Feb. 28
山本式スーパーテレミンをロハで作る(要アマ電話級程度技術編)
Feb. 25
●山本式スーパーステルスノイズインシュレーターのナゾ(モデムのノイズ根絶編)
Feb. 20
●ソケット5をロハでソケット7に解脱させるナゾ(山本式VRMユニット製作編)
Feb. 15
●一瞬で見分けるダメなマウスのナゾ
Feb. 9
●アナログモデムの限界性能をさぐる(K56flex編)
Feb. 5
●とあるランキングより急速解脱のナゾ
Feb. 3
●風水学的パソコンパーツ占いのナゾ
Completely newly designed Super Theremin (PAT Pend.) has been invented by Tomoya Yamamoto, as of Feb. 8, 1999.
This Super Theremin utilizes three radio sets (superheterodyne radio set #1 and set #2 to play around and master radio #3). The composition of Super theremin itself is coupled in three dimensional manner without any wire hook-ups.
Here's how it works.
The master radio #3 should be tuned at around 1600KHz AM.
The radio set #1, closely placed around the master radio, is tuned at around 1145KHz so that its inner local oscillator of around 1600KHz is well received by the master radio #3.
The radio set #2, may be placed so as for the hand to proximate to its antenna (inner bar antenna or outer rod antenna). The radio set #2 is also tuned at around 1145KHz so that its local oscillator of around 1600KHz is well received by the master radio #3 so as to produce beat sound.
The artist may proximate his/her hand to the antenna of radio set #2 to produce the desirable beat sound from the master radio. The volume may be manipulated by proximating his/her hand around the bar antenna of the master radio #3.
Here is the sample performance.
Super Theremin performance by T.Yamamoto (Real Audio 70 kbytes, 33 sec)、 mp3 version 59270 kbytes (33 sec)
先日とあるBBSでテレミンという楽器が話題になっていた。これはロシアのLeon Thereminが1919年に発明したもので、詳しい情報はThe theremin home pageにある。また国内では「楽器」Thereminのページが詳しい。回路図もいろいろ発表されているが、動作が分かりやすく再現性のありそうなのはこちらである。
モノは世界最初の電子楽器だ。楽器からアンテナが縦に一本、横に一本出ている。縦のアンテナに手をかざすと音程が、横のアンテナに手をかざすと音量が変わるシカケである。回路図が読めるムキには蛇足で恐縮だが、音程は二つの高周波自励発振器のビート(周波数の差)を拾っている。発振器の一方からアンテナが縦に出ていて、手による静電容量の変化による発振周波数の変化分が音程になる。
一方音量だが、これも自励発振器から水平にアンテナが出ており、これに手をかざすと発振周波数と強度が変動する。発振器の出力は共振回路を経てダイオードで整流され双三極管の片割れに加えられる。これはもう一つの増幅器の片割れとカソードを共有しているので発振器の出力の変化でバイアスの深さが変わり増幅度が変化するシカケだ。
いまやミュージックシーンもサンプリングやMIDIに代表される厚みのないペケペケなデジタル音も飽きられており、クリエイティブなムキにはこういったオカルト風なアナログ楽器も人気がある。楽器屋に行くとトランジスターを使ったテレミンもどきや、LEDとフォトダイオードでパラメーターを変化させるシカケがミキサーが売っているらしい。
