アフガニスタン地図

アフガニスタンは諸民族の通り道と言われ有史以来、戦乱が絶えることがない。地形もまた独特で、カンダハルから南東、ヘラートから西は開けている。ただヘラートからカブールまでは相当の距離がある。ここから侵略しようとすると、補給路が長くなるのが避けられない。

またヘラートの南は砂漠であり、北は山地となっていて、ヘラート方向から侵攻しようとするペルシャ人は南北と連絡をつけることができない。このようにして、ペルシャ人の侵略の試みの多くは失敗した。

それでは北からはどうだろうか。この方向は南部に出るためには幾多の山脈を突破せねばならない。ところがアフガニスタンは元々カブールとカンダハルの二つの目をもつ国で、カンダハルまで退かれると、補給路が長引く反面カンダハルの抵抗勢力は南部から補給を得ることができる。つまり制圧するのが困難だ。

イギリス人のとった東からの侵攻はどうだろうか?カイバル峠の両側は山地で大軍は通ることが難しい。ところが、カンダハル方面と策応した攻撃を行うことは困難ではない。ただこの一帯南北ともパシュトーン人の故郷でもある。ともかく進撃を試みるには、このルートが両目、カブール・カンダハルに近く最も合理的な道と言える。ただ、カイバル峠からカブールまでの道は稜線に敵がいた場合、谷間での防戦は困難である。またカブールに向かう中間地点のジャララバード、カブールとカンダハルの中間地点のガズーニを抑えることは兵站上必須である。


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