上の写真のコメントの様に、絞りは"f1.8"とか"f5.6"等の"f"がつく数字で表されます。
通常のレンズの場合、絞り値は小さい数字から大きい数字へと沢山書かれています。 |
例: f1.0, 1.4, 2, 2.8, 4, 5.6,
8, 11, 16, 22, 32 |
この数字が1つ大きくなるごとに、一定時間に通る光の量は半分になり、 1つ小さくなるごとに、一定時間に通る光の量は2倍になります。
この絞り値とシャッタースピードを組み合わせて、露出を決めるのです。
例えば、シャッタースピードが"1/500"で、絞りが"f5.6"で適正露出の場合に、シャッターを2倍の時間"1/250"にしても、絞りを半分の"f8"にすれば同じく適正露出になるのです。不思議ですね〜?
えっ? 全然意味がわからない? 安心してください、今はまだ解らなくても全然OKです。だって、この事をマスターすれば、マニュアルカメラをマスターしたような物ですから・・・(いいすぎ?・・笑)。
ゆっくりと理解して行きましょう!
レンズの絞りを開放にした時の F 値を、開放絞り値(開放 F 値)といい、最も絞った F 値を最小絞り値といいます。「だからなによ!」と言わずに、まぁ聞いてください。開放F値の小さいレンズを使えば、ファインダーでも明るく見やすいし、暗い場所でもシャッター速度も稼げて手ぶれもしにくく、なんと言っても背景をぼかしたキレイな写真が撮れます。こういうレンズを「明るいレンズ」と言います。明るいレンズだと良いことだらけなのですが、開放
F 値を小さくするためには、レンズの口径を大きくする必要があり、レンズも大きく重く、設計も難しくなるので、値段も高くなってしまいます。例えばキャノンの”EF50mm
f1.0L USM”は、値段が37万7千円もするそうです・・・ 凄いですね・・・ ハァ。 |
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