ただそのひとひらだけで、わたしが受信しようと
待ち続けていたものが明確になってゆき、
あまつさえ、それが暖かなものであったので
ちょっぴり救われた気もしたりしなかったり。
花霞が電波を喰らうと気付いた時には
手遅れでしたけど。