スパイス料理人のテクニック
                                 
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美味しく食べて明日も元気に

薬に頼って体を治そうとし薬で押さえれば,その分何らかの副作用を引き起こしてしまい,どこかに限界があります。それよりも普段の食生活に”一手間をかけ”美味しく食べながら健康を保つほうが賢明なやりかたです。
スパイスは,料理に風味や香りを与えてくれる調味料だけではなく体を丈夫にしてくれる働きをも発揮してくれる「生薬」でもあります。
例えば,胃腸薬の成分表示に桂皮、ういきょう,甘草(かんぞう)、丁字,と書いていますが実はスパイスなんです,桂皮はシナモン、ういきょうはフェンネル,甘草はリコリス、丁字はクローブ。こう書くともうお分かりですね。(奥がふか~~いんです)

スパイスはホールを,目的に応じてその都度ひいて使ってもいいのですがパウダーと両方あると使い勝手がよく,ペッパーミルや乳鉢を使ってもシード等砕けないスパイスもあります。(ホール使用法、後述)

スパイスを使うタイミング
スパイスの香りと色の元は含まれている揮発油(精油)で非常に揮発しやすく水には溶けません、まずこの事を知っておいてください。
スパイスには下ごしらえの時、調理中の時、仕上げ時(テーブル.スパイス)としての使い方がそれぞれあります。気をつけなければならないのは、加熱することで料理の味が作られる途中に使うスパイスで、揮発性が高い精油は、調理温度が上昇するにつれ拡散し香りを出し、したがって煮えたぎる中に入れますと一瞬にして精油が消え香りがない料理へとなります。

  • 比較的、低温のほうが風味が浸出しやすい
  • 煮込み料理は沸騰する前、早めに
  • 炒めや揚げは下ごしらえの時点で
  • 着色目的で水や油の場合でもゆっくり加熱し風味も同時に引き出します

肉、魚、どんなスパイスを使うか
スパイスは香りを楽しむ嗜好品ですから個人的に差があり好みもありますから、余りこだわらずに相性を見つけて下さい。

  • たとえば癖の強いマトンやラムならミントやオレガノの強い香りを
  • 淡白な白身魚でしたらフェンネルやディルのやわらかな香りを
  • 強い香りをもつスパイスは、個性の強い素材にあわせる

スパイスをブレンド
スパイスを数種類ブレンドして使うと味もまろやかになり香りも複雑になります

  • 香りの傾向が似ているもの同士をあわせる
  • こしょうを使う感覚で控え気味に
  • 全量がこしょうより多くならなない(使わない)事
  • こしょうは他のスパイスをまとめ上げる様な用い方で
    穏やかな風味
  • ローズマリー、セージ、セロリ、コリアンダーほか
    強い風味
  • オレガノ、バジル、マジョラム、タイム、タラゴン、ローレルほか
    スパイシーな風味
  • オールスパイス、カルダモン、キャラウェイ、クミン、クローブ、シナモンほか

誰でも簡単、ハーブビネガーとハーブオイル

一般にハーブビネガーやオイルはフレッシュで作るものと思われていますがホールを使うと簡単に作ることができ、すぐ使え応用が広いものです。
ホールとパウダーの使い方に不慣れな方でしたら、ホールはオイルとビネガー用にパウダーは以外の料理目的にと使い分けるとやりやすいでしょう。

スパイシービネガー
作るにはワインビネガーやアップルビネガーでなくとも米酢を一度さっと煮立てホールを一週間程漬け込んで下さい、こだわらなければ普通の醸造酢でも,色付け目的でしたら翌日すぐに使えます。ラベンダー、ハイビスカス

スパイシーオイルは
スパイスの風味だけでなく、辛みや色も油の中に溶け出すのでスパイスの種類によってさまざまなオイルを作ることができ抜群の相性で、すぐ使えます。オイルを暖めスパイスを入れ、香りがたったら火を止め冷暗所に移します。オイルは好みで。炒めものやソテー、スパゲッティ他、用途に応じ数種類作り置きしておくと何にでも使え重宝します(和、中にはしそ、しょうが、ねぎ、にんにく、唐辛子、山椒等)

オイルだけでも本格的なプロの味に近づき、後はフレッシュハーブを添えれば立派なハーブ料理の出来上がりです。スパイスを使い慣れるにはレシピよりもアイディアを生かし気軽に何にでも使ってみて試してみることです。

もし出来上がった料理が薬臭いようでしたらスパイスの分量が多過ぎで、素材の持ち味より勝ってはいけません。風味のみにとどめるのが上手な使い方です。そして、更に楽しみながら我が家のスパイシーな味に挑戦してみて下さい。

スパイシービネガー

ガーリックビネガー
カップ半分のビネガーに一夜干しのニンニクを2^3片,フレーバーがついていないビネガー,もしくは米酢に漬ける。野菜やハムやソーセージ入りのサラダに。

ゆずビネガー
新鮮なゆずが出回った時に皮だけを陰干し冷凍保存し,使うとき2^3片を米酢カップ半量に入れて和食時に。

バジルビネガー
フレッシュのバジルの葉2^3まいを刻んで,食べる直前にビネガーカップ半量に漬けサラダのドレッシングに。

スパイシーオイル

ペッパーオイル
オイルカップ半量を温め,砕いたこしょう大さじ1を入れ、再び熱くなったら火を止め、保管。辛み用には黒こしょう色を仕上げるには白こしょうを使いどんな料理にも使えて重宝。

クミンオイル
サラダ油カップ1を温め、クミンホール大さじ1を入れ、焦がさないように煎り、はじける前に火を止める。野菜を炒めるとインド風の味付けとなります。

ジンジャーオイル
ショウガ2^3片を温めた油に入れ香りが立ったらとりだし中華料理や魚の炒めに,同じようにネギやシソなどでも。

ローレルオイル
折り目をつけるか、ちぎるかしオリーブオイルにそのまま漬けます。ローレルは香りがつきやすいので使用する数十分前に,カップ1に対して2枚位。

イタリアンオイル
温めたオリーブオイル半量,ガーリック(コース)タイム,セージ,オレガノなどのホールを加え上記のようにし,保存。ドレッシングやイタリア料理に。
取りあえずスパイシーオイルだけにでも挑戦してみて下さい”難しい事は何もありません”ハーブを使ったオイルだけでも随分風味豊かな料理へと変身し,ハーブが材料の旨みを引き出し深い味わいとなります。(ブレンドティーのスカボロフェアでもお試しいただけます)

注意”
スパイシービネガーとスパイシーオイル両方でドレッシングは作らない方が無難です。両者を合わせますとスパイスの分量が多くなりすぎ薬臭くなります。どちらか一方を使うように

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