Webmasterは小学生の時にテレミン演奏をテレビで見た記憶がある。また回路図もオリジナルとその変形も多く見かけた。当然作って見たくなるのが人情だが最近は高周波のコイルなどが入手難なので、6石ラジオキットを3セットほど買ってきて部品取りして作る事になるだろう。
しかし、である。ただ1919年のオリジナルと同じような回路を作って出来ましたじゃあ、B級テクニカルラボwww.tomoya.comの名がすたる。既存のテレミンをエコロジー的そして風水学的に凌駕するシロモノで無ければボツだ。今までWebmsterが認めるクオリティーに達し無いためにこのページで日の目を見なかった?プロジェクトや追加実験進行中のプロジェクトも多い。
テレミンの回路を考えていたら観念が現実から奔逸し構造化を経て頭のなかに3つのオブジェクトがぽっかり浮かび結晶化した。そもそもテレミンには電気回路のような低次元なモノは不要なのでは無いだろうか??と言うわけで、今回の山本式スーパーテレミン(PAT PEND)は演奏が三次元的なだけでなく、装置自体も線材で接続されず三次元空間で結合している3つのオブジェクトからなっている。
それぞれはまったく同じ入出力メソッドを持った同じクラスに属するオブジェクトだが、オブジェクト同志の結合をヒトが三次元的に変化させる事により音程と音量を変化させ、最後に一つのオブジェクトがレシーバーとして働く三次元オブジェクト指向もしくはニューロコンピューター指向的?な装置である。
この装置の作成には5分、そのチューニングに3分を要した。演奏収録、デジタイズ、圧縮に各5分を要し、プロジェクト開始からインターネット公開まで約1時間を要した大プロジェクトである。能書きはいいかげんにして、Webmasterが演奏した作品を披露しよう。
山本式スーパーテレミン演奏 by Webmaster, Real Audio 70 kbytes (33 sec)、 mp3 version 59270 kbytes (33 sec)
なに、ヘタクソでノイズも混じっている?ヒトの才能とリソースには限界があるというもので、AMだとパソコンのノイズを拾うようだ。再生には Real Playerをインストールして欲しい。うまく演奏されないときはいったんダウンロードするか、あるいはブラウザーにRealPlayerの位置を教える必要がある。
さて、今回の録音に用いた装置?を公開しよう。装置は2つのラジオ(小型ラジオと目覚しラジオ、当然スーパーヘテロダイン式)と1つのラジカセからなる。スーパーテレミンの名前はスーパーヘテロダインに由来する(こじつけ)。
スーパーヘテロダイン方式とは、例えば1145KHzの放送局を受信するには内部の発信器で1600KHz(=1145+455)の周波数を作る。これと1145KHzをミックスすると455KHz(=1600-1145)と2745KHz(=1600+1145)の周波数ができる。このうち455KHzをフィルターで選んで増幅し検波して音声に戻す。
つまり周波数の異なる放送波を一定の低い周波数に変換することにより安定した選択性と増幅度を得るしくみである。ということは、常にラジオから目盛りより455KHz高い周波数の電波が漏れている事になる。これを利用するのがスーパーテレミンの原理だ。
まずラジカセをAMの1600kHzあたりの放送の無い所にセットしカセット録音を開始する。次に目覚しラジオを約1145KHz(=1600-455)にセットし、その局部発振波(約1600KHz)がラジカセで最大に受信されるようにする。さらに小型ラジオも同様に約1145kHzにセットし、その局部発振波(約1600KHz)が同様ラジカセで受信されるようにすると、ラジカセから2つの周波数の差(ビート)が聞こえる。
小型ラジオの局部発振器のコイルはバーアンテナに巻かれているので、そのあたりに手のかざすと局部発振の周波数が敏感に変化する。ビートは小型ラジオに手を近づけた時に最小になり手を放したときに高くなるようにすると、2オクターブ以上の音域が選られる。音量は目覚しラジオとラジカセの間に手を入れて調節するが、なかなかうまく行かず音量というよりはフェージングのように聞こえる。
この演奏を某BBSに公開したところ、”何という曲ですか?”と質問が来た。人生には学ぶべきことが実に多く、Webmasterも最近セクター脱落で記憶データベースが壊れているのではっきりしない。演奏はすべてポルタメントがかかるので、最初はウォーキングトーン調の音楽が音程が取りやすいと思う。シュスターコーヴィッチの宇宙的な音楽などにぴったしである。
テレミンの演奏は音程を決めるのに困難を極めるが、楽器のうまいヒトや絶対音感のある人なら5分も練習すればかなりモノになると思う。微妙な手の震えや指を揉むような動作がワウやフェージングを生じ趣のある音に仕上がる。特に演奏者がアル中の場合は効果的だ。
