時持っていたホンダVT-250Fでこれも私のバイク史上一番の気に入りです。水冷V型2気筒8バルブ4カムシャフト電動ファン、前輪インボードディスク、油圧クラッチ、遊星ギア式変速器など、たいへん意欲的な作品でした。


昭和62年頃に乗っていたトヨタマークIIセダングランデ

エンジン1GEで、前輪ストラット、後輪セミトレーリングという車で、帰国した時に親戚からロハでもらったものでした。操縦性は当時の典型的トヨタ車で、全般的にコンプライアンス過大で直進性が甘く、エンジンは吹けませんでした。米国の物質文明に幻滅したときなので、車のデキの悪さはあまり気になりませんでした。


昭和64年頃にのっていたトヨタカローラSE-Limited

これは今まで私はまともな車に乗っていない事に気づいたので、日本で一番まっとうな車に乗ることにしました。これは2代目FFでトヨタの一番良いところが現れていると思います。聞くところによるとトヨタは全車種中でこの車に最大の開発費をかけているとか。設計は細部まで絶妙にできており、内装もミシリとも言わず、現在のカローラよりも細かい作りです。エンジンは1500cc16バルブでパワーと燃費のバランスがとれています。特に不満は無かったのですが衝突安全性に不安があったので手放しました。

欠点といてばデザイン上バランスの良い3ボックスにするために車室が狭いことでしょうか。もっともこれより大きくて車室がさらに小さいセダンが多数あります。車室の狭いセダンというのは、実に不思議な存在です。


平成8年1月から乗っているオペルビータGLS(ミントグリーン)

この車はシャーシがかっちりして安心感があります。車のサイズに対してホイールベースとトレッドは最大限に確保されており、パッケージのまっとうさは日本車の及ぶレベルではありません。そのかわり、後ろのタイヤは殆ど車体からはみ出ているように見えます。

エンジンはピーク性能よりは低速トルクを重視した設計。ただ見た目よりしっかりと重い車体とローギヤードなので燃費は普通です。サスはスプリングは柔らかめですが、ブッシュとダンパーは硬めでコンプライアンスは小さく、かなり路面の凹凸を拾います。そのかわり操縦性はすなおで、車体後半の横断面が大きいこともあって直進性がたいへんすぐれています。もちろん細かい作りはカローラに遠く及びませんが、デザインのかわいらしさとがっちりした作りは気に入っています。

かなり日本の小型車(Kカー、とくにキャロル)を研究した後が見られます。オペルはGM系なのですが、デザインは何となくマツダ(フォード系)に近いところがあり不思議だと思っていましたが、過去に人材の行き来があったことを知り納得しました。


これは私の物ではありませんが、以前見かけたスズキのロータリーエンジンのバイクです。エンジン仕様は定かではありませんが、水冷2ローター横置きです。排気温が高くて問題があったらしく、マフラー、エキパイは冷却のため大変長い二重パイプになっており、エキパイ前方に空気取り入れ孔があります。たいへんな珍品で、実物を見たときは驚きました。このページの趣旨とまったく関係ありませんが、REファンのために乗せておきます。
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