star watching

Star Watching


やっと涼しくなってきました。秋の夜空は神話の世界です。まずは夏の星座でおなじみの夏の大三角形の復習からです。

さて、10月5日午後9時ころ(あるいは10月20日午後8時頃)には、天の川が天頂よりやや西に見えますが、ほぼ天頂に大きな十字型のはくちょう座が見えます。それよりやや南よりにこれより少し小さい十字型のワシ座が見えます。はくちょう座とワシ座の中間の西よりにこと座のベガという星が見えます。はくちょう座のしっぽのデネブ、ワシ座の中心のアルタイル、こと座のベガを併せて夏の大三角形と呼びます。どの星も1等星以上なので明るい星です。

これより東に、ペガサスの四角形というのが見えます。四角形を構成する一番北の星は、アンドロメダ座のα星です。それよりさらに北東にはペルセウス座が見えます。ペルセウスのもったメドゥーサの頭にあた星が、変光星のアルゴルです。また、ペガサス座の北側には、おなじみのカシオペア座も見えます。

秋の星座の神話はロマンチックです。ケフェウス王の后のカシオペアは娘のアンドロメダの器量をじまんしていました。ポセイドンは美しい娘たちのネレイドをけなされたので、おばけくじらを送って災害をもたらしました。ケフェウス王が神を伺いをたてると、アンドロメダをいけにえにするしかない、とのことでアンドロメダを海岸に鎖でつなぎます。

そこに、おばけくじらが現れるのですが、天馬ペガサスにまたがったペルセウス王子が現れます。ペルセウス王は、その顔を見たら石になってしまう、というメドゥーサを退治した帰りで、メドゥーサの頭をおばけくじらに向け、石にしてしまいます。

当然アンドロメダ姫とペルセウス王子はできてしまうわけです。また、この神話には多くの後日談があります。

カシオペア座は有名なW型の星ですが、このWの字の情報にたどると北極星が見つかります。カシオペア座と北斗七星(ひしゃくのおおくま座)は北極星をまたいでちょうど逆の方向にありますので、どちらかは一年中見えます。

またアンドロメダ座の膝付近には、アンドロメダ大星雲M31が見えます。これは星雲といっていますが、実は銀河で、我々の銀河系から230万光年という、すぐ近所?の距離にあります。われわれがすむ地球は、局部超銀河団、乙女座銀河団、局部銀河群、 銀河系、太陽系に属しており、この尺度からすると、アンドロメダ大星雲は、銀河系のすぐ近所ということになるわけです。

早見盤が無いむきには、
*http://www.ask.or.jp/~mika/ 星の話の部屋はステキなページ。星座絵と神話。
*http://www.st.rim.or.jp/~mitsui/TN.htmlがきれいです。ただし表示は英語です。また
* http://www.aix.or.jp/cgi-bin/astro-starchart-jisもきれいです。これも英語表示。他には
*http://www.astro.wisc.edu/~dolan/constellations/があります。

*http://bradley.bradley.edu/~dware/もとてもきれいなおすすめサイトです。

米国Sky&Telescope誌リンク*http://www.skypub.com/も役にたちますよ。

米国Astromy Magazine誌の*http://www.kalmbach.com/astro/astronomy.htmlも有名です。


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