このページではWebmasterのこよなく愛するモデムのいぢり倒しを何度か取り上げている。デジタルなTAと違ってアナログなモデムはオーディオのように奥が深い。最近アナログモデムの限界性能をさぐる(K56flex編)で取り上げたように、モデムは外付け式が最も性能が良く内蔵式やカード式の性能が劣る事は当のメーカーですら認めている。
しかし正しかるべきWebmasterも時としてジャンキーな内蔵モデムを手にすることがある。今回のネタはF通の鬼っ子マシンMV205のナゾのオマケのモデム(FMV-FX43Z5、V1433VQH50-R2)である。F通にはマウスやモニターをはじめジャンキーな周辺機器がありがちで、このモデムも期待を裏切らない。ちゃんとしたRockwellの33.6kチップセットを使っているのだが仕様の性能が出ていない。
どうした訳か、流通性品がF通のOEMになったとたん何らかの都合でファームウェアやドライバーが改悪され性能がダウンし、同じOEM仕様の観音カメラや隠岐電気製より一段と性能が悪くなっていたりする。実にATIさんやRockwellさんに失礼である。
このモデムはパソコンがLAN接続で遊んでいたのをFAXとして他のマシンで使うことにした。もともと低レベルなサウンドカードと組んでボイス機能を実現する仕様のためにモニタースピーカーが無い。プロバイダーに繋ぐと予想通り33.6kbpsのアクセスポイントでは31.2kbps、28.8kbpsのアクセスポイントでは26.4kbpsしか出ない。じつに立派だ。
速度が出ないというのは信号レベルが低いか回線の周波数特性が悪いか、あるいはS/Nが悪いかのどれかであろう。同じ回線に他のモデムを繋ぐと33.6kbps出るところを見ると、モデムがノイズを引いている可能性が高い。
早速モデムの作りを風水学的に観察してみる。多層基板で表裏のランド面積が多く一応ノイズを意識した設計だが、デカップリングがプアで5V系に10uFが3個、12V系に10uFが2個しか無い。当然山本式スーパースロットスタビライザー改造として計1600uFのケミコンを加え、モデムをシールドに有利な一番端のスロットに差し、さらに電話線にもフィルターを入れて満を持してプロバイダーに繋いでみる。
がーーん。スーパースロットスタビライザー敗れたり!!!スロットからのノイズは減ったはずだが、このモデムのダメさはそんな生易しいものではなく接続速度はビタ一文改善していない。どうもシールドされていないアナログ回路が直接パソコン内のノイズを拾っているようだ。金属シールドを加えれば良いのだが、絶縁の細工が面倒だ。
そこでWebmasterが極秘ルートで入手した、あのステルス戦闘機にも使われている米国の最高軍事秘密の特殊材料を用いた山本式スーパーステルスノイズインシュレーターを使ってみよう。これを2枚ずつ二重に計4枚ほどモデムとサウンドカードの間に挟み込む。
これは特殊耐熱耐静電気性塩化ビニールによって被覆された内部の特殊物質が電磁波を吸収し熱に変換することにより、アナログ回路へのノイズ誘導を防止するシカケだ。ただ挟むだけで特に絶縁や接地、固定を要しないスグレモノである。
で結果だが、予想通り33.6kbpsと28.8kbpsのフルスピードであっさりと接続されるようになった。インシュレーターによるホンの数dB(希望的観測では約3dB程度か?)のS/Nの改善が効を奏したのだろう。
なに、特殊インシュレーターの孔の形が5インチの廃フロッピーのそれに似ている??
それが何に見えるかは見る人の意識の変容によるもので、人によってはこの特殊電磁波吸収材の事をそうも呼ぶかもしれない。いずれにせよ特殊ステルス器材が風水学的ノイズインシュレーターとしてパソコンに応用された事例は本邦初??だと思う。
内蔵モデムで今一つ速度が出ないとお嘆きの貴兄におかれてはダマされたと思って是非試していただきたい。他にもフェライト磁石製の若葉マークも効くと思う。特にスーパースロットスタビライザー改造との併用は効果的だ。
なおケースの底にセロテープで貼ってある3.5インチフロッピーはステルス器材では無くBIOSイメージや書き込みツール等が入っている。以前大和事務機器のPS/55が内部の接触不良で立ち上がらなった。強く叩いた所回復したが機器構成ヂスケット(大和方言)を要求し、それを深夜探し回った苦い経験以来の悲しい習性だ。確実に御利益のあるパソコンお守りと言えるかも知れない。
この変造に伴うトラブルに関してWebmasterは一切関知しませんので、各自の責任で行って下さい。
最近のセレロンとK6との確執は貧乏なWebmasterにも御利益をもたらしてくれる。以前“スロット1は21世紀の夢を見ることが出来ないだろう、そしてソケット7はISAバスのごとく21世紀まで生き残るだろう”と書いたときには非難轟々であった。多くの抗議のE-Mailが殺到し、多くのWebで“トンでも無いことを書いている”とののしられていた。
しかしその後は皆様ご存知の通りで、ソケット8、スロット1、スロット2、ソケット370、モービルPen-II(2種)、BGAなど設計が同じで細部の異なる余計な物がボロボロ出てきてメーカーもユーザーも行き先不明で物欲もヘタり気味である。
バベルの塔Pen-IIが無くなれば巨大ATXマザーと肥大ATXケースも不要だ。再度ATファクターマザー(スロットを削ったマイクロATXにあらずスーパーATファクターと言うべきか)とATマイクロタワーケースが増えるだろう。ATマイクロタワーより小さなケースも増えると思うが、拡張性やマザーの入替えに難がある。
DOS/V屋には大同小異な440BXのATXマザーが蔓延しヘドがでるほどだが、早晩大量の不良在庫となる予感がある。デュアルCPUのスロット1マザーとPen-IIは小規模サーバー向けに今しばらく供給が続くだろうし、不景気でヘタり気味のDOS/V屋もデュアルCPUマシン+RAID+3Dカードで物欲を煽る必要がある。
しかしスロケット(ソケット370スロット変換ボード)にセレロンを差して変造しデュアルCPUで使う流行はスロット1に止めを差す事になりかねない。イントルはセレロン内部に細工して変造を防止すると思うが、出来ることをポリティカルな理由で出来なくしたという事実がホログラム記憶として残るだろう。
イントルはセレロンとPen-IIの差別化を図ってきたが悉く失敗している。その最後っ屁がCPUのシリアルナンバーではなかろうか。プライバシー問題に対してイントルは電子商売認証用だと強弁しているが、本当はCPU周波数などの動作条件を管理する目算だったのかも知れない。
ところでアマノジャクなwebmasterはK6より値がこなれたM2(6x86MX)が好みである。何と言っても同じコア周波数で整数の処理能力がPentium-IIより20%以上も高いというのはたいへんな事だ。さらにM2の300MHz(コア233MHz)は\7000強と手頃である。
そこで、ミラーサーバーで188MHz(75x2.5)で動いていた固定倍率のP55C166MHzをMII-300(66x3.5=233)に換装し余裕を見て225MHz(75x3)で使っている。ベンチ性能はなるほどPen-IIの300MHz級だが、目に見えて仕事がはかどるワケでは無い。
サテ余ったP55Cをどうしよう。そこで観音カメラ製イノーバ5133(P54C133MHz)が目に留まった。このマシンはACERのOEMで、SANYなど数社に採用されているので見かける方も多いだろう。チップセットは430FXのソケット5仕様である。
マザーをよく見るとソケットの上にVRM(CPUのI/O電圧をコア電圧に減圧する板)のパターンがあり、11,12番(3.3V)と13,14番(Vcore)ピンに2個ジャンパーブロックが差してある。ソケット自体もソケット7の部品が使われておりジャンパーは単に3.3Vとコア電圧を短絡しているだけだ。ジャンパーが2個あるのは接点容量を稼ぐためだろう。
マザーの型番はACERのV30(-1, R01-N9)で、1997年にBIOSをver2.0に更新してある。P55CMMX対応かどうかナゾなので、こちらで見つけたY2K対応のBIOSに更新したが(無くなりました。ftp://ftp.acer.de/pub/pc/v30/bios/service_bios/ v30-1-n9y2k.binにあるらしい。なお更新しなくともY2Kは凌げるので初心者には更新を勧めない)。マザーが古いので上記ページのAflashのver3.02ではBIOSを書き込めない。どこかでAflashのver2.1もしくはver2.15を手配する必要がある。
まずそのままP55CMMXを差してみる。ソケット5にもコア電圧3.3Vで200MHzのP54Cがあったから動作するハズだ。確かに発熱するが1時間位ほっておいても大丈夫だった。ただしBIOSはPentium166MHzと表示するだけでMMXの有無は意に介して無いようである。やはり絶対定格を越えて使うのは気分が悪いので山本式自家製VRMを作ることにする。
I/O電圧を計ると3.32Vだった。コア電圧仕様は2.8Vなので0.52Vの電圧降下が必要だ。とすればダイオード一個で減圧すればOK簡単である。ただし電流容量は5A以上必要なので壊れたディスプレーのスイッチング電源の出力側についていた太めのダイオードを使うことにする。これならロハである。
ダイオードのリードは極太なので、ヤスリで削ってジャンパーピンと同じ四角断面に仕上げる。実践と変造を尊ぶWebmasterにとってヤスリでゴシゴシ削る工作は楽しい。写真のようにジャンパーピンにダイオードを差せば出来上がり。さっそく山本式VRMユニットをセットし数時間のテストランを行ったが何の問題なかった。電圧を測るとコア電圧が2.82Vとぴったしなのでイントルのスペック(2.7V〜2.9V)も満足している。
ダイオードはかなり発熱する。スペックではIcc2は4.75A(MMX166MHz)だが実際はもっと少ないようだ。接点の接触抵抗も不安なので、せっかくのヤスリ細工だがダイオードのリードをジャンパーブロックにハンダ付けした。用心のためにもう一つ廃なダイオードでVRMを作りパラに入れた。今度のはコネクターを使ったが、この方が変造が簡単かもしれない(写真右下)。さらに5インチ廃フロッピーの外皮を使ってCPUファンへの導風板を作った。VRMの仕様の詳細はイントルの資料を参照して欲しい。
メーカー製のゲタに比べるとはるかにシンプルかつエレガントで風水的な仕上がりである。ゲタの無い分高周波や電源レギュレーションに有利だ。コレがうまく行くということは、もう一個ダイオードで2.2Vまで減圧すればK6-2もイケルかも。
ただし最高速なK6-2だと一段目のレギュレーターが容量オーバーでパンクする可能性があるし、そもそもソケット5用BIOSがK6-2を受け付けるかどうかわからない。良く使われている一段目レギュレーターの仕様もこちらにある。
同じ方法はソケット5仕様でも実際にはソケット7を積んでいてVRMのコネクターやパターンが空きになっている他のマザーでも使える。巷ではソケット7の最新マザーが1万円前後で多数手に入るので更新するのも手だが、この方法だとソフトやハードに何の手を入れる必要が無い。K6やM2に換装して余ったP55CMMXを生かすのにお勧めの改造だ。
さらに430FXチップセットだとLinuxや386BSDのインストールでハマる可能性が極めて小さい。以前SiS5598チップセットのASUSのSP-97Vでは手間を喰ったLinuxのインストールも、430FXマシンではATAPIのCD-ROMも一発で認識され30分お茶を飲んでいる間に済んでしまった。友人が入れてくれと持ってきたWin98のインストールよりも早かった程である。
というわけで、古い430FXマザーをキープする意味が全くないわけではない。現在この文章自体もロハでソケット7仕様に解脱した観音マシンで書いているが、MMX166MHzだと通常業務には文句の無い速度だ。くれぐれもダイオードの容量と放熱にだけは注意してほしい。
使っているとすぐ動きが渋くなるダメなマウスの風水学的対処について、
ダメなマウスのナゾ (ネット史上初、山本式マウス改造法ビデオ編)
に書いたコトがある。これはネット界でも画期的??なビデオによるもので秘策によりサイズも320x240の22秒間の長編?にして70kbytesまで絞った。画像をよく見ると現代の画像圧縮のアルゴリズム(のボロ)までが見えてくる。
これに関してはナレーションが無いとか、顔が出てないとかいろいろコメントをいただいた。しかし音楽CDをかけ、ビデオキャプチャーを操作しながら演技してナレーションをせい、というのはムリである。
今回は第2弾として、ダメマウスを一瞬で見分ける方法を考える。サンプルとして図Aに登場するのは左から元祖M$マウス、元祖マッキントッシュマウス、元祖FM/Vマウス、某N社マウス、某M社マウスと各世代を代表する選りすぐりだ。
元祖M$マウスと元祖マックマウスはその時代には他にチョイスが無かった。やや嵩高の某N社マウスもDOS/V初期にPS2規格といえばコレしか無かった。平べったく大きい某M社マウスは滑りが良いので現用の地位を確保している。
さて図Bではプロファイルを見てみよう。元祖FM/Vマウスは東証一部上場企業のマウスの中でもっともダメなマウスだろう。ポインターの動きが渋いのはマウスの孔を大きくする山本式変造である程改善するが、長く使うと手首が痛くなる。原因はマウスの手前側が高くなっているからで、コレのおかげで手首が机から浮き気味になり指を大きく前下方にのばす必要がある。
おまけにこのマウスではボールがコード寄りにあるため、嵩のあるマウス手前部分に力をかけるとボールが浮いてしまう。当たり前の事だが、ボールは中央もしくはわずかに手前の一番過重がかかる付近にあるのが望ましい。
嵩が高い割に感じが良いのが嵩高な某N社マウスである。ボタンが高い所にあるので手首を机に付けても指が届きやすい。原用のM社は対照的にロープロファイルで前後に充分なサイズがあるのでラクチンである。
ボタンの操作力とストロークも問題だ。元祖FM/Vマウスはトルクが要る上にストロークが過小である。それだけでは無い。コードの出る位置の高さが高いほど良いのだが、この点でも元祖FM/Vマウスはコードの出る位置が低くコードが机を引きずる部分が長くペケである。
次に図Cでボールの大きさを比べてみよう。元祖M$マウスは本来はステンレスの球が入っているのだがゴムのに変えて有る。これと元祖マックマウスのボールは直径2.5cmとかなり大きく重いので、少々ゴミが付いてもスリップしにくい。
対して元祖FM/Vマウスのは直径2cmと一番小さい。某N社マウスと某M社マウスのは直径2.2cmと標準的大きさである。たった2mm程度の差だがボールが小さいと重量が軽く、また接地面積が小さいのでスリップしやすい。
最後に図Dでディテールを見てみよう。某M社マウスは安物で知られるメーカー製ゆえにまったく期待していなかったが滑りが良いので自宅でも仕事場でも居着いてしまった。さてどこに細工があるのだろうか?
このマウスはロープロファイルで前後に大きくボールが中央にあるため走行が安定している。テフロン樹脂の部分も長くて広く、角が落としてある。さらにケースの角やネジ孔の角まで落としてあり、抵抗が少なくなっている。隣の元祖FM/Vマウスと比べてみて欲しい。
というわけで、マウスを買うときには店頭で滑り具合やボタンのトルクやストロークなどを吟味して納得の行くものを選ぶことをオススメする。ボタンやホイールがたくさん付いていても基本性能である滑りやポインターの動きが悪くてはどうしようもないし、風水や健康にも悪い。
追加
マウスの孔を大きくする変造後にもポインターの動きが依然として渋いマウスがあるが、これにはさらなる風水学的秘策がある。
マウスをひっくり返してボールを取り出して見て欲しい。ボールの動きを拾う細長い円柱があるので、これに紙ヤスリで円柱の軸方向にまんべんなく擦り傷を付ける。これでもダメならポイしよう。
最近の内容が各方面で物議をかもしているようだ。意識しない内にごく普通のホームページがあやしい商売の片棒を担いだり個人情報を持ってかれたりする可能性があるので注意して欲しい。Webmasterがバナーを嫌い、リンクを厳選している理由もそれだ。あやしいページは前述の注目点を意識すればすぐに知れる。
ある日Webmasterはパソコン屋SI店にいた。Webmasterはパソコンショップを訪問するのは3月に一回(マザーボード交換は3年に一回)と決めている。そこで山葉のTAを買おうとしたが無かった。なんとモデムの在庫も無い。聞くと”もうモデムは置いてません”。
世の中には、TAでなくモデムで無いと困るシチュエーションは五万とあるのに、である。ISDN商売に絡む何らかの事情があるようだ。次に日本有数の規模のA店に行った。ここは祖父地図と似て雑な商売だが、もともとパーツ屋だったクセが抜けず小物を揃えている。
山葉のルーター付きTA(TA付きルーターか?)を見に来たのだが、なぜかムロンのモデム(ME5614D、K56flexとV90対応 \12600)が目に入った。自宅の複雑なトポロジーのホームテレホンのISDN化工事も難航しそうなので、時間稼ぎに安物モデムで56kモデムの限界性能を試してみることにする。
Webmasterとモデムとの関わりはNYでのBell規格300bpsから随分長く、それなりにモデムに思い入れがある。最初の300bpsモデムはラジオシャックの手動式だった。その後、仕事場(VAX780)ではチャプター11となったHayesの歴史的名作スマートモデム1200を、自宅ではKセラの1200bpsを使っていた。今度のモデムは300、1200(2台)、2400(2台)、9600、14400(3台)、28800(2台),56kと12台目にあたる。
以前モデム選びを、
●PPP接続をロハで高速化する方法のナゾその2(山本式ブロックモード設定編)
に書いたとおり、スペックは何の意味も持たない。銘柄が効く。どれも同じようなDSPチップを使っているのだが、部品配置や配線、ファームウェア、ノイズ大策で大差がつく。残念ながら米国ブランドの有名品のほうが使いやすく、マニュアルも詳細だ。
モデムにも外付け、内蔵、カードで性能に大差があることはこちらやこちらに書いた。現に愛王データが自社のモデムのテストで外付け、内蔵、カードでは性能に格段の差があることをホームページに公表している。
国産ならムロンやアワイ、日の丸電気あたりの、長らく小改良が続いているモノを選びたい。同じ値段でPソニックもあったが、ここのは以前PHSとの相性が風水学的に凶だったので近寄らないことにする。国産モデムのジャマな規制もかなり緩和されて性能も良くなったが、依然マニュアルがワザと不備で未公開設定が多いのが困る。
さて比較データだが、以前のマイクロコム28.8kbpsに、山本式ブロックモード高速化設定とMTU最適化設定)を施したデータがコレで、平均4kbytes/sec弱だった。テキストデータを送れば瞬間的に6kbytes/sec以上になるが、28.8kではこのあたりが限界だった。
それではムロンモデムを試してみる。まず33.6Kは極安極低速で悪名高いBekkoameにつなぐ。これとテレホーダイの組み合わせは依然コストでは無敵だ。仕事場で専用線接続のサーバー群を使っているWebmasterにとっては、プロバイダーがどこであろうが、TAであろうがモデムであろうがどれも遅い事には違いない。
問題の56kだが、福岡でK56flexのアクセスポイントを持つプロバイダーで、入会金が無く従量式(7円/分)なのはプララだけだった。早速ホームページから入会手続きをして接続してみたのが右側のデータである。
モデムにはフェライトコア等のノイズ対策を行った。ムロンモデムにはブロックモードの設定は見あたらなかった。国産モデムらしく多くの非公開設定があるようだが、今回はスナオに添付されたinfファイルを使用する。tcp/IPのパラメーターはMTU=576、TTL=64、Rwin=2144にしてある。
深夜、ftpで圧縮データを転送し持続的な負荷をかけながらテキストの多いページをブラウズしてみる。33.6kでは持続部分で約4kbytes/s強、テキストの多いページでは瞬間で7kbytes/secを越える。持続部分はおおむねマイクロコム28.8kの10%増でカタログ性能を満足しているようだ。bekkoameは混んでる時間さえはずせばマズマズである。
さてK56flexはどうだろう。本当にモデムが56Kbpsでつながったかどうかは古いWin95では115kと表示されるため不明だった。データを見ると持続部分は安定して約6kbytes/sec強であり、これは33.6k接続の50%増というところ。そもそも56kbpsは日本の送出レベルでは不可で50kbpsが現実的とも言う。いずれにせよ圧縮データ転送でも50〜56kbpsのカタログ性能は満足している。
おもしろいのは、これにテキストなどの圧縮が効きやすい負荷を掛けてもビタ一文数字が伸びない事だ。これはプロバイダーとその上流、データ圧縮そしてパソコン-モデム間速度(115kbps)などの問題が絡んでいて限界に近いだろうか。
というわけで、K56flexの平均6kbytes/sをどう考えるか?である。データを見る限り宣伝ほどISDN64KのK56flexに対する速度面でのアドバンテージは無いようだ。それ以上にプロバイダーやその上流の問題が大きいと考えるからである。災害や停電の事を考えると、従来の電話線も悪くない。
専用線を深夜に使っても平均数kbytes/s出ればまずまずで、20kbytes/sだと速く感じるものだ。K56flexは速度面ではISDN64kに匹敵するので、ホームテレホンなどの機器やトポロジーの関係でISDNを引きにくい場合には依然廉価で有力なチョイスである。
みかかの考えるバラ色の未来は、”当然光ファイバーを各家庭まで”だろうと思う。しかし、依然としてメタル資産も捨てがたい。メタルにもXDSLなどの未来が十分にあり、今後のインフラは資産と必要な資源、そして実益のバランスの上にチョイスされるべきであろう。
Webmasterは、世界で二番目に豊かな国、いやセキュリティーや人間関係を考えれば世界で一番ハッピーでオプティミスティックな国である日本が、どれくらい世界の資源を独り占めにして消費してしまって良いのか、思いを致すところである。
この頁は、神聖なる啓示によりとあるランキングから急速解脱いたしました。理由は上下に並んでいる多くのリンクにある特有の魔破亜体臭を感じたからです。いままでのWebmasterの不明に深くお詫びいたします。
あやしいページに注意(www.tomoya.comを含めて?)
1.ページの開設者の顔が見えてこない。
個人の趣味のページであれば開設者の情報以外に主義、主張、仕事、家族、他の趣味、思いこみ、偏見、偏屈、非常識、錯覚、生活臭、好き嫌いなどの余計な情報、つまりノイズがあるはずです。だれが作っているのか人間らしいノイズがまったく感じられないページは有りませんか?プロファイルのページはありますか?リンクにも開設者の顔が見えない同じ様なページばかり並んでいませんか?
2.タダほど高いものは無い
やたらプレゼントしているページは無いでしょうか?バナーを押す度によくわからないオカネをくれるページは無いでしょうか?世の中そんなに甘くありません。インセンティブを利用してあなたの住所、氏名のみならず銀行口座の情報まで収集しているページは無いでしょうか?ページの冒頭にメイルニュース登録のためにあなたのE-mailを要求しませんか?結局入手したメイルリストで宣伝メールを送りつけたり他の用途(勧誘?)に使う可能性があります。
3.架空サーバーにご用心
インターネットに正しいIPのサーバーを立ち上げている場合、アドレスにpingやtelnetやtracerouteを打ってみると架空サーバーかどうかわかります。ユーザーページの紹介が全く無いプロバイダーはありませんか?販売のページでは会社やサーバーの住所、担当者や電話番号、銀行口座は明記されていますか?電話やISDN回線を販売していながら電話番号が無くてメイルアドレスだけなんて事は無いでしょうね。
4.ハイテクな技法を使ったページにご注意
人が好みそうなオカネ、宝石、健康食品、漢方、インスタント食品、エコロジーグッズ、ファッション、子供服、性格診断、占い、ペンション、エステ、化粧品、フリーマーケット、、アイドル、アダルト、タレント、アニメ、MP3、パチンコ、競馬、インディ系音楽、旅行、車売買、アルバイト、仕事紹介、結婚紹介、出会い、裏情報、無料伝言板、携帯電話、ISDN、OA機器、専門学校、プロバイダー、ゲームソフト、コンサルタント、保険代理店、名簿販売、SOHO、建築などの話題のページで、突然ハイテクなメイルニュース登録、ユーザー登録、バナーリンク登録、3Dグラフィック金文字、儲かるリンクなどが出現しませんか?トクすると称するバナーだらけではありませんか?メカニズムの説明が不明なランキングやランダムリンク、相互リンクはありませんか?
6.サーバーの名前に特徴がありませんか
名前やアドレスのどこかに、”A”、”M”、”O”、”U”、”ア”、”オ”、などの文字がありませんか?有名なページに類似した名称を使っていませんか?やたら、”安心”、”確認すみ”、”超安”、”激安”、”お仕事”、”お店やさん”とかいう言葉を乱発していませんか?大手の通信、電話、パソコン、運送、クレジット会社の名前、商標や取引実績を強調して信用を借用していませんか?
うたた寝していると変なユメを見た。パソコンの精がWebmasterにパソコンパーツ占いのご神託を授けるユメである。所詮ユメなのだが、気になったので書いておく。個々のパーツの品質に問題があるわけでないようで、それを特殊なシチュエーションで入手する行為が風水学的に凶らしい。
ケースにつひて
正しきミドルタワーATXケースなるも丸きインジケーターとスイッチありて下方なぜか膨らみ水平溝あるは良からず。作り電源悪しからずも、”型番九六八”は風水学的に大凶なるべし。
FDDにつひて
3モードにてギリシャ神話の”大航海技術”に寄るべからず。
ビデオカードにつひて
”VGAカード”と言ふ商品名に注意すべし。”頂上を見たる”、あるひは”不明な札”に注意すべし。
サウンドカードにつひて
”研究室への道”は気の流れと逆行すべし。USBスピーカーに凶の物あり。
ネットワークカードにつひて
”LANカード”と言ふ商品名にしてSより始まるメーカー名に注意すべし。
マウスにつひて
”鯨”のユメ見たるは凶。”4次元”体験も良からず。
パソコンショップにつひて
網の土手まことに遠ざくべし。他にも優雅な国産苺を好む三猿が電脳波に魔法世界超都市電脳革命を起こすユメも大凶。他にもあまたありぬべし。万が一にも旗貼れば母頁、名前、住所、電子手紙リスト、銀行口座等すべてまだか連鎖にて把握され思わぬ災い被るべし。
盛業にして社員アルバイト募集無く工場より別送し店休日異常に少なく取引銀行口座明記無く後日指定さるる等は実に奇妙なるべし。あなかしこ。あなかしこ。
以上がユメである。あくまでもユメなのでである